【油がガンを招き、油でガンを防ぐ】
今回はタイトルからしてややこしいと思われる方も多いかと思いますが、簡単に説明するとガンの原因になる悪い油には良い油で対抗しましょうというような内容です。
ガンといえば現代人が恐れている病気の代表で、恐れている方も多いかと思います。
現状では毎年全死亡者数の3割を超える方がガンで亡くなっています。
ガンは別名「悪性新生物」とも言われていますが、新生物といっても外部から入ってきた悪性の新生物というわけではなくて、元々は自分の体を構成していた細胞が悪性に新生したものになります。
つまり自分の体の一部なのに自分の体を蝕んでいくという恐ろしい病気です。
さらに恐ろしいのが、このガン細胞は転移する能力を持っているため、外科手術で細部に渡って摘出できたとしても安心できるわけではありません。
手術の際にはガン細胞だけではなくて、なるべく転移を防ぐために周りの正常な細胞も摘出します。
そうすると体の組織が失われた分だけ免疫機能が低下して、他の病気の併発も考えられます。
このような背景もあるため、かかりたくない病気ですよね。
ではガンを予防する方法なのですがその大きな鍵となるのが「油」です。
ここまで日本人のガン患者が増えた大きな原因として食事の欧米化が進んだことによる脂質の摂りすぎがあります。
しかし全ての油が悪いというわけではなく、油にはガンを促進するものと抑制するものがあります。
ガンを促進する「油」としてマーガリン、ショートニング、酸化した油、牛や豚などの動物性脂、乳製品といったオメガ6の脂肪酸を豊富に含んでいるものがあります。
これらの油には食物繊維が極端に少ないため、腸内環境が悪化することにより腸のぜん動運動がスムーズに行われなくなり有害物質が腸に滞る事で大腸ガンなどのリスクが高くなります。
ただ普段の生活の中でそのようなガンを促進する油を全く摂らないことは不可能に近いと思います。
そこで重要になるのが「油には油で対抗できる」ということです。
先ほどお伝えしたガンを促進する油とは違い、ガンを抑制する油としてDHA、EPA、アルファ-リノレン酸といったオメガ3の脂肪酸を豊富に含んだものがあります。
このオメガ3(DHA、EPA、アルファ-リノレン酸)とオメガ6(マーガリン、ショートニング、酸化した油、牛や豚などの動物性脂、乳製品)は競合しあうため、オメガ6から作られるガンを増殖する働きをオメガ3が阻止してくれるのです。
なので「油は油で対抗する」ということが非常に有効です。
ではオメガ3を摂取するために何が必要かというと、魚油になります。
その中でも青魚であるサバ、イワシ、サンマ、サケを週に3回程度摂取できると理想です。
ただ養殖と大型の魚は注意が必要です。
養殖の魚は天然の魚に比べてDHAやEPAが少なく、ダイオキシンなどの有害物質が入っている場合があります。
また、大型の魚は有害物質の汚染が高いため、食べ過ぎには注意してください。
油っぽい食べ物が大好きで辞められないという方もたくさんいると思いますが、それが難しいのであれば、オメガ3を継続的に摂取して油に油で対抗するという方法もあるということも覚えておいていただけると幸いです。
最後まで見ていただき、ありがとうございました!!
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