【号外】オンラインゲームが日本経済復興の救世主に?!

コロナ禍が長引いてますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今回はいつもの通販の売り方の話とは少し離れた話(号外)です。

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ジャパン・アズ・ナンバー1と言われた時代はいづこに?
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「ジャパン・アズ・ナンバー1」は一一世風靡した書籍のタイトル。
この著書では米国企業への教訓として、日本企業に学ぶことが書かれてました。1980年代の日本企業は輝き、世界のいたる国でMade in Japanブランドの製品がシェアを拡大していきました。

日本を支えてきた電機産業、自動車産業
ジャパン・アズ・ナンバー1と言われたのは今や昔のこととなり、基幹産業と呼ばれたこれらの日本企業は世界での競争力を喪失しています。

未来が語られる世界では、
 グーグル、アマゾン、フェースブック、アップルのGAFA米国勢
 ファーウェイ、バイトンの中国勢
米中企業ばかりで、主役のポジションに日本企業の名前はみかけません。

小泉首相時代には骨太の方針、安部総理時代にも成長戦略の中で、日本経済の再生と目指すべき将来の羅針盤を描くことが主要課題でしたが、ついぞその骨太の手ごたえを得るまでには至らなかったように思います。

観光立国の路線もこのコロナでズタズタです。

サラリーマンの平均所得も長期的な下降トレンドをたどり、ブラック企業が跋扈し、貧富の格差社会が広がってます。

日本の将来はこのままズルズルと衰退して貧しい島国と化してしまうのでしょうか? そんな中長期的な不安をぬぐい切れず、目の前の出来事に忙殺されている方も少なくないのではないでしょうか?

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『2025年、人は買い物をしなくなる』???
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これはEC業界を手始めに話題になっている書籍のタイトルです。

今はスーパーに行って棚に並んだ商品をみて、欲しいものを選んで、レジで精算して持ち帰るのが一般的な買い物です。

スーパーの棚で選んでいたのが、スマホ(あるいはもっと発展したデバイス)の画面(デジタルシェルフ)にシフトするというのです。

米国ではリアル店舗が激減し、Amazon主体にECが成長しています。
リアル店舗の代表格ともいえるウォルマートもネットで注文をうけて店舗で受け取るサービスをはじめるなどネットを正面に据えて取り組むぐらいに変革しています。

事前にネットで注文して決済まで済ませてお店でサッと受け取りする中国のコーヒー屋さんがコロナ前はスタバを超えるまで急成長してました。

リアルとEC・・・O2Oやオムニチャンネルといった言葉は陳腐化し、さらにECとリアルと分けて考えることが自体が無意味なハイブリッドな形に変革を遂げようとしています。

小売業で実店舗と切り離した「通販」という区分で取り組んでいる企業は既に乗り遅れていると言っても過言ではありません。
そうした状況に危機を感じていない経営者はいますぐ交代した方がよろしいかと思います。

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変化は多方面から同時多発的に!
本格的なネット社会の到来へ
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このような変化は多方面で同時多発的に起こってきています。
ネット社会化の進展です。

思い付くまま列記すると。。。

・AIの進化とビッグデータの活用
(マス・マーケティングからパーソナル・マーケテイングへ)
・自動車の進化(内燃機関⇒電気/自動運転へ)
・通信が5G時代に(高速・大容量が低コストで)
・新聞・雑誌・テレビからデジタルメディアへのシフト
・AIが人類の英知を上回るシンギュラリティの時代へ
 家電や自動車などAIロボ化、ネットへの接続がデフォルトに
・amazonエコーなど音声認識AIコントローラーの登場
・家電、自動車などがネットにつながるデバイスに
・スマホの普及、ネット接続時間の拡大
・スマホでのスケジュール管理や健康管理の普及
・仕事のツールとしてのスマホ、クラウドでの管理
・リモート勤務の普及
・オンラインでの打ち合わせ、やりとりの一般化
・”所有”から”シェア”への変化
・メルカリ、さらにインスタへと個人が販売の主役になる時代へ

つまり、
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家電、自動車などいろんなものがネットにつながるデバイス化して、ヒトがネットにつながる時間がますます増える(ネットが基盤のインフラに)
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 家電はamazonエコーなど音声端末・キッチンOSでコントロール
 自動車はもGPS情報と各種情報とつながって自動運転化
 それを支えられるだけの大容量・高速通信環境へ(5G時代)

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企業への所属やマスメディアではなく、個々人のつながり・ネットワークが主体で動く社会へ 
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 インスタグラムなどSNSでの販売が主体
 企業はインフルエンサーに営業(?)する時代へ
 デジタルネィティヴが増加して社会の価値観が変化
 ネットでのコミュニケーション・つながり方が当たり前に
 ~”飲みニュケーション”が死語となったのと同様に
 新常識下で新しい仕事の進め方、それに応じた新組織形態へ

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家電や自動車がAIロボ化。たとえば、冷蔵庫が在庫状況を把握し、食事・栄養管理のアプリや体調管理モニター等から情報を摂って、その日の夕食や不足する食材を自動発注するようなAIが生活インフラとなる時代へ
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 家電や自動車のAIコントローラーの制圧は大事
 センサーやアプリでいろんなことが情報化
 大量のデータを高速に処理し、学習して進化するAI
 
