食べてはいけない肉を真面目に知って避ける

がんを患うと、これまで肉や魚を好んで食べていた人も、玄米菜食にしなければならないと思い込むあまり、肉や魚を一切摂ることをやめてしまう人もいるようですが、肉を摂ること自体は問題がないどころか、体に栄養を与えるために必要なことです。

ここでの第一の問題はどんな肉を食べるかということです。
 
がん患者がいなかった先住民のほとんどが動物性のものを食べて非常に健康でした。動物性の食品のほうが栄養豊富なことは食品表示を見ても栄養学で考えても常識的なことです。

ただし現代の肉は、非常に多くの問題を抱えています。
というのは、現代の肉は畜産によるもので、先住民が食べていた肉とはかなりかけ離れたものになっているからです。
 
現代の問題となる肉の飼育方法について、次の4つに注目してください。
 
1. 国籍・・・どこの国で育ったものか
2. エサ・・・どんなものを食べて育ったか
3. 環境・・・どのような環境で育ったか
4. 投薬・・・薬を与えられているかどうか

 
国産に関しては、日本産の食肉に問題がないわけではありませんが、輸入物に比べてはるかにマシです。ただ、日本産だから安全ではなく、海外の方が安全な場合もあります。要するに畜産業者次第なのです。
 
肉に対する価値観は国によって異なりますが、日本人がありがたがる「霜降り肉」は、家畜を不自然にメタボにした肉です。
そのような肉が健康的な肉だと言えるはずはありません。

さらに大事なことは、どのようなエサが与えられていたかということです。
外国産の食肉の中には、遺伝子組み換え飼料が与えられているのが当たり前で、驚くことに生き物に与えるべきでないエサもあるのです。

米国産・カナダ産の肉類はホルモン剤まみれというヤバさは知っている人は多いですが、最近では地球のあちこちの国から輸入を断られたブラジル産鶏肉は日本に入ってきています。どういう意味か自分で考え、スーパーでどこ産の肉を買うかをしっかり自分の目で確かめて購入することが大事です。

みなさんの症状改善や体質改善に少しでも役立ち、食生活改善に生かせれば幸いです。