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中国食文化の象徴"食べ残し"と"打包"について

中国のレストランで宴会に参加するととにかく驚くのが明らかに食べきれない量のメニューを卓上に並べること。もう置ききれなくてお皿を器用に重ね始めちゃったりして、ようやく半分くらい食べたと思ったら第二陣、第三陣と次々に運ばれて来ます

このどう考えても頭数的に食べきれないメニュー、幹事が注文してるとしたら計画力なさすぎだろ!と思うのですが、結構店の人にお任せで頼んじゃってることも多いみたいですね。

ご存知の方も多いかと思いますが、元々中国では食べ残しはマナーの一つ。食べきれないぐらいのおもてなしを受けてますよ!っていうホストへのサインになるので、すべてペロリと平らげてしまったらホストの面目丸潰れというわけです。

2013年からフードロス対策か習近平国家主席が食べ残しをなくす方針を打ち出したりしてましたが、去年中国で参加したいくつかの宴会でもやっぱり従来通り大量に余ってました。

ただ、その場で余った料理が全廃棄になるかというとそうではなく、打包(持ち帰り)するのが中国式。日本のレストランではあまり残した料理を家に持ち帰る文化がありませんが、中国では当たり前でどこの料理店にも持ち帰り用のパックやビニール袋が用意されていて、店員さんに打包(ダーバオ)と告げればすぐに包んでくれます。

レストランならまだしも、妻の実家での食事を誘われる時でもパパは凄まじい量の料理を作ります。これもやっばり面子なんでしょうか。まあいつも大量に打包できて2、3日は家計が安定するので助かっていますが

これで五人分…

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