まだ整理がつかないので、つらつらと書き連ねましたがなんとなくでも本格的なネット社会がやってくることが伝われば幸いです。

コロナの影響でこうしたネット社会化の進行はますます加速しています。

でも、この世界のメインどころに日本企業の姿が思い浮かばない。
センサーなどのデバイスではアリなのかも知れませんが。
 
家電や自動車のAIコントローラーをおさえる動きはあるものの、その有力手に日本の企業はあるのでしょうか。

スマホのようなデバイスも、家電や電気自動車になったときのデバイスにも有力手として日本企業の名前があるのでしょうか。

話しは元に戻ります。



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でも、ネットで充足されてないことも・・・
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仕事はオンライン・リモートオフィスで。
セミナーやイベントもオンライン。

コロナで不要不急の移動を自粛するなか、ネット環境への置き換えが進んでいます。

でも、現時点でのレベルではネット環境では満たされない感がないですか?

それは何でしょうか?
「買い物」で考えてみることにします。

ネットで買い物は便利。

いろんな店を足でまわって比べることもなく、検索して並べて比較も簡単。
実際に勝った人の口コミ情報までついてます。

そして値段も安いことが多い。

お店ではレジにもっていかないと在庫の有無も分からない商品でも、ネットでは在庫の有無や納期が分かってることが多い。しかもメーカー直なので店舗経由のお取り寄せより早いことも珍しくない。

レジで待たされることもなく、自宅まで持ち運ぶことも不要。

このコロナでお取り寄せを体験して、その便利さにはまっちゃった人もいるかと思います。


でも、一方で物足りないものと感じるものもないですか?

量販店での買い物シーンを想定すると、上記のとおりネットの方が便利なことがいっぱいです。

では、デパ地下のグルメ食品街でのお買い物はどうでしょう?

デパ地下でお目当てのお店・グルメを探してる場合もあるでしょうが、
「何か美味しいものとの出会いがないかなぁ・・・」
と未知のグルメとの出会いを期待してウロウロめぐりませんか?

そう未知なるワクワクとの出会い

これがないのです。

デパ地下で目的買いの場合でも、目的のお店・グルメを目指している途中で「なんだろ?行列できてるね」「おや?なんかうまそーなのがある!」といった偶然の出会いがあったりします。

物産展もそうです。
ご当地の有名なグルメも勿論のこと、何かうまいもの、現地にしかないような食べたことのないもの、そんな出会いにワクワクしながら物産展の会場を巡ります。

アマゾンで買い物するときにそれはありますか?
偶然の出会いっぽいのは、せいぜい検索したときにでてくるディスプレイ広告ぐらい。それとてAIが購買履歴等から判断して表示しているものです。
現時点ではまだAIがワクワク感の分析まではできてないかと思われます。



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ネットで未知との出会いのワクワク感はつくれないのか?
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唐突ですが
「レディ プレイヤー」という映画をご存知でしょうか?

アバターの世界です。

ヒトがギアをつけてネットの世界にアバターとなって入り、いろんなところへ旅したり、そこに出ている他のアバターと出会ってしゃべったり、車に乗ってレースをすることもできます。人がつけたギアを通じて、ネットの世界での五感体験も伝わります。

こんな世界をつくれれば、ネット空間にデパ地下を設け、そのデパ地下にアバターで出歩けば出会いのワクワク感があります。

でも、これは映画の話です。現実ではありません。

まだまだ絵空事の世界・・・

いや待ってください。

「レディ プレイヤー」ほどの世界まではいってないけど、それにつながるようなものないですか?

そう アレです。

「みんな集まれ!どうぶつの森」

任天堂のオンラインゲームです。
プレイヤーはアバターとなってゲームの世界に入り、そこで他の人の森に遊びに行ったり、住人に話しかけたり、イベントに参加したり、買い物をしたりします。

ここに本当のお店がでるようになったらどうでしょう?
インフルエンサーさんや企業も出店。
そして、決済もできて実際に商品も届くようになったら。

リアルのような未知のわくわくとの出会いも期待できちゃいます。
こうしたオンラインゲームでのショッピングの世界はamazonのような大手インターネット通販をひっくり返す可能性だって秘めてると思うのです。


他にもオンラインゲームがあります。
ドラクエ、ファイナルファンタジー、ポケモンなど日本には世界で競争力のあるゲームがあります。

ゲームのマーケットは世界です。
少子高齢化する日本マーケットという閉塞感を打破する可能性も持っています。

ゲームでは武器や道具などの売買をするのもよくあります。

ゲームの世界は二次元キャラクター。
このキャラクターのデザインも魅力のひとつ。
アニメや萌え文化が強い日本は関連産業というかコンテンツ面で大きな需要もつくれる可能性もありそうに思います。

オンラインゲームがGAFAの世界をひっくり返し、日本経済復興の可能性を秘めているように感じませんか?

まだ十分に整理できてないのですが、こんな視点も持ちながらニュースやコマーシャルをみてもらうと、「あっ」と思うこともあるかと思います。

整理してから書いていたら、時代に取り残されそうですし、備忘録も兼ねて今日は書かせていただきました。

いやはやこれは過去最大の産業革命ともいうべき時代に立ち会えそうです。



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