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もう一度食べたい世界のご飯 おいしいお店5選

旅とご飯が大好き!
その土地で採れたもの、歴史的な背景、食文化。
ご飯が教えてくれるエトセトラ。
私が旅先で出会ったご飯、おいしいお店とそれにまつわるお話。


①時価です!渡り蟹のトマトリゾットが絶品! マカオ・タイパ

突然、休暇を取ることになりマカオへ。
宿泊したホテルのスタッフさんのおすすめで、ポルトガル料理を楽しめるおいしいお店へ行ってみることに。GALO MACAU(公雞葡國餐廳)”

前菜にアサリの白ワイン蒸しをオーダー。お鍋にいっぱいのアサリを無言で、ほうばる。ガーリックと塩加減が絶妙で、友達はサングリア、私はビールをお供に食べ尽くす。「おかわり!」と言いたいくらい満足のいく美味しさ。
ものすご〜く気になったメニューは、”渡り蟹のトマトリゾット"。パクチーたっぷりの"渡り蟹のトマトリゾット"は、どうやら時価のよう。オーダーして程なく、店員さんが「このメニューは時価ですが、大丈夫ですか?」と聞いてきた。観光客として、現地のおいしいものを食べられるのなら、値段は気にしない!「大丈夫です」と答え、待つこと数十分。見た目もボリュームも申し分ない!筆舌に尽くしがたいが、「美味しい」に尽きる!店員さんの心配りも素晴らしく、また、味も素晴らしい。
旅といえば、いや、旅でなくてもビールなくして私の人生は語れない。その国・地域ごとに様々なルールがあるが、提供されていれば、迷うことなくビールをオーダーする私。泡の具合やテイストはビールによりけりだけど、一つ一つの作り手さんの思い、その土地ならではのビールを楽しむのが旅の楽しみ。
メニューは、漢字(広東語?)・ポルトガル語・英語で構成されている。”GALO MACAU(公雞葡國餐廳)”は、現在マカオには、2店舗あるよう。私が行ったタイパにあった店舗は見当たらないので、閉店してしまったようだけど、公式HPを見ると、”GALO MACAU(公雞葡國餐廳)”は、現在も別のエリアでポルトガル料理を楽しめるみたい。行く予定のある方は、事前にメニューとお店の所在地をチェックすることをお勧めします。

②天ぷらは日本料理?VSポルトガル料理? ポルトガル・リスボン

リスボンはテージョ川の河口に位置している街。リスボン郊外は大西洋に面しているので、リスボンのあちこちで採れたての新鮮な魚介類が売られている。
ビールと共に新鮮な魚介類をたらふく食べたい!!!
リスボンの繁華街の一つシアードエリアに、おしゃれなシーフードマーケットをイメージしたような外観のお店を発見!”Sea Me”
いつものことながら、名前で「新鮮な魚介類を食べられそう♡」とアポなしで乗り込んだ笑

店内のテーブル席は既に満席で、アポなしで行った私達はカウンター席。12月の平日で、ポルトガルカレンダーの祝祭日でもなかったけれど、店内は激混みで店員さんも大忙し!これは、きっと「おいしいお店の証拠!」とポジティブに考えて、カウンター席に滑り込めたことをありがたく思う!さて、「何食べよう?どれも美味しそう〜」前菜には、生牡蠣・蟹とサーモンのフレッシュサラダをオーダー。お料理を前に、食べる前からよだれが・・・
こちらは、海老のターメリックリゾット。リスボン滞在中お米を食べていなかったので、久しぶりのお米!お米料理の安定感は半端ない!そして、米文化の日本人からすると親近感を覚える笑 程よく、ガーリックが効いていて、おかわりしたくなる味わい。
天ぷらは、”日本料理?VS ポルトガル料理?” 諸説あるようだが、面白そうなので”天ぷら的なもの”をオーダーしてみることに。個人的な感想としては、日本の天ぷらより衣がやや分厚い感じだった。でも、天ぷらと思わず、こういう料理なんだなって思って美味しく食べた。味というより、ポルトガルで”天ぷら的なもの”を食べることに価値があると思う。
口コミを見ると、接客やメニュー、価格に関して様々な評価がなされているけど、私達が訪問した時は、店内は満席で忙しかった中、スタッフさんは明るくフレンドリーな対応をしてくれた。旅をしていると思いがけない事がたくさんある。どなたかも口コミに記載していたが、「客上手」になることは、旅をより豊かなものにしてくれると思う。旅に自分の当たり前を持ち込むことなく、その時々で提供されたものを楽しむというマインドは大切にしたいと思う。”Seek discomfort”

