【コロナ期】クレド/経営理念の文言②

この時期に、クレドや企業理念をアップグレード(改訂)すべき理由の2番目は、「②ステークホルダーの成長発展を実現する」という内容を文言の中に入れるべきだから、です。

どういうことなのでしょうか?私たちの企業理念やクレドには必ずステークホルダー(利害関係者)と向き合う時の態度について言及がされています。例えば「お客様の笑顔のために」、「取引先とは誠実な関係を構築しコンプライアンスを遵守する」などです。

では、そのような文言に裏打ちされた仕事を仮に実践できているとして、その結果、ステークホルダーから「〇〇社(自社の名称)だから選ばれている」という実感を社員は得ることがあるでしょうか?

恐らく、そこまでの感覚は得られてはいないのではないでしょうか?つまりもう一歩踏み込んだ表現で、ステークホルダーと今後は向きあう必要があると思うのです。

それが「ステークホルダーの成長発展を実現する」という内容の文言を入れる意義です。成長や発展を支援することはハードルの高い仕事の仕方です。しかし、それくらいの意識で日常業務をすることで、はじめてステークホルダーであるお客様は「あなた方のお陰で助かりました」「いつもありがとう」という想いに至るでしょう。取引事業者は、自社と取引している意義を見い出し、より協力的な姿勢、新提案、親身なサポートの必要性を感じ、実際に自社に貢献するマインドを持つことでしょう。

こういった仕事のやり方が、結果的には自分たちの利益として還流してくることが分かります。

企業理念、クレドのアップグレードの際に、「ステークホルダーの成長発展を実現する」という文言を入れることは、ますます競争が激しくなるwithコロナ時代には必須の表現であり私たちの態度なのです。

次回は最後三番目。「③リーダーは本音、弱味さえ共有する誠実なマネジメントを発揮する」という文言の必要性について解説します。





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