【にゃんぱすー】沖縄・竹富島がガチで最高だった件(『のんのんびより』聖地巡礼ツアー)
にゃんぱすー。ジャバなのん!(きっっっつ…)
さて…キツすぎるアラサーおじさんのアニメ流行語大賞2013金賞🥇モノマネが炸裂したところで、いつも通り面白おかしく烏滸がましく、本noteをのんのんびよりと…もといのんびりと綴っていきたいと思います。
(いや冷静に考えると『進撃の巨人』が社会現象になってた2013年に「駆逐してやる」を抑えて一位取ってるのエグいな)
この旅が企画されたワケ
んなもん今年も島巡りの季節がやってきたからに決まってるよなァ!?
2021年 東京・神津島
2022年 香川・直島/女木島
2023年 和歌山・友ヶ島
毎年恒例になっている、島巡り(島にあるアニメ聖地巡礼ツアー)も、今年でなんと4年目に突入!
もはや「アニメ聖地を巡礼したいのか」「仲間たちとワイワイ島で非日常的に遊びたいだけなのか」わからなくなってきている筆者ではあるのだが、
今年も変わらず【島にあるアニメ聖地】という括りの中から個人的に刺さるアニメをピックアップしていった。
もうお気づきの方も多いだろうが、
そんな厳正なるオーディションを勝ち抜いて今年の主役の座を獲得したのは・・・・・・
コイツだ!
のんのんびより!
2013年に放映された第1期を皮切りにして、各方面からの絶賛の声が止まらないほどに視聴者の心を鷲掴みにした本作は、2015年に第2期、2018年に劇場版、2021年に第3期と着実にシリーズを展開してきた。
そんな『のんのんびより』の中で、とりわけ島と強い関係があるのが2018年放映の劇場アニメ『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』である。もはやこの旅の企画は本編が本州だろうがなんだろうが関係ないのだ
なんと心が踊る導入であろうか。
この映画で主人公(ヒロイン)ら5人は、普段の作中では決して描かれることのない沖縄を訪れることとなる。
沖縄とは、それすなわち†島†である。(自明の理)
そして筆者は、先述の通り絶賛の声を大にして周囲のオタクに無差別布教テロを繰り返してきた本作に心を掴まれた視聴者の1人。
逆に問おう、行かない理由があるのか、と。
イカr…イカしたメンバー集め
さて、行き先は決まった。
次は今回の旅を完遂するべく強力なパーティを編成していかなければならない。
そこで、まず筆者はとある男性に声をかけた。
あいりんおじさんだ。
そもそも今年、沖縄に行く予定はなかった。
いや、行く必要がなかった、という方が適切かもしれない。
なぜなら、他の島を巡る計画が去年のうちから水面下で進行していたからだ。
その島の名はーーー種子島。
日本最大の宇宙ロケット発射場があることで有名でありながら、豊かな自然や歴史スポット、伝統も多く残る風光明媚な種子島は、その強すぎる個性から様々なサブカル作品の舞台として物語を彩ってきた歴史がある。
そんな種子島を舞台としたサブカル作品の中に、筆者と彼(あいりんおじさん)がこよなく愛する作品がある。
『ROBOTICS;NOTES(ロボティクス ノーツ)』
かの名作『シュタインズゲート』と同じ世界線に立つ本作品は、上述のあらすじからも分かるようにそれはもうガッッッッッツリと種子島を舞台として描かれた科学アドベンチャーシリーズの関連作品。
そんな作品をこよなく愛する我々が、種子島への聖地巡礼を計画したのはもはや自然の摂理であるといっても過言ではないだろう(過言です)
しかし、様々な要因(主におじさんのプライベート関連)から今夏の種子島巡礼は諦める他なく、来年に延期となっていた。
どうしようもない理由のほかに、「お金貯まんないんごぉ〜」とか言いながら毎日缶ビール6缶空けてる泥酔おじさんに筆者が「毎日1缶ずつ減らしゃなんとかなるやろが!」とキレ散らかしたりしていたのだが、それはまた別のお話。
急遽2024年の島巡りの予定がぽっかり空いてしまった筆者は焦りに焦った。
このままでは我が校の伝統に泥を塗ってしまう・・・窮地に立たされ二進も三進も行かない島巡り高校監督の筆者のもとに、田舎より舞い降りた勝利の女神が叫ぶ。
「ちょっと待つのーん!」と!(?)
「竹富島があるのんなー!」…と!(???)
