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【ファッション業界って色んな会社に転職してより多くの経験を積んだ方がいいの?】=アパレルほど人をキレイに、そして幸せにする仕事はない=

アパレルを含む小売業の新入社員の3年後の定着率は66%と業種別ランキングで最も低い結果が出ています

定着率とは、企業に残っている社員の割合のことを言います。

アパレルはトレンドを発信し続けるクリエイターが集う業界なので、移り変わりが早いのはある意味当然のことと言えるかもしれません。

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出典:東洋経済オンライン

離職率も38.6%と多いのですが、入職が多いのもまた事実です。

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離職率が前年比21%増ですが、入職率は25%増とそれ以上に高いことがわかります。

つまり、定着率は低いけど、同じアパレル業界内に転職をしている、またはアパレル業界に新たに入ってきている、ということがデータからわかります。

小売業に次いで入職・離職が多い医療・福祉と比べても、入職と離職が桁違いに多いことがわかると思います。

出典:厚生労働省 雇用動向調査結果の概要

ただ、人が動くことは悪いことばかりではないです。

新陳代謝は必要です。

同じメンバーだと変化は出来ないので、今までのことを見直せる良いタイミングと言えます。

トレンドを発信し続ける業界の特性とも言えるでしょう。


では、これだけ多くの人がアパレル業界内で転職をしているということは、アパレルって色んな会社に転職してより多くの経験を積んだ方がいいのでしょうか?

結論としては、OKなヒトとOKじゃないヒトがいる、となります。

もし自分が伸ばしたい分野、例えばニットを極めたいと思っていたとしたら、カシミヤの強い会社にチャレンジしてみるというのはお勧めできます。

営業職であれば転職は人脈作りに効率的とも言えるので、それによって新規見込み客の入手だけでなく新たなアイデアを入手することができるメリットがあります。

自分が学びたいあるいは進みたい方向性が定まっているのであれば、ある程度経験を積んだら他の会社にチャレンジしてみるというのも良いかもしれません。


アパレルは会社によって得意分野は様々ですが、それ以外は程度の差こそあれどこも同じような運用なので、比較的転職しやすい業種と言えます。

それだけ聞くと転職は良い事なのでは?と思われがちですが、1点注意があります。

それは、「どんな実績を残したか」です。

言い換えれば、転職がOKなヒトというのは、「市場価値があるヒト」ということになります。

どんなに短期間しか所属していなかったとしても好条件で転職ができるヒトがいるのは「結果を残している」からです。

役職が上がれば上がるほど転職が活性化するのは、そのためです。


逆に言えば、その価値を持っていないヒトはまだOKじゃないヒトと言えます。

もちろん何の実績を残していなくてもアパレル業界の中で転職を繰り返すことは可能です。

ですが、その度にイチからのスタートの繰り返しとなってしまい、前職の経験がリセットされてしまうので非効率と言えます。

また、転職を繰り返すと基礎が疎かになってしまうというデメリットもあるので、ポジションや給与を上げていくといったキャリ形成がより困難になっていってしまいます。

社会人になって最初についた上司が優秀、これが出世する人材の共通点と野村証券調べであります。

このことからも、基礎が大事ということがわかります。


【アパレルの離職問題。どうして辞めてしまう人が多いの?】

では、どうしてアパレル業界は入職と離職が多いのでしょうか?


アパレルを含む小売業全般に言えることですが、体力を使う仕事であるにもかかわらず賃金が安いというのがあります。

そのため、どうせ同じ仕事をするならば今より少しでも条件が良いところへ、と深く考えずに転職に踏み切ってしまうのです。

また、接客業は心労が絶えず気の休まる暇がありません。

お客様や従業員同士のトラブルといったヒトの問題を多く抱えているというのもあります。

どこのお店も少ない人数で運営しているため、その場しのぎの対応で根本解決ができていないまま進んでいるのが実情です。

企業が研修に十分な時間を割けていないという部分が定着率の低さに大きく影響していると言えるでしょう。

それに、アパレルは比較的入職がラクなので、その分思い直して踏みとどまるとはなりにくい構造になっていると言えます。

人が動くのはアパレルのメリットでもありデメリットでもあります。


誰もが一度は憧れる華やかな職業なのにどうして?

面接で一番多い志望動機は、「洋服が大好きでずっと憧れていた」です。


業界に携わったことの無い方からは、華やかで楽しそうな仕事、に見えているということです。

身なりの自由度が高い反面、実際はダンボールから商品を出して売り場を作って接客をして売り上げを取っていくという肉体的にも精神的にもハードな面があるので、思っていたのと違ったと早々に見切りをつける方が多いです。

接客は向き不向きがあり、「店員から声をかけられたくないヒトだっているよね」と接客自体に疑問を持ち始めることで離れていくヒトも少なくありません。

また、みんなが休みの日が一番忙しい時なので、週末や祝日の休みが取りにくいというところも辞める原因の一つとしてあります。


段々と家族や友人と一緒に過ごせる時間が少なくなっていってしまうので無理もありません。
ここ数年、元旦営業を無くす動きが出てきているのも、そういった背景があります。


