FP３級、昼下がり

日曜日。

FP3級試験を受けに関西大学を訪れた。午前の学科試験が終わり、近くの唐揚げ丼のお店で腹を満たす。木陰にあるベンチでゆっくりしている。エサを狙うカラスが頭上を飛び交っている。

ヨルシカ『花に亡霊』がとても合う、夏の面影を残した昼下がり。

午後の試験は自信がない。計算問題は後でまとめて覚えようとして、結局そのまま当日になってたな…。前日の模擬テストは60/100でギリギリのギリだったので、なるようになるだろ。今日の天運に任せる。

　レイモンド・チャンドラーの「長い別れ」。
訳は田口俊樹さん。試験が終わったら読む。

褒められた学生時代を送ってきたわけでは無かったけれど、大学のキャンパスはとてもしっくりくる。懐かしい感覚。関大は初めて来た気がしないが、どこの大学でも同様に感じるのだろう。

とげとげしていない。
時間がゆっくり流れる。
ベンチでただ座っている。
行き交う人を見ている。

大学に溶け込んだ自分。４年間ずっと同様の心地で過ごしていたはずなのに、いつのまにか忘れていたらしい。近いうちに居場所として戻ってこれたら良いな。

おちてきた。暗示？