今年の行き先が、竹富島に決まった瞬間だった(ずっと何言ってんだコイツ)
そこで、筆者は考えた。
もしかしなくても、あいりんおじさんは種子島は無理でも竹富島になら来るのでは、と!(アホ)
だからこそ筆者は、
真っ先に、
あいりんおじさんに、
声をかけた!!!
速攻で断られました☆〜(ゝ。∂)
(お金が)用意できませんでしたはいやだから、って・・・さては貴様まだ毎日缶ビール6缶飲んでやがるな・・・・・・?
いやいやいやまぁまぁまぁw
これは仕方ない、うん。
一度声をかけるのが礼儀みたいなもの。
気を取り直してイカr…イカしたメンバーをじゃんじゃん集めていくこととしよう!
有能ワイ将、早速ミズノ氏を獲得。
ほどなくして戯言ういろう氏、獲得。
信頼できるフッ軽オタクーズから二つ返事をもらい、パーティは一気に4人まで膨れ上がった。
え? 3人ではないのかって?
ああ、つきぞら氏ならもう竹富島の隣で寝てるぜ?
気づいた時には「行く/行かない」ではなく、「何処に行くか」の次元に達している、つきぞら氏とはそういう男なのだ。
主催の1人ってだけです、念のため。
今回の冒険譚は奇しくも2023年和歌山・友ヶ島に挑んだ時と同じ4人で綴ることと相なった。
はてさて、どんな物語が待っていることやら。
絶望
このnoteを皆さんが読んでいるということは、もう私はこの世には未練がないほどに島旅を満喫した後なのでしょうね・・・
実はこの旅は、直前まで開催が危ぶまれる危機に瀕していた。
台風13号・バビンカの到来である。
9月10日(火)21時頃、マリアナ諸島で発達中の熱帯低気圧が台風に成長。
暴風域を伴いながら北上し、三連休に沖縄に接近する恐れがある、とのことだった。
もしも読者の中に、エドワード・エルリックよろしくショウ・タッカーに嫌われるほど勘のいいガキがいたのなら、もうお気づきかも知れない。
そう、またなのだ。
昨年2023年の和歌山・友ヶ島では直前に台風が島唯一の桟橋を破壊したことで開催が危ぶまれ(関係者の皆々様の並々ならぬ努力によって我々の冒険の直前に桟橋は復活した)、
さらにその冬の東京・神津島では悪天候の影響によって、行きの大海原が荒れに荒れパーティメンバーのほとんどが船酔いに倒れ、帰りの船は運休、我々は「着陸さえできれば乗客を乗せて飛び立ちます」とアナウンスがあった本土から島に向かっているプロペラ機を信じ飛行場で天に向けて手を合わせる形となった。
その奇想天外な旅の結末は、ぜひ以下のリンクから確かめてみてほしい(すかさず面白すぎるnoteの宣伝をするな)
そして今回、我々はまたも台風に道を阻まれようとしている。
今回参加予定の熟練パーティメンバーの面々も、この台風接近の報せはさすがに堪えたようで、グループLINEに思いの丈を各々ぶつけるほか無い状態だった。
この通り。
目的地に台風直撃とあってはさすがの熟練者たちも悲哀に満ちた表情で「中止」を検討せざるを・・・・・・
ん?
んんん???
