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ラグビーワールドカップを、社長が語る

四年に一度の祭典「ラグビーワールドカップ」がフランスで開催中というこの時期に、大のラグビーファンである当社の小林社長に突撃インタビュー!

前回の日本大会のお話から、ラグビーの楽しみ方までたっぷりとお話を聞きました。まずはこんなお話から。

(取材・編集:社長室)



1.ワールドカップ日本大会の思い出

インタビューのために無理やり代表ジャージ(ユニフォーム、フランス大会仕様)を着せられる小林社長


――:

今回、開催中のラグビーワールドカップにちなんで小林さんの「ラグビー愛」を語ってもらい、noteのページビューを稼ごうという不純な動機の企画です。

小林:
うん、動機が実に不純だね。

――:
学生時代はラグビー部で、その頃からラグビー観戦は好きだったんですか?

小林:
観るのが好きになったのは、社会人になってから。高校までは長崎だから、プロの試合を見る機会もなかった。

東京に出て数年後に、観に行き始めた感じかな。

――:
当時から日本代表を応援していたんですか?

小林:
代表戦じゃなくて大学ラグビーばかり観てた。当時は国内で代表戦自体もそれほどなく、今みたいに強豪国と親善試合なんてほぼない。あったとしてもアジア大会くらい。

なぜかというと、90年代から2000年代にかけて日本は強豪国にずっと大敗していて、世界から相手にしてもらえなかった。

――:
強くなったのは最近なんですね。

小林:
そうだね。

――:
そんな中、2019年のワールドカップは日本大会でした。

小林:
開催が決まったのは2009年頃だから、世界中のみんなが驚いたと思うよ。だって強豪国以外での開催は初めてだし。(史上初のアジア開催)

――:
開催が決まったときは日本も盛り上がりましたか?

小林:
全然そんなことない。一部界隈で盛り上がるくらい。

国民の期待が高まったのは、2015年のワールドカップで南アフリカに勝ってからじゃないかな。その頃から、五郎丸とか選手の人気も出てきたよね、

――:
ああ、ラグビーに詳しくないけどあの試合は記憶に残っています。

日本大会の全45試合中16試合を生観戦したということですが、そんなにチケット取れるんですね。

小林:
争奪戦だよ。ファンクラブの優先販売とか、東京都民向け販売とかあらゆる機会を逃さないように頑張って取った。

――:
チケット、高いんですか?

小林:
S席は一席5万円くらいだったかな。決勝戦は10万円以上したと思う。

――:
おおお。それを16試合も‥‥。

小林:
一生に一度かもしれないじゃん。「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」って大会の公式コピーもあったしさ。

「お金で買えない価値がある」ってこと。

――:
マスターカードの広告コピー(笑)。
16試合観戦した中で、特に印象に残ったカードは何ですか?

小林:
「静岡の衝撃」と呼ばれた日本対アイルランド。

日本戦の前にアイルランド対スコットランドも現地で見たんだけど、正直レベルが違うと思った。当然スコットランドも強いけど、アイルランドが強すぎて‥‥。当時世界ランク一位だったし、これはどう頑張っても勝てないと思ったね。

伝説の日本vsアイルランド


――:
それが、勝っちゃいましたね。

小林:
前半いい試合をするのはよくあることだけど、後半に入っても勝てそうな雰囲気で、スタジアム全体がだんだん「あれ?勝つのか?」みたいな何とも言えない空気になった。

勝った瞬間は「うぉぉぉぉぉぉぉ」ってスタジアム中が歓声ですごかったよ。

小林社長の歓喜
新聞にも載ったとのこと

――:
あの大会、日本戦はどれも盛り上がりましたよね。

小林:
うん。盛り上がりすぎて、隣にいた見ず知らずのヤンキーカップルとスクラム組んだから。

――:
普段の小林さんからは考えられないですね(笑)。

オールブラックス(ニュージーランド代表)のハカ。小林さんはオールブラックスの試合観すぎて、ニュージーランド国歌を歌えるそうです(一番のみ)


小林:

でも会場のあちこちで見ず知らずの人とハイタッチなんて当たり前だよ。

――:
サッカーや野球と違い「サポーター」の概念も違いますよね?

小林:
そうだね。サッカーみたいに対戦相手のサポーターを客席で区切るとかなくて、みんなごちゃ混ぜでサポーター同士が隣り合って応援するからね。

さすがのU.S.A.サポーター


――:

ちなみに一定期間で16試合も観戦するって相当ハードじゃないですか?

小林:
うーん‥。社員総会があった週は、結構ハードだったかな。

W杯期間中、社長のある一週間のスケジュール
水曜:ラグビー観戦 in大分
木曜:ラグビー観戦 in大阪
金曜:社員総会 in長崎
土曜:ラグビー観戦 in愛知
日曜:ラグビー観戦 in東京

――:
社員総会が箸休めになってませんか?

小林:
そんなことない(笑)。真面目にやりましたよ。



2.ラグビーはここを見よ

――:
「ここを見るとラグビーがより楽しめる」というポイントがあれば教えてほしいです。ちなみに未だにルールをわかっていないです。

小林:
正直、経験者でさえそこまで細かくルールわかっていないはず。わたしもラグビー辞めてから初めて知るルールがたくさんあるし。ルールを知っていることに越したことはないけど、別に知らなくても大丈夫。

ちょっとマニアックな部分だけど、スクラムしているとき、スクラムに関与していない選手がどういう陣形になっているのか見ると意外とおもしろいよ。

例えばスクラムの横で一人と四人が分かれて並んでいるとすると、このうち誰がどんな動きをするのか、そのサインプレーを見る楽しさも知ってほしいかな。

――:
適当に並んで休んでいるわけじゃないんですね。

小林:
違うよ!見えないところで相手とすごく駆け引きしている。

現地で観戦すると、観客はみんな目が肥えているから、スクラム組んでいる以外の選手を見て「あっちに人余ってるから気を付けろ!」って叫んでいる(笑)。

――:
スクラム自体を見るのも楽しいですよね。

小林:
日本代表のスクラムは長谷川慎というコーチが、地面に刺さるスパイクの歯の数、足の角度とか細部まで徹底的にこだわっている。もはや日本のスクラムは芸術作品だよ。

芸術作品のスクラム


――:

たしかに今回のワールドカップでも全然負けていないですよね。

ラグビーはチームプレーも大事ですが、先日試合を観ていて「個人の力」も相当大きいと感じました。自分より一回りも大きい外国人選手を一人で倒せるじゃないですか。日本が強いのは、個人のレベルが上がっているからですか?

小林:
2015年頃から段違いに上がっていると思う。昔は完全に一対一では力負けしていたのに、今は負けない。だからチームプレーも機能する。昔はチームプレーだけでなんとかしないといけなかったけど、それだとやっぱり負けちゃうよね。

今は姫野、堀江とか力技で世界に対抗できる選手がどんどん出てきたのは大きいと思う。

あと、日本はパスの回数と成功率が世界トップレベル。細かいパスで素早く試合を展開する「スピードラグビー」は日本の特徴だから、そこに着目するのもおもしろいかも。

――:
日本は二戦終えて一勝一敗です。日本はグループリーグ突破できそうですか?

小林:
ベスト8に進むには残り二試合、二連勝するしない。可能性としては二連勝から二連敗までぜんぶ可能性はある。しかもサモア、アルゼンチンは日本より強いと言われている。

ですが‥‥


日本は本番に強いですからね。勝つでしょ。

がんばれニッポン!




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