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271 。「これをしたい」と考えた解決方法が実は課題解決になっていない。(稲田)2022/12/23
『「課題解決」するなら思考する順番を意識したいよね、の話』というブログを興味深く読みました。
チームメンバーからプロダクトの機能追加や改修を依頼されるときに「具体的な機能として修正内容を伝えられる」ことがあります。
「なぜその機能が必要だと考えたのか」とヒアリングしてみると、困っている事があって解決したいからだということが出てくる。さらに、どんな課題であるのか、その背景にはどんな前提条件があるのか……と深掘りしていくと、実は当初言っていた「◯◯のように機能改修」を実施しても表面的な部分しか解決できず、本来解決したかった問題が悪化したり、それどころか別の課題をも増やすということがわかる……こういうの、珍しいことではなく、この手の仕事しているとよくある話なのですね。
ここではプロダクトの改善を例に出していますが、「これをしたい、と考えた解決方法が実は課題解決になっていない」みたいな事は、どんな仕事でもプライベートでもよくある話なのですが、何故そうなるのかをもう少し考えてみます。
特に、「これをしたい、と考えた解決方法が実は課題解決になっていない」には大いに頷きました。
Web制作の場面でも日常茶飯事です。クライアントワークの宿命なのかもしれません。Web制作時に顧客からいただくデザインやコンテンツの修正依頼の意図が分からないときもよくあります。
その際は「修正指示じゃなくて、何がしたいかを教えてください。一緒に考えましょう」とよく再依頼しています。
「AAをBBに修正してください」
「はい。できました」
じゃなくて。
「AAをBBに修正してください」
「なるほど。ちなみにどんな理由でBBにされたいか教えてください」
「◯◯をもっと◯◯にしたいと思うんです」
「なるほどー。いいですねえ。そしたらBBじゃなくて、CCというてはどうですか?CCだと◯◯がより強化されると思うんです」
「おお、いいですね。そうしましょう」
ぼくはこういう風に仕事をしたいと思っています。
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