「・・・ということらしい」
「竹富島に向かうパーティメンバー。・・・面白いだろう。あんな面白い奴らがパーティになったら,きっともっと聖地巡礼は面白くなるぞ。清き一票をあの面白い奴らに!」
我々パーティメンバーの中に、台風くらいで中止を訴えるような男はいない。
誰もが、脳内に狩野すみれを飼っている。
「で,そのまま逃げるのか。そういうことができる男だったのかおまえは!」
「お前の足は上がっているんだろ。前に進むためにそうしたんだろ。だったらその足を踏み出す以外に・・・何があるんだよ!!」
「・・・わたしは見ているからな。おまえ達がどんな聖地巡礼をするか」
絶望のち希望
飛行機が飛ぶなら「行く」。
予定が消し飛びそうなら暇つぶしのボドゲを厚めに持って「行く」。
「行かない」わけには、いかない。
そんな覚悟ガンギマリのパーティメンバーが、ほんの少しだけ頭おかしい旅に積極的だというのは間違いない、ないのだが、
「沖縄に台風直撃」という絶望的な報せの中にも、ほんの少しだけ我々の希望の花が芽吹いていた、というのもまた事実だった。
もう一度、台風の情報を整理してみよう。
上図の通り、台風13号が沖縄に到来するのは9月14日から15日にかけてという予報。
我々の旅は3連休に金曜の有給を足した3泊4日、9/13-16を計画していた。
そう・・・行きと帰りの飛行機に乗る想定なのは13日と16日、つまりこの両日なら台風の影響を受けないのではないか?と目論んだのだ。
そしてもう一つ。
今度は、先ほどの地図を少しだけ加工して皆さんにご覧いただきたい。
⭐️印を1箇所追加させて頂いた。
これが何の位置かという質問の答えが、今回の我々の希望の花だ。
ここが、竹富島の位置である。
そして我々の乗る空港がある石垣島の位置でもある(石垣島⇔竹富島は高速フェリーで15分程度でほぼ隣といって良い)。
確かに沖縄に台風13号は近づいている、ただそれもあくまで沖縄本島の話、(台風の進路見た感じワンチャン石垣島は大丈夫なんじゃね?)と我々が思ってしまうのも無理はなかった。
結果としてその願いは叶い、こうしてnoteを書くに至っている幸運に最大級の感謝を。
さあ…
今回もまた導入が長くなってしまったが、
いよいよ本編に入っていくこととしよう・・・!
9月13日(金)
13日の予定はいたってシンプルだ。
各自いつ来てもOKで最終的に宿泊先である石垣島のホテルで合流する、というもの。
だから13日に聖地巡礼や行事の予定はない。ここはさらっと流して早速14日の巡礼まとめを綴ることとしy・・・・・・
南ぬ島 石垣空港
なんてぇ!!!言うわけないよなぁ〜!!!
ひゃっは〜!!大漁大漁、大漁じゃ〜〜〜い!!!
なんと筆者が足を踏み入れた石垣空港は、アニメ『恋する小惑星(アステロイド)』の聖地だったのだ。
アニメ『恋アス』10〜12話に描かれた、主人公たちが石垣島(国立天文台)を訪れるエピソードにてしっかりと描かれている。
そう易々と行ける場所じゃない、メインは『のんのんびより』だとしても、別アニメの拾える聖地は拾っておく。オタクの矜持である。
◯◯◯争奪戦
13日の夕方、無事にパーティメンバーは全員石垣島に集結した。
ホテル近くの飲み屋で晩飯を済ませ、オタク一行は宿泊予定のホテルにたどり着く。
上の写真を見てほしい、綺麗なホテルだ。
詳細は避けるが、3連休前の金晩にも関わらず抜群に安い価格で4人を泊めてくれるベッドが2つあるオアシスだった。渋沢栄一をしてお釣りが来るほどだ。
だが、我々は4人だ。
それも、家族連れでもなければ、当然カップル同士なんかでもない。
ただのアラサー男性のオタク仲間が群れ集まったアブラギッシュな4人組である。
そんな4人が、仲良しこよしで「はーい、2人組つくってー」などと小学生時代のトラウマをほじくり返すような真似をするだろうか?
答えは否だ。
快適な睡眠は自分の手で掴み取る、
ベッド争奪・・・ボドゲ決戦だ!!!!!
負けた・・・完膚なきまでに・・・・・・
ベッドを使わせてもらえず、自分の上着を掛け布団にして惨めにも床に寝ているのが筆者・・・
逆に、自分の服をベッドに広げ我が物顔でベッドを占有して『ウマ娘』に興じているのがつきぞら氏だ。
1位はベッドを1人で占有
2位&3位は、2人でベッドを共有
そしてビリは床
というルールで行われたベッド争奪ボドゲ⭐︎デスマッチの結末は、火を見るよりも明らかであった。
3泊4日という長旅の初日に体中をバキバキにされる哀れなアラサー男性がそこにいた。
この島旅が、バキバキ道程になった瞬間だった(やかましいわ)
9月14日(土)
メインイベント
翌朝、ホテルのカーテンを開いた瞬間、我々は勝利を確信した。
雲一つない、快晴である。
それすなわち、今回の旅のメインイベントの1つが無事に執り行われることを意味していた。
それが、コレだ!
カヤック!!!
え?なにお前ら聖地巡礼しないで沖縄旅行を楽しんでるのかって???
いやいや違うって!
れっきとした聖地巡礼だからこれ!
ほら!
・・・・・・
ね?(なにが?)
