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「パーパスはどうすれば浸透する?」を考え抜いてつくった表彰制度『ベネックスアワード』

去る9月29日。年に1度開催される社員総会にて、新たな取り組みが行われました。
その名も『ベネックスアワード』。
ベネックスアワードとは、日本ベネックスが掲げるパーパス「いい仕事を、しつづける。」、そして「いい仕事」の5原則「ベネックス・ベーシック」のそれぞれに則った行動やチャレンジをした社員を表彰する制度です。
今回は『ベネックスアワード』が生まれた背景や、表彰に向けた準備~当日の様子をお届けします。


きっかけは、パーパスを意識してもらうため

『ベネックスアワード』が誕生したきっかけは、大きく2つあります。

1.パーパスを社員にもっと浸透させたい

日本ベネックスは2022年にパーパスを策定したばかりで、100名以上いる全社員にパーパスやベネックスベーシックが浸透しきれていないと感じていました。ベネックスベーシックを既に体現している社員を表彰することで、多くの社員がよりパーパスを意識してくれることを狙いとしています。

2.個人の活躍が認められる機会が少ない

2022年初め頃に行った社内アンケートで
「認められる機会が少なくモチベーションが上がらない」「ほめて伸ばす環境にしたい」という声があがりました。日本ベネックスには、良くも悪くもプロ意識の高い職人気質で、「褒める」ことが得意ではない社員が多いです(シャイな人も多い)。
とはいえ、褒められたり、認められると嬉しいものです。褒められてモチベーションが上がると、自発的にチャレンジすることもどんどん増えていきます。

この2つの背景から表彰制度『ベネックスアワード』は生まれました



「社員の目標となる賞」にするために

2023年9月29日の式に向け、半年以上前の2月には実行メンバーが動き出しました。
 まずは、受賞候補者を推薦する役職者・現場リーダーに『ベネックスアワード』の趣旨や実施の背景、社員総会で授賞式を行う意義、選考の進め方などを丹念に説明。
選考基準はパーパス「いい仕事を、しつづける。」と、その行動原則であるベネックスベーシックに基づいているかどうか。一般的な評価制度のように成果のみに焦点を当てるのではなく、業務の内容に限らない幅広い貢献が選考基準となります。

8月に役職者・現場リーダーに受賞候補者の推薦をしてもらい、最終的に役員で選考を行って受賞者を決定。
受賞者は9月29日に開催されるホテルグランドパレス諫早での社員総会・懇親会時に、表彰します。

役職者や現場リーダーから推薦されたのは合計20名
その中から最終的に役員選考をし、各賞1名ずつの計6名を選定しました。
(画像はイメージ)

受賞者の選定と併せて行われたのが、授賞式で授与する副賞のトロフィーや授賞式を盛り上げるアイテムの検討です。今後『ベネックスアワード』を社員が目指す目標とするためにも、授賞式はこぢんまりとしたものではなく大々的にやると決め、しっかりとした演出や副賞を用意しました。


アワードのロゴや授賞式の演出アイテム、トロフィーのデザインは、いつもお世話になっているデザイン事務所 景色デザイン室の古庄さんに依頼しました。


ベネックス・レッドを基調に
アウトラインなしでB/Aの文字が浮かんでくるデザインを作ってもらいました。
白抜きの六角形は板金のものづくりを彷彿とさせます。
授賞式で映し出すスライドもデザイン・作成してもらいました。
アワードの特別感が伝わってきます。
会場を盛り上げるアイテムとしてバックバナーも作成。
思いのほか大きく、写真映えしそう。
BGMの流れるタイミング、音量なども入念に準備


さらに、アワードの企画段階では副賞にアクリル製のトロフィーを贈ることを検討していましたが、ものづくり企業らしく板金でトロフィーを自作することに。
素材やサイズ感、色調、形状を試行錯誤しながら、納得のいくものをつくりました。

大きさ、形状、色、ロゴのサイズなど試作を重ねて検証。
デザイナーの古庄さんとも打ち合わせを重ねます。
各部署の精鋭による「いい仕事」により、ベネックス・アワードにふさわしいトロフィー(中央)が完成!



第1回授賞式の様子

そして迎えた社員総会・懇親会当日。
早めに会場入りをして、授賞式の準備を進めます。

表彰式は総会終了後、懇親会中に小林社長の挨拶からスタートしました。
社長よりベネックスアワードの意義を語っていただきました。
授賞式では6名の受賞者を、順番に1人ずつ発表。
評価理由の紹介とともに表彰を行いました。
完全サプライズだったため、食事を楽しんでいたところを登壇していただいた社員も。
(食事中にすみません!)
受賞されたみなさんから一言ずつコメントをいただきました。
驚きはありつつも、評価されたことに喜びを感じていただけたようです。
受賞者のみなさん、おめでとうございます!


受賞者の声

いい仕事は自分から始まる賞
SYさん(製造部 機械グループ):
受賞には驚きましたが、嬉しく思います。仕事をしていくうえで、これからの励みになりました。

いい仕事は考え抜かれている賞
IYさん(環境エネルギー事業部):
このような賞で、事務方が評価されることはあまりないことだと思いますので、大変光栄です。今後とも誠心誠意、職務に励みたいと思います。

いい仕事はひとりではできない賞
FTさん(製造部 溶接グループ):
自分の仕事だけでなく、チームのメンバーも一緒に評価されていて嬉しかったです。欲を言えばチームで受賞したかったです。
誰にでも受賞のチャンスがあると思うので、現状に満足せず貪欲に一歩前に出ることが大切だと思います。

いい仕事は時を逃さない賞
SAさん(環境エネルギー事業部):
全くの想定外で驚きましたが、家族も喜んでくれました。タイトなスケジュール感の中、自分でも「時を逃さない」ことを意識していたので嬉しい評価でした。自社製のトロフィーなど、たくさんの方が関わってできた賞なので、他の項目でも受賞できるくらい頑張ろうと思います。

いい仕事は時を越えて残る賞
STさん(製造部 機器組立グループ):
資格取得を含めた未経験分野への挑戦そのものや、その成果が評価されてとても光栄です。ベネックスアワードによって『会社の求める社員像』が見え、今後の目標設定がより具体的にできそうだと思いました。

ベストトレーナー賞
STさん(製造部 溶接グループ):
日頃、挨拶や言葉を交わすことが大事だと思っているので、新入社員や会社から「気にかけてくれる、信頼が厚い先輩」と評価されたのは嬉しかったです。今後のベネックスを担う人材は、元気があってほしいです!



おわりに

無事に第1回ベネックスアワードの発表・授賞式を終了しました。社員の皆さんも好意的な反応で、ひとまずは成功したと言えるでしょう。

来年以降もアップデートをしながら『ベネックスアワード』は続けます。
ただしベネックスアワードはあくまでも一つのきっかけ。この制度を通じて、個人の頑張りを自然と評価したり、人を褒める・育てる文化が根付いていくような仕掛けづくりや施策を続けていきたいと思います。


(お読みいただきありがとうございました。)


↓↓↓昨年の社員総会の様子

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