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香取慎吾さんは無敵の大スターだった「テラヤマ・キャバレー」観劇



初日明けの昼公演の観劇。客席にはルヴォーさんも

初日明け2公演目でしたが、拍子抜けするほどグッズ売り場も誰も並んでいなくてびっくり。(多分香取慎吾さんのグッズが売られてるわけでは無いからでしょうか?)
ルヴォーさんはいつも全身黒のファッションのイメージがありますが、今日も全身黒のファッションで客席にいらっしゃいました。
私は「黒蜥蜴」以来のルヴォーさん。

公演パンフレット
上演時間は当初幕間休憩を入れて2時間50分とのことだったが今日はカーテンコールが終わって2時間40分だった
レトロなデザインのチャーム

”音楽劇”と言ってもよいくらいメインキャストはみなさん歌います

日生劇場と言えば真っ赤なカーテン状の緞帳。懐かしい。ああ、日生劇場に来たなと思います。そのカーテン前中央にはマイクスタンドが。
香取さんが登場したとたんに客席からは軽い悲鳴があがりました。
スターの登場!
香取慎吾さんはもちろん、成河さん、伊礼彼方さん、平間壮一さん、村川絵梨さん、福田えりさん、凪七瑠海さん(宝塚歌劇団専科)、横山賀三さん・・・・・次々と歌います。
村川さんは「レオポルトシュタット」、福田えりさんは「ミュージカルフランケンシュタイン」などに出演している実力派の女優さんたち。
成河さんをはじめ伊礼さん、平間さんはさまざまな演劇やミュージカルで主演を務める役者さんたちですが、このオールスターの中でもやっぱり香取慎吾さんの存在感は圧倒的で、無敵の大スターでした。

寺山修司でもあり香取慎吾でもある

この作品は寺山修司氏の生涯を描いているものではなく、ルヴォーさん独特の世界観の中で、夢の中の夢のような作品です。
美輪明宏さんに若い頃の寺山さんを「あまりにもシャイで、人の目をみて話せない男」と言われた点も慎吾さんを彷彿とさせます。
2幕の香取慎吾さんの芝居が圧巻。客席が静まり返り涙をぬぐう観客続出でした。
インタビューで香取さんが「普段あまり舞台に出ないから、舞台は稽古を毎日するということにびっくりした」と話されていましたが(事実としては舞台出演は3年ぶり)、存在感もオーラも芝居力も本当に舞台に向いている方だなあと思いました。
なによりも発声が舞台向き。声が大きくセリフがとても聴き取りやすい。
映像でしか香取慎吾さんのことを知らない方は驚くと思います。
天才って本当に居るんだなと。


日生劇場の最高に美しい照明に舞台美術が映える

今回は音楽担当のバンドのみなさんは舞台奥に設置されている観音開きになるショーケースの中で演奏していてそれがまた本当にステキなセットなんです。生バンドの演奏最高です。

”蚊”の役の伊礼彼方さんが作品を盛り上げる

やっぱり伊礼さんステキ!”蚊”なので笑、とにかく人々の血を吸ってます。
特に成河さん(白粥役)はよく吸われてますw
伊礼さんが歌う場面は手拍子も入ってとても盛り上がりました。

”暴言”の役の平間壮一さんは三島由紀夫役も。成河さんは唐十郎さん役も

昭和の時代の文化人たちが次から次へと現れる(劇中劇の役者たちとして)のもとても懐かしく面白いです。
そして”野田秀樹さん”の名前も呼ばれますがなぜか舞台には登場しません。
(ちょっとdisってる????)

”死”の凪七瑠海さんはタカラジェンヌ

2幕のかちゃさんの歌、素晴らしかったのですが、お化粧がタカラヅカのお化粧でセリフ回しもタカラヅカ調。少し浮いているように感じたのは私だけでしょうか?それともわざとああいう感じで演じているのか?は分かりませんでした。”死”ですが真っ白なトレンチコートの裏地がキラキラのスパンコール笑。こういうところもジェンヌさんさながら。
最近は現役のジェンヌさんたちがタカラヅカ以外の舞台に出演することが増えてきましたね。

カーテンコールは3回。アイドルの最高峰にやっぱり香取慎吾さんは居る!

3回目はカーテンが閉まり、カーテン前に出てきてファンに手を振る香取さんは、もうすっかり”慎吾ちゃん”でした。
心の中で(局長!お久しぶりです!)と思わずつぶやきました。
※2004年NHK大河ドラマ新選組!近藤勇役だった

慎吾さんのファンの方々、終演後みなさんうれし泣きしてました。
そうですよね・・・・きっと慎吾さんが小学生だった時から応援してきた方々もいらっしゃるだろうし47歳になった慎吾さんが輝きを全く失わず、見事にテラヤマシュウジを演じ、カテコではキラッキラのアイドルでファンに手を振る。感無量だと思います。

「テラヤマ・キャバレー」はルヴォーさんからの日本の演劇に宛てたラブレター

大切に、受け取りました!ルヴォーさんからのラブレター。
日生劇場に相応しい極上の演劇です。

2024年の演劇界はBIG nameが次から次へと舞台に立つ。見逃すわけにはいかない

新劇場のIMMシアターの杮落しで明石家さんまさんがゼロ番に立ち、ブリリアホールでは演劇の申し子の藤原竜也さんが今舞台に立っている。そして日生劇場では国民的大スターの香取慎吾さんが。
2024年の演劇の幕開け凄まじいですね。攻めてますね!

「テラヤマ・キャバレー」
2024年2月9日(金)~29日(木)東京都   #日生劇場
2024年3月5日(火)~10日(日)大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
脚本:池田亮
演出:デヴィッド・ルヴォー
出演: #香取慎吾 #成河
#伊礼彼方 、#村川絵梨、 #平間壮一

花王おさむ、 #福田えり#横山賀三#凪七瑠海

(以下五十音順)浅野彰一、小田龍哉、葛たか喜代、川原田樹、日下七海、小林風花、近藤彩香、的場祐太、水口早香

#テラヤマキャバレー

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