劇場版『のんのんびより ばけーしょん』では作中で主要キャラクター達がレジャーを楽しむ描写が多く描かれており、カヤックもその一つである。
だから、我々オタクも同じレジャーを楽しむ、れっきとした聖地巡礼というわけだ。
オタクは、キャラクターが描かれたグッズももちろん欲しいが、作中でそのキャラクターが持っているアイテムをグッズ化してくれた方が嬉しいというオタクが一定数いることはご存じの通り。今回の一件もそういうものだと思ってくれたら良い。
閑話休題。
さて、百聞は一見に如かず。
しばらくは我々の聖地巡礼の様子をご覧いただこう!
正直に言おう。
めっちゃくちゃ楽しかった。
あー!小毬や蛍もこんな気持ちだったんだろうなー!!!(取ってつけたような聖地巡礼感)
竹富島上陸!
石垣島にてカヤック体験と昼食(八重山そば)を終えた我々オタク一行は、
いよいよ『のんのんびより』の聖地である竹富島に上陸する。
さあ、聖地巡礼を加速させていこうか!
西桟橋
ぷきゃああああああ聖地だあああああああ!!!キービジュアル回収あちちちちちち!!!!!
竹富小中学校
あおいちゃんの母校きちゃーーー!!!本当に芝生のグラウンドでめちゃくちゃ綺麗な学校だ😍
大人なのでグラウンドでバドミントンはしていません、大人なので。
なごみの塔
ラーーーーブっし〜たいっ!自由な〜空へ〜♪Take off♪羽をひっ!ろっ!げ〜て〜♪
観光名所としても有名な「なごみの塔」。唐突に『恋愛ラボ』の聖地も回収するオタク。こちらは原作8巻の修学旅行回での一幕だ。
そう易々と行ける場所じゃない、メインは『のんのんびより』だとしても、別アニメの拾える聖地は拾っておく。オタクの矜持であr(以下省略
※もちろん「のんのんびより」でもあおいちゃんが案内してくれています、念のため。
やど屋たけのこ
うおおおおお!!!れんげたちが宿泊した民宿「やど屋にいざと」のモデルぅうううううう!!!!!
我々が竹富島に宿泊した時には改装中で宿泊できなかったのは残念だった。
次の機会があればぜひ宿泊させて頂きたい。
星砂の浜(カイジ浜)
飯食っても俺たちの巡礼は終わらないぜヒャッハアアアア!!!!!
晩飯を終えた我々オタク一行が夜が更けるのを待ってからレンタルチャリをかっ飛ばして向かったのは、作中であおいちゃんが紹介してくれた光る海!
海が光る理由は夜光虫なのだが、残念ながらこの夜は光る海を見ることは叶わなかった。
時期的には見られるタイミングだっただけに、満月に近い月齢の月が明るすぎた、というのが大きな理由だと考えられる。
これはもう、つきぞら氏に謝ってもらう他ないとは思わないか?
\そうだそうだー!/
\謝れー!!!つきぞらーー!!!/
※看板の後ろに映っちゃってるのは幽霊です、気にしないでね。
9月15日(日)
メインイベント②
夜、台風による予定中止を危惧して各々が持ち寄った大量のボドゲをがつがつ捌いていたオタクたちも、朝が来ればいそいそと部屋から這い出てくる。えらい。
そして昼前に本拠地の竹富島を離れたオタク一行は、一路ジェット船に乗っていた。
スキューバダイビングを!するためになァ!!!
ああ、賢い皆様ならもうお分かりだろう。
これもまた、聖地巡礼というわけである!
だが、、、
物語がすべてハッピーエンドで終わるとは限らない。
上記の集合写真撮影からものの数分で
オタクパーティは崩壊した。
40分にも及ぶジェット船での航海を耐え抜いた我々は、勝利を確信し海に飛び込む。
だが、揺れるのは船だけではない。
波が、我々を蝕んだのである。
逃げ場のない海の上、絶え間ない波による蓄積ダメージはオタクの三半規管をいとも簡単に破壊した。
ガイドのムキムキマッチョお兄さんが途中で「気分悪い人は言ってね、船に戻るよ」と声を掛けてくれた時にはすでに、4人中3人が手を挙げる体たらくだった。
ちなみに。
生き残ったミズノ氏だけがスキューバダイビングを続行、なんとれんげ達と同じようにマンタに出会えたそうだ!
普通に羨ましいぞちくしょうめ!