③濃厚イカ墨プリン雲丹のせ シンガポール・クラブストリート

ホーカーご飯、ローカルフードには飽きちゃった笑
シンガポールを何度か行き来して、現地在住の方に連れて行ってもらったお店”Lolla”
国際都市シンガポールっていう雰囲気たっぷりのおしゃれなレストラン、カフェ、ルーフトップバーが集まるクラブストリートにあるスパニッシュレストランでディナー。”Lolla”は、外観も内装もメニューもデートに最適!だけど、女子3人で色気より食い気で何皿もオーダー。

”Lolla”の看板メニュー”イカ墨プリン雲丹のせ”。前回食べて、程よい塩気の濃厚イカ墨プリン雲丹の甘み溢れるコンビネーションにはまってしまい再びオーダー。何回食べても美味しい。写真では、雲丹の部分しかお見せできまでんが、この下には濃厚イカ墨プリンがあります。イカ墨プリンだけでも美味しいけど、是非とも雲丹をたっぷりのせて至福の味を召し上がっていただきたい!!!
ちょっぴり焼いたフランスパンに塩昆布バター。塩昆布の無限に広がる魅力に異国の地で驚かされる。
タコのグリルにパプリカソースを添えて。こちらは、味は想定内。映え重視の一品かなって感じ。女子3人でシェアしたので、ちょっと量は少ないかも〜って、ここのお店はデート向きだからね。でも、お腹はまだまだ余裕があるので、どんどんオーダー。ここでは食欲を満たそうのフラグ回収。
マグロのカルパッチョにディルを添えて・・・何かスパイスやら、香辛料でおしゃれな味付けがされたカルパッチョ。こちらも、女子3人で遠慮も何もなくバクバク食べてあっという間になくなってしまった笑
オーダーの順番より、食欲を満たす方が優先。一通り食べ終わった後で、「何か食べ足りないよね!!!」と言って、スパニッシュオムレツを更にオーダーする。この後、クラークキーのクラブをハシゴする予定が組まれているので、お腹は十分に満たしておきたかった私達。たっぷり食べて戦に備えるには、ちょっとおしゃれすぎたお店かも笑 ”Explore night clubs in the world”

④魔女のスープとカツレツ ポーランド・クラコフ

中田英寿氏が現役時代にnakata.netに「クラコフの旧市街は美しい」と書いていたので、自分の目で確かめてみたいとクラコフを訪れてみた。
午前中は、アウシュビッツ強制収容所ツアーに参加して、旧市街でバスを降りた。ツアーガイドさんが、「旧市街にミシュランのレストランがあるの。日本語メニューのレベルが高いからおすすめよ。」と言っていたので、”ミシュラン”、”日本語メニューのレベルが高い”とか色々気になって行ってみた。
このレストラン”Restauracja Jarema”
どうやら、地元のヤギェロン大学(由緒正しきクラコフの最古の大学)の日本学専攻課程の教授がここのお店のメニューを日本語訳したらしい。

