印象派の旅〜モネと睡蓮〜
閲覧ありがとうございます。
前回と同じヘッダー画像だけど微妙に切り取るところ変えたのでマニアックな方は比べてみてください。
今回の記事は印象派に近代芸術が到来するところから始めます。
1,近代芸術の到来・セザンヌの登場
粗野な外観の裏に知性を秘め、妥協を嫌ったポール・セザンヌはあらゆることから離れて生活していました。
ルーベンスやピュジェ、シャルダンらを崇拝し、伝統を愛した彼ですが型にはまることを嫌い、公式決定機関からはいつも門前払いをされていました。
セザンヌといえばフルーツを題材にした静物画が有名ですね。
彼は印象派の芸術を確立しようと果物や食器などの日常にありふれたものをダイナミックに配置し現代にも残る名画を制作したのです。
なんと彼の絵画は映え界隈にも進出しているそうで現在メズム東京にてアフタヌーンティーが開催されてるそうですよ。
夏休みに行こうと思っていたもののいつのまにか終盤に差し掛かってたので年内には行きたいですね。
もちろんレポート記事も出します。
大胆に置かれたナプキンや大きな砂糖壺、油彩のカラーリングで着色されたフルーツ型のケーキ?が彼の絵を再現してますね。
興味のある方は是非
本題に戻ると、セザンヌはその後1873年に制作した「オーヴェールの首吊りの家」で展覧会に参加し、印象派の仲間入りを果たしました。
なんだか物騒な名前ですが「首吊りの家」の由来は不明だそうです。
(画面中央の家屋がそう呼ばれていたという説もあります)
こちらのサイトさんがかなり解説してくださってますが実際にピサロの絵画と比べて、影響を受けているか確認しましょう。
確かに、画面均一に光が当たっており、木々の絶妙な配置や左側に家屋が密集しているのに対し右側は家屋が二つしかなく画面全体で見た時にごちゃついた印象を受けないように配慮されていますね。
ピサロは印象派の中では年長者でグループのまとめ役を担っていたそう。
セザンヌが尊敬するのも頷けますね。
画像出典元(prではございません)
セザンヌの我が道を行く特異な構成で自己の「興奮」を表現した彼のセンスは当時の人々から理解されなかったそうで彼自身も「私は新しい芸術の原始人でしかないかもしれない」と言っていたそう。
それが故に先駆者となれたとも考えられます。
さて、いよいよ印象派の代表でもあるモネの「睡蓮」に移ります。
2,モネと睡蓮
モネは移ろう時間を表現しようと時の流れを想像させる積みわらや大聖堂の連作を制作しました。実際、「ルーアン大聖堂」の連作を彼は制作しましたが時の流れを表現しすぎたがためにここに載せるにはとんでもない枚数なのでWikipedia を貼っておきます。是非ご覧ください…
また、彼は非社交的な性格だったので家族や知人、そして睡蓮にしか目がいかなかったそう。
モネの目の前に実在した睡蓮はどれほど彼を魅了したのでしょうか…
彼の睡蓮は30年かけて仕上げた200点のパネルから成る連作です。
「最も美しい傑作」とモネ自身が認めたジヴェルニーの庭園を原作としています。
そんな彼が過ごした家にあるジヴェルニーの庭園はこちら
現在都内で開催されている「モネ フレンズアライブ展」でもこちらの橋を再現したフォトスポットがありますので是非。雰囲気のために照明が暗めなので顔は盛れないですねはい
今月末までなので興味ある方はお急ぎください。
モネ以外にもセザンヌなど印象派画家たちの名画がプロジェクションマッピングで体感できます。床まで映写されるので絵画の中に入り込んだ気分になりますよ。
クラシック音楽とともに静かに絵画プロジェクションマッピングやフォトスポットを体験できますのでお出かけの合間にも是非。
そんな有名な太鼓橋ですが日本の浮世絵からモネが着想を得たそうです。やはり分野のプロフェッショナルは外国の事情にも詳しいですね。
橋の上で育てられているのは藤の花だそうで睡蓮とぴったりな和の空間が存在しています。
今回はセザンヌとモネに集中して解説しました。
次回は新印象主義の登場です。お楽しみに!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?