だが我々も声を大にして言いたい!
「波酔い」もまた、聖地であると!!(末期)
まさかひか姉が言ってた「ビニール袋ながれてこないのぉ???」の気持ちが痛いほど分かってしまうハメになるとは思わなんだよ・・・オロロロロロロ…
恒例の◯◯◯◯!
さぁ、ソフト面でもハード面でも聖地巡礼のエモさを叩きつけられて、ここまで読んでくれている皆さんも、さすがにお腹がいっぱいになってきたことだろう(お腹いっぱいなのは飯テロの所為なのでは)
ここで、箸休めとして島旅恒例のアレの感想戦を挟みたいと思う。
島旅名物の『ゴーシチ』!!!
ルールは簡単だ(ここからテンプレ)。
まずはじめに、5文字の札を2枚、
7文字の札を3枚、全員にランダムに配られる。
毎回ゲーム前に「エモい短歌」とか「面白い短歌」などのお題を決め、
場に出ているカードと手札を交換しながらテーマに沿った短歌の完成を目指す、というもの。
もちろん手札を交換する回数には限りがあるし、同じカードプールでやっているため自分の欲しいワードが既に他のプレイヤーに持たれている可能性もある。
理想とは違っても、ゲーム前には予想のできないような短歌が生まれる面白さがあるのだ。
さらに、今回はそれだけではない。
待望の、「追加カード」の登場である!
なんとシリーズ第2弾が、2023年にリリースされていたのだ。
第2弾では、“青春”を感じられる、きらきらした、さわやかで甘酸っぱい短歌が作りやすくなるカードを多数収録しており、もちろん第1弾と組み合わせて遊ぶことも出来る。
語彙力を文字通り倍増させたオタクたちによる、さわやかで甘酸っぱい戦いの行く末を見ていくこととしよう。
まずは第一回戦、
作成テーマは「台風」だ!
いつも通りX(旧Twitter)のアンケート機能を用いてフォロワーからの投票を実施させて頂いた。
結果は①の勝利!
「夜を越えればわからない」という部分が「夜を越えれば台風が過ぎ去っているかもしれない」という希望の見えるポイントだと感じられる点が得票数の高さにつながったのだろうか。
ちなみに筆者の作品は②
犯人=台風が「雨の中みたいだね〜✌️🤪✌️wwwwww」と我々を煽り散らかしてる、というニュアンスで詠んでみたが結果は0ポイント。
全く伝わらなかったのか、伝わった上で0点なのかはわからないが惨敗だったことに変わりはない。ぜひとも精進したいものだ。
そして2回戦!
テーマは「夏の大三角」だ。
結果は①と②が同率1位。
先ほどと同様に筆者は②だったため、少なからず汚名返上が叶った形となった。
「塗りつぶされるシンデレラ」を悪天候や月の明るさのせいで見えない「ベガ(織姫)」と捉え、わずかなチャンスを見逃したくないから君からのメッセージにも今は反応できないよ、という完全に星キチな一句だったのだが、分かってもらえたのなら嬉しい限りだ。
①がテーマに沿った最強カード「星を見ようね」を擁していただけに、同率とはいえチーム全体で掴み取った勝利と言えるだろう。
9月16日(月・祝)
さて。
楽しすぎるこの旅も、いよいよ最終日を迎える。
最終日は怒涛の展開の連続だった。
まず、朝起きるとミズノ氏がいなかった。
彼はすでに朝イチの飛行機にて現実に帰還を果たしていたのだ。
朝食を済ませ、竹富島を後にした我々は石垣空港行きのバスに乗り込む。
程なくして戯言ういろう氏とも別れの時がやって来た。
戯言ういろう氏よりもほんの少しだけ予定している飛行機の出発が遅い筆者とつきぞら氏は、バスを途中下車して石垣島のスーパーマーケット・サンエー石垣シティ店に立ち寄った。
つきぞら氏がお土産としてちんすこうのファミリーパックを購入するためである。
あろうことかこの男、民宿の朝食で出されたデザート(?)の一口サイズちんすこうの購入元をおばちゃんに確認していた。なんと抜け目のない男であろうか。あと配る友達多すぎだろ!
だが、この一見無意味とも思える途中下車が(無意味とか言うな)、男たちの心に最後の火を灯した。
行ける-----俺たちなら。
失敗の許されない、最後の聖地巡礼活劇が幕を開けた・・・!
