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#15 上司に嘘をついたら簡単にバレて怒られた話

今日私は嘘をついた。
本当にしょうもない嘘だ。

私は新人営業マン
毎日新規案件を2件持ってくる。

さて、今日も案件取りに行くか。
足取りは快調。

その日の一発目は以前案件を頂いた社長の元に向かい、挨拶もしつつ、案件の進捗度合いの話をする。

社長とは話しているが、社内ではまだ実際に案件はスタートはしていない。

なぜ進んでいない?
そうこの案件には問題がある。
この案件は元々先輩が持っていたもので自分が動かそうとしても簡単には動かないのだ。

私は何度もその先輩に連絡を取り、確認をする。しかし、返事は来ない。
要は既読無視だ。

どうなっているんだろう?
私の気持ちは激しく動揺する。
無視されてる?
案件を渡したくない?

色々な思いが心の中をよぎる。

そして今日も確認の連絡をする。

先輩
「今忙しい。」ガチャっ。

また切られた。

せめて要件を文面にして送ろう。

手際良く文面を書きあげ送信。

私の指の動きも快調。

先輩の既読がつく。
「おっっっっっっっ!」

20分後。。。。。
返信は来ず。。。。

一体どうなっているんだろう。
一度帰社し、先輩に報告。

自分の上長に確認しろ。

私「はい。」

そして問題はその電話で起きた。

「新規の案件あげてきました。」

先輩は聞く。「新規??」

私は「いや正確には新規ではありません。以前の上司と連絡をとっていたのですが、そちらの件になります。」

「お前なんで嘘ついた。。。」

え?私は動揺した。

私はなぜ怒られているのだろう?
そんなに悪いことした?
ええ?え?
そんな会社の横領したとかくらい悪いことした??

もう頭が真っ白。。

当初、そんな悪いことしてないだろと軽く見ていたが、それは完全な誤算だった。

昼頃に私の携帯が踊り狂う。
もう鳴り止まない。
なんだ?
あ、上司だ。
なんの話が始まるんだろ。

「お前さ、まず謝れよ。社会人なめんなよ?」

「すみません。。。」

「すみませんじゃなくてさ〜〜〜」
とそこから長い有難いお話。

そして切られる。ガチャっ。

私はすぐさま折り返しの連絡を入れる。
全く出ない。。

私を試しているのか?この人面白い。
なかなかやるな。

とりあえず出ないからいいかと私。

引き続き、いろんなところを回る。
そんな時同じようにスーツでご挨拶をするビジネスマンを発見。
すごく気の良い好青年。
私にも名刺を渡してくれた。

どうやら彼は最近仲の良い数人でベンチャー企業を立ち上げたらしい。
もうそこに入りたい。

そして帰社後。。。。。

鬼詰めのクライマックスで終えました。

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