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オフショア開発で国を選定する際の誤解

オフショア開発での国選定の誤解

オフショア開発をする際に、どこの国の企業に仕事を依頼すればいいのかと悩むことがあるはずです。

オフショア開発で有名な国を挙げていくと、ベトナム、中国、フィリピン、タイ、インドなどがあります。

この際どこの国の人材、企業に仕事を依頼すればいいか国ごとの色々な特徴を見る事が多いでしょう。

例えば、

  • ベトナムは真面目な人が多いので依頼する国として適している

  • インドは不真面目な人が多い傾向にあるので選ばない方がいい

という様な選定方法です。

 

どこの国にどの様な特色があるか国単位で調べ、選択するための選定基準を持つことが最初の一歩になるでしょう。

しかし、この考え方は誤っています。

 

国ごとの特徴が選定基準に出来ない理由

勿論各国に特徴があることは否定できませんが、実際に仕事を依頼するのは10人前後の、非常に少人数の企業です。

例えばベトナムのオフショア企業に仕事を依頼した際に、国ごとの特徴があてはまる訳ではありません。

ベトナムは 数学が得意な人が多く、 AI の人材が豊富だと言われていますが、発注するベトナムの企業が実際に AI人材に特化しているかどうかは、企業の採用力や、教育力、 AI のプロジェクトをどこまで積み上げてきたか、という点に依存します。

国単位の特徴と依頼する企業の内実の間にほとんど相関関係はありません

日本の場合、サービス精神があり、真面目な人が多いという特徴が海外でのイメージです。

確かにこの様な傾向はありますが、日本人全員が真面目な訳ではありません。勤勉に働いてるかどうかというのは日本人であれ人それぞれです。

これは他国にも当てはまります。インドに滞在していた頃の経験として、インドでは数学が得意な人や、プログラマー、システムエンジニアが多く、人材競争が加熱しています。

であっても、インド人のエンジニアは全員が優秀だという考えは誤りです。

 

国ごとの特徴と企業の実情

つまり国単位の特徴があるとしても、実際は人それぞれという事です。

企業に依頼するのであれば、その企業の内部の採用力や教育力、実績によるとしか言えません。

結局のところ、国単位の特色を仕事を依頼する判断基準にするというのはかなり方向違いである事は言わざるを得ません。

その国と仕事をするというよりも、実際はその国に所属している小さな企業と仕事を行うので、国ごとの特色は企業にほとんど反映されないからです。

 

推奨される企業選定方法

では、企業の選定はどの様な方法が好ましいのでしょうか。

オフショア開発で 1 つの国に対して仕事を依頼する場合であれば、その依頼する企業を徹底的に調べる必要があります。

前述した通り、国で選定する必要は全くありません。

ベトナムやフィリピン、インドなどオフショア開発において有名な国に限らず、幅広い目線で企業を選定していく方法をお勧めします。

 

弊社の採用代行サービス

このように弊社では、国単位の傾向に捉われることなく、国をまたぎ優秀な人材を集め、グローバルなチームを作る、という取り組み方を推奨しています。

もし自社でチームを作る場合は、 1 つの国に偏らずに採用するという方法をお勧めします。

例に挙げたように、ベトナムは AI のエンジニアが優秀である傾向にあるのですが、ベトナムのエンジニアが全員優秀かと言われるとそういう訳ではありません。優秀であるかどうかは人によるというのが実態です。

国の特徴に依存するのではなく、優秀な人材をいかに獲得するかという思考が大事です。

弊社はこの様な思考に基づき、国をまたいで優秀な人材を獲得する採用代行サービスを行っています。

まとめ

国によって様々な特徴があるというネット記事を見る事があると思います。

例えば、

  • インドでは不真面目な人が多い

  • ベトナムでは真面目な人やAI エンジニアが多い

などの特徴です。

しかし詰まる所、その様な特色は全く当てになりません。

仕事を依頼するのはその国の人材数十人で構成された小さな企業のため、国ごとの特色は反映されていない事がほとんどです。

つまり、国で選ぶのではなく、企業で選ぶという意識を強く持つことが重要になっていきます。

 

 

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