平久保崎灯台
11時を少し過ぎた頃、マックで早めの昼食を摂りながら、我々はとある時刻表とにらめっこしていた。
石垣島全域を巡る東運輸の運行路線バスの時刻表である。
以下の画像を確認してほしい。
系統6 平野行きの終着地に平久保崎灯台はある。
サンエー前を11:34に出発し、およそ1時間半かけて平野へ。
12:51に下車して平久保崎灯台の聖地巡礼を終えたオタクたちは、44分後に折り返しで出発する13:35のバスに乗り込む。
そしてそのバスが14:29に石垣空港に到着。
これしかない、これしかないのだ。
なぜなら、つきぞら氏の予約した帰りの飛行機は15:30前には離陸してしまうのだから。
失敗したらウン万円する飛行機への搭乗権を失う闇のゲームは、バス降車から44分で聖地巡礼とバス搭乗を終えて石垣空港に帰ってくればノルマ達成となる。
行ける-----俺たちなら。
・・・・・・
ちなみに平野⇔平久保崎灯台は片道24分かかる。
あ、ごめん!聞こえにくかったカナ!?
コホン…
平野⇔平久保崎灯台は片道24分かかる。
うおおおおおおお、行ける行ける、いや行く!!俺たちは行く!!!!!(錯乱)
24分(行き)+ α分(聖地巡礼)+24分(帰り)= 44分
この等式を成立させるべく、3泊4日分の荷物を詰め込んだキャリーケースを引きながら猛然と往復ダッシュする覚悟を決めてしまったオタクたちは、ガチで平久保崎灯台に到達した!
うわーーー!!!聖地なのーーーん!!!!
うわあああああああああ!!!野生のれんちょんなのぉおーーーんッ!!!!!
うわあああああああああ!!!飯テロパクパクパク〜〜〜!!!
ゴーーーーーーーーールッ!!!!!
怒涛の聖地巡礼活劇、これにて終幕。
めでたし、めでたし。
あとがたり
さて、筆を置く前にネタバラシをひとつ。
平久保崎灯台への聖地巡礼、これは決してオタクが頑張って走り抜けたから達成できたわけではない。
この成功の裏には、ある1人の""とっつぁん""の存在があった。
遡ること数時間前、サンエー前からバスに乗り込んだオタクたちは、大勢が降車していく石垣空港を華麗にスルーした。
その姿を怪訝そうに見つめる視線、とっつぁんだ。
とっつぁんは問う。
「空港だけど君たち降りないの?」
オタクは答える。
「はい、灯台に行きたくて」
「あっそ」と軽く流すとっつぁん、我々の間にそれ以上の会話はなかった。
そして時は経ち。
バスが平久保を過ぎ、終着である平野に向かっている最中、事件は起こった。
「次はー、平久保崎灯台。平久保崎灯台」
オタク「!!?!??」
突如バスの中に流れる謎のアナウンス、声の主はとっつぁんだった。
何を隠そう、とっつぁんは我々が乗り込んだバスの運転手だったのだ。
彼は、路線図に記載されていない場所で停車し、我々に降車を促す。
そして訳もわからずバスを降りるオタクたちの背中に向けてさらに言葉を浴びせてきた。
「平野まで歩くの大変だろうからバスが来る前にここに戻って来てたら拾っちゃるよ」
あっっっっっっっったけぇ、、、、😭😭😭
とっつぁんの好意によって片道8分もの短縮を実現したオタク一行は、上述の通り無事に聖地巡礼を十二分に満喫することができたのだ。
これにて、
16分(行き)+α(聖地巡礼)+16分(帰り)=44分+β(降車位置から平野までのバスの移動時間)
という【とっつぁんの定理】、証明完了だ。
最後の最後で、我々のオタク旅では恒例のとっつぁんが降臨してくれたところで、今回の旅を、そして本noteを締めくくらせて頂きたいと思う。
冒頭で触れた通り今年で4年目となった島巡りだが、未だ企画の勢いは衰えることなく、我々オタクパーティの心を掴んで離さない。
それは聖地がもたらす興奮ゆえか
はたまた仲間とバカ笑いする痛快さ故か
その答えを見つけ出すため、我々はこれからも島に足を踏み入れ続けることだろう。
来年は、種子島が我々を待っている。
ロボノのヒロイン・瀬乃宮あき穂(?)の台詞をもって、次回への布石とさせて頂こう。
俺たちの戦い聖地巡礼も、あいりんおじさんの節約も、