見た目が魔女が作ったような色のスープだったので、「魔女のスープ」と呼んでいた。伝統的なポーランドのボルシチに小さなピエロギ(ポーランド版水餃子)が入っている。少し酸味があったけど、それがまたくせになって、私は好きっと思った。
牛肉のカツレツ。これは、本当に美味しい!!!カツレツというものを人生で初めて食べたけど、こんなに美味しいんだ〜っとびっくりした。日本の豚カツより私はこっちの方が好き。ガーリックは添えられてるだけでもなく、お肉にもしっかり味が染みていておかわりしたいレベル〜。また、食べたいな。次は、2人前注文しても良いくらいのリピート確定の美味しさ。
ピエロギはポーランドの国民食。グダンスク、ワルシャワ、クラコフと色んなレストランで食べたけど、ここのピエロギが一番美味しかった。私達がオーダーした中の具材は、お肉だったけど、2023年8月現在、公式HPではお肉のピエロギは見つけられなかった。メニュー変わっちゃったのかな?でも、何をオーダーしても外れがなかったので、クラコフに行く予定の方にはお勧め。お料理と日本語メニューのレベルの高さを実感してほしい。
ここでも、私はもれなくお昼からビールをいただく。同行した姉家族は、りんごジュース笑
ん?ていうか、ラベル&ロゴのデザイン的に「ミニッツメイドじゃない?」と思ったけど、Cappyと表にはラベルが貼られている。どうしても気になって、裏面を見てみたら、やっぱり「ミニッツメイド」だった。国によって名前が変わるの面白い!そして、Cappyって名前、何か可愛い。

⑤トナカイをいただく エストニア・タリン

またしても、ランチの時間。
当てもなくお店を探してタリン旧市街をぶらぶらする。
何か、エストニアに来たって感じのお店で食べたいねぇ〜と友達と話しながら歩いていたら、めっちゃ可愛い名前のお店、”Golden Piglet Inn”に遭遇する。
ピグレットってプーさんの親友じゃん?笑
大丈夫?食べちゃっていいの〜?!
外観もエストニアって感じのカントリー風な雰囲気だったので、プーさんの親友の名前がついてるここでランチすることに。

メニューに色んな種類のソーセージがあった!「血のソーセージ」とか色々ね笑 でも、好みが分かれるとかいう噂も聞くので、この日は無難な?日本でも普通にありそうな、ちょっとスパイスやら香辛料多めのソーセージ盛り合わせをオーダーする。と、その脇に何か添えられてるけど?「何これ?」と思いながら、食べてみたらシーチキンのような味と食感。うんうん、私好き〜この味と思いながら、どんどん食べる。後で、お店のスタッフさんが「あれは、トナカイのお肉だよ。」と教えてくれた。トナカイってこんなに美味しいんだ〜♡ と、何とな〜く子供の頃サンタさんにお世話になった手前、申し訳ない気持ちになる笑
エストニアの国民食であるライ麦を使った黒パンとシードが練り込まれているドイツ風のパンにバターをのせて、ソーセージと共にいただく。エストニアは、バルト沿岸諸国としてドイツ料理の影響を強く受けているが、後の支配者であるスウェーデン料理の影響も強く、長くスウェーデンの支配下にあった同じフィンランドと似通った食文化を共有しているようだ。エストニアとフィンランドの相違点として、エストニアの方が、ビールを使った料理が多いとのこと。個人的にビール好きなので、ますますエストニアに親近感を覚える。
帰り際、改めてお店のエントランスが可愛くて写真撮影。お店のスタッフさんもエストニアの民族衣装を着ていたけど、エントランスのディスプレイもエストニアの民族衣装を纏った人形が看板になっていて思わず、パチリ。
お店の窓辺を北欧の植物で鮮やかに飾る“ウィンドウボックス”がピグレット!帰り際、改めてこのお店の可愛い色々を発見。豚肉のソーセージも安定の美味しさだったけど、トナカイのお料理も美味しかったな〜。トナカイや鹿、熊、猪っていう、いわゆるジビエ系に分類されるお料理って、日本にいると嫌厭しがちだけど、意識しないで食べたらすごく美味しかった!!!ということで、エストニアの後、フィンランドでもトナカイ料理をオーダーしたけど、ちょっとここのトナカイと違って独特の臭みがあったから、やっぱり当たり外れが多いお料理なのかも。だからこそ、ここのトナカイの希少性が印象に残り、また食べたいと思う。

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