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ラブコメ小説「博テリア」

IT企業で働く一之瀬博(ハク)は、外出する時も、仕事中でさえも伊達メガネにマスクと薄手の手袋を忘れず、除菌グッズを持ち歩くほどの超絶潔癖男子。

そんな博には、ある秘密があった。
それは、身近にあふれ返る細菌が見えることだった。
小さな人の姿をした細菌達は、それぞれ個性的な見た目と性格で、博の日常を脅かしてくる。

ただ、その一方で博には、味方となる体内の免疫細胞達がいる。
その中で、時々体の外に出てきては会話もする「黒十字」は、博にとって唯一心を許せる友でもあった。

潔癖が過ぎるせいか、博は社内でも煙たがられていたが、そこに中途採用で二宮絹子が入社してくる。
しかし、絹子は博がもっとも嫌うズボラー女子だった。

ガサツな絹子に頭を悩ませる日々の中で、絹子を守護する謎の細菌を目にすると、博は宿主である絹子にも次第に興味を示していく。

体内で繰り広げられるバクテリアレベルの戦いと、対照的な二人の除菌ラブコメディ。

※Kindle Unlimited(読み放題)対応、無料アプリで試し読みもできます。
※2017年11月1日に出版した小説です。
※ペーパーバック版もあります。

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