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425 顧客に書いてもらったWebコンテンツの添削例。(稲田)2023/11/2

Web活用支援をしている技術系BtoB様。「コンテンツを書いたので添削をお願いします」とご連絡をいただきました。専門的な知見もあってよい内容でした。

お客様が書いたコンテンツ

◯◯加工機とは〜〜〜と呼ばれる〜〜〜を上下面同時に◯◯する装置です。半導体ウエハや、光学部品などに利用されており、一度に多数枚を加工する◯◯加工となっています。高精度に、効率よく◯◯できることが利点です。多数枚の加工が前提となるため、1枚、2枚の加工時にはダミーワークが必要なるので注意が必要です。

「書いてもらったら褒める」を添削時の基本にしているので、下記のようにお返事して修正案を出しました。

「とても端的にわかりやすく書いてくださってありがとうございます!せっかくなので、よくばって『まとめ』も入れてみたらユーザーにより分かりやすいかもと思いました。ご検討ください」

ぼくが書いた修正案

◯◯加工機とは〜〜〜と呼ばれる〜〜〜を上下面同時に◯◯する装置です。半導体ウエハや光学部品などの◯◯に広く活用されます。多数枚を一度に加工できるので、高精度でありながら生産性を高められるのがメリットです。多数枚の加工が前提となるため、1枚、2枚の加工時にはダミーワークが必要なるので注意が必要です。

用途(代表例)
半導体ウエハや、光学部品など
メリット
高精度に効率よく◯◯ができる。生産性が高い
注意点
1枚、2枚の加工にはダミーワークが必要

この修正案を見たお客様のお返事がこちらです。

「箇条書きにしたほうが、わかりやすくなりますね。文面にもあるとダブってしまうのですが、文面の方を消した方は消した方が良いでしょうか」

これに対して、ぼくのお返事。

「さっそくのご確認ありがとうございます!ダブりについてはぜひ本文にも残せればと思っております。Webコンテンツのよくある手法に、本文に書かれている重要点を抜き出して、【見出し+箇条書き】で再度伝えるがあります。分かりやすさもありますが、Webコンテンツのユーザーは基本的に流し読みをするので、流し読みの過程で発見できるようにしておく意図でもあります。流し読みをするユーザーに【見出し+箇条書き】で『お、これは知りたいことだ』と思ってもらって【本文】を読んでもらうという相関関係にあるので、ぜひ本文にも残せればと思います」

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Web制作者にとっては当たり前の手法ですが、日常的にWebコンテンツを書かない方には気づきづらいですよね。内容がダブったら消した方がいいのかな…と思うのも当然です。日々のタスクの中で丁寧に意図をお伝えすることがWeb活用支援の大切な仕事だと思っています。これを一年続けたら「Webコンテンツが書ける製造業」になっている。かもしれない。そこまでご一緒するのがWeb活用支援の大切な役割です。

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