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わたしの上にある空は、何度でも晴れる。

ついこの間、「悩みのループ」から抜け出した。
そのことについて、忘れないうちに書いておこうと思う。

まず、悩みのループがどういうものかというと、モヤモヤした感情が頭の中をぐるぐるし、現れては消え、でも決していなくならない状態のことだ。先が見えず、霧の中にいるような気分になる。どの方向に進めばいいのか分からないし、進んだその先に光が見えるとは限らない。進んだ道に落とし穴があったり、霧が晴れたと思ったら目の前が崖なんてこともある。

でも、そんなどうしようもなく辛い状態は永遠に続くわけではない。いつかは抜け出せる時が来るのだ。
そして、抜け出した後の世界は、それまで私が知っていたものとはちょっと違って見える。
「あぁ〜、晴れたんだな」とホッとする。そして、また日常に戻っていく。

二十数年の人生、こういう感覚は3回あった。

1度目は、19歳のとき。2度目は、就活のとき。

3度目は__

きっかけは、転勤だった。
転勤して、職務内容が変わった。
やりたい仕事からやりたくない仕事に変わった。
でも、やりたくない仕事が嫌で悩んでいたわけではない。

では、何に悩んでたかというと、私はすっかり自分を見失ってしまったのだ。それまで“やりたい仕事”にのめり込んでいた私は、「この仕事なら一生を懸けもいい」「仕事を辞めるときは死ぬとき」と本気で思っていた。
だから、急に“やりたい仕事”がなくなったら、大切なものを失ったようで、何を支えにしていけばいいのか分からなくなってしまった。

必死に失ったものを取り戻そうとしたけど、うまくいかず悶々としていた。「こんなはずじゃなかったのに…」と何度も思った。

そんな日々を過ごすうちに、私はいくつかの事に気がついた。

・大切なものは失ったのではなく、忘れてしまっていただけだということ。 それは価値観だったり好きな事であり、抽象的だけど不変であること。
・自分の強みは伸ばす、弱点には向き合うことで、自信がつくこと。
・「何をすべきか」、「何ができるか」を考えるとパフォーマンスが上がり、モチベーションを上げるためには、それらを自分の中でどう意味づけしていくが重要であること。

そして、
悩んだ日々は、私に新しい選択肢をくれた。


選択肢の内これから何を選ぶかは、私次第。もちろん、それなりの覚悟と努力が必要な道もあるだろう。

けれども、2つ以上の道があるというのは幸せなことだ。希望を抱かせてくれる。

そう思えたら、いつの間にか霧が晴れていた。そして私の上に居座っていた雲はどこかに消え、太陽が顔を出していた。さぁ、進むぞ。







※タイトルの「わたしの上にある空は、何度でも晴れる。」は、コピーライター尾形真理子さんの言葉です。LUMINEの広告にも使われてました。LUMINEの広告を毎シーズン楽しみにしていて、特に心に響いた言葉だったので今回のタイトルに使用致しました。

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