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343 採用サイトを新しくしただけでは成果は薄い。(稲田)2023/6/27

人手が足りている企業の特徴TOP3、3位定年の延長、2位働きやすい環境、1位は?』の記事が興味深かったです。

正社員・非正社員の人手不足の状況とその要因について尋ねたところ、『人手が不足していない要因』では、「賃金や賞与の引き上げ」と回答した企業の割合は51.7%と5割超となり、最も高かった(複数回答、以下同)。

https://dime.jp/genre/1611303/
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人手不足に有効な施策の調査

  • 1位 賃上げや賞与の引き上げ

  • 2位 働きやすい環境づくり

  • 3位 定年延長やシニアの再雇用

まあそうですよね。賃上げが難しい地方中小企業は人手不足でこれから本当に苦しむと思います。下手すると仕事はあるのに受けられない状況になる。事業体制を維持できない。それが一番怖い。


企業は「選ぶ側」から「選ばれる側」になった

地方の中小企業はこれから人手不足になるので、「だから採用サイトを作りたい/リニューアルしたい」というご相談が今以上に増えるだろうと予想しています。制作会社としてはありがたいことですが、個人としては「採用サイトを新しくしただけでは成果は薄いだろうな…」と思っています。

だってそうですよね。人手不足とは企業が「選ぶ側」から「選ばれる側」になったということですから。その状況変化に対応することなく採用サイトだけ新しくしても入社希望者が増えるとは思えません。「選ばれる理由」がまずあって、それを伝えるための手段がWebサイトです。

「人手不足だから採用サイトを作りたい」は間違いではないですが食い違っています。「人手不足だから選ばれる理由を強化しました。◯◯です。それを伝えたいので採用サイトを作りたい」が本来の筋道です。Webサイトを作る前に社内でやって頂くことがある。採用サイトの場合は特にそれが顕著です。

Webサイト自体がバリューではない。Webはバリューを伝えるための道具である。だからサービスやプロダクトにまずバリューがなくてはならない。

見逃されがちですが重要なポイントだと思っています。地方中小企業にとって人手不足が深刻な問題になるからこそ、「人手不足だから採用サイトを作ろう」と短絡的ならないことが大切です。それは問題解決の本丸ではないので。

選ぶ側から選ばれる側になったこと。まずはその視点で自社を見返すことが重要です。よーく見て、よーく探したら「選ばれる理由」を見つけられるかもしれないので。それを起点に採用サイトを作れるかもしれません。「選ばれる理由」がなかったら作りましょう。それはすごーく大変なことかもしれませんが仕方がありません。会社の存続に関わるんですから。やるしかない。


関連note

企業の採用は「選ぶ側」から「選ばれる側」に立場が変わる。

採用サイト制作時の注意点

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