*正社員へのハードルが高いことで挫折してしまう

販売スタッフを志半ばで断念してしまう理由のひとつに、先が見えないという問題があります。

と言うのも、販売スタッフは資格が必要な職種では無いので、キャリア形成が難しいと言えます。

会社によってはモノ作りコンペやバイイング等で販売スタッフに様々な機会を与えているところもありますが、自分がやりたい部門やポジションに就けるようになるまでの道のりは決してラクなものではありません。


例えばMDの仕事がしたいという販売スタッフがいたとしても、本社にはすでにアシスタントMDがいるので、本社に空きのポジションが出にくいという問題が存在します。

仮にMDに空きが出たとしても、5年間販売をやっていたヒトと5年間アシスタントMDをやっていたヒトがいたら、どうしてもアシスタントMDの方が有利に働いてしまいます。

運良く本部に行けたとしてもアシスタントMDからのスタートとなってしまうので、この時点でアシスタントMDとしてスタートした人と5年間の差が発生してしまいます。


この「ショップ経由での本社転属」は圧倒的に遠回りという構造が先行き不安という状態を作っていると言えます。

また、本部・本社に比べて店舗スタッフの正社員率はとても低く、店長が正社員ではないお店も多く存在します。

ここも先が見えない部分につながり挫折してしまう要因となっています。

これは、意地悪でお店のスタッフを正社員にしないのではなく、売り上げに応じた人件費率というものがあるからなのです。


*隣の芝生は青く見えるので、比較して落ち込んでしまう

商業施設の中にいると、近隣店舗のスタッフと仲良くなり、休憩室などで情報交換が行われます。

明らかに自分の店よりラクそうなのに時給が同じ、場合によっては時給が高いなんて情報が舞い込んでくることがあります。

そうすると、自分が働いている環境に疑問を持ち始め、もっと条件の良い会社に移りたいという気持ちが芽生えてきて、後先考えずに動いてしまうというヒトが少なくありません。


こういう時は自分に都合の良い情報しか入手しないようになってしまっているので、注意が必要です。

どの会社にも少なからず問題はあります。

売り上げを取っていかないと当然会社は存続していくことは出来ません。

顧客作りなくして競争を生き抜くことは不可能です


【辞めるのはもう少し待って。まずは実績作りから】

辞めることはいつでも出来ます。

でも、冒頭でも説明しましたが、実績が十分ではない場合は辞めるのはもう少し待ちましょう。


仮に今いる会社を半年長く続けたとして良いことはあったとしても損することは何も無いので、辞めたいと思ったときはまずは上司に相談して近隣店舗に異動させてもらうなどして環境を変えてもらいましょう。

半年長く勤めたことも「実績」となるので、辞めるのはそれからでも遅くはありません。

但し、上司含め会社自体が問題だと感じている方はその限りではありません。

転職して能力を発揮できる方もいるので、異動や転属では解決しない問題の場合はカラダの負担軽減のためにも早く辞めましょう。


*どんな実績を残しましたか?

店長であれば、どういった売り上げ実績を残したのか?

また、どうやって店やスタッフを導いたのか?

といったことは大きなセールスポイントとなります。


その際、面接では数字の理解度をチェックされるので、日頃から数字を見る習慣をつけておくことが大切です。

店長の責任は、売上・育成・顧客・ブランドの世界観です。

ここを強く意識するようにしてください。

S: Standard

T: Training

A: Accountability

F: Feed-back

F: Follow-up

これはスタッフ(STAFF)という要素を分解したものです。

スタッフの育成フローとなるのでここもおさえておきましょう。


*どんなことを学びましたか?

販売員であれば、VMDスキルを高めておくことは今後のキャリアにとても役立ちます。


なぜなら、死に筋を魅力的に演出し売れ筋にすることができ、更に商品動向や前後の検証が必要なのでデータ(数字)にも強くなっていくからです。

そのため、VMDが強くなるとマネジメントの分野も射程圏内に入って来ます。

ただここで大事なのは、VMDの基礎がちゃんと身についているかどうか、です。

もしあなたがVMDに携わっていたことを強みとしてアピールして面接に臨んだ場合、面接官はVMDの専門用語を使いながら理解度をチェックしてきます。

よく面接で「店の中で一番うまかったので任されていた」といったVMD知識を持たない自己流の方がいます。

これは、VMDのスキルがあるとは見なされません。

VMDに限らずですが面接ではスキルを見抜かれてしまうので、もしスキルをアピールするのであれば基礎はおさえておく必要があります。


顧客作り、これも大きなセールスポイントになります。

顧客作りができるということは、商品知識が優れているだけでなく、ヒトとしての魅力も兼ね備えているということの証にもなるからです。


ただ、ここも注意が必要で、お買い上げいただいたお客様に入会カードを記入してもらい管理していました、というのを顧客作りと言う方が少なくありません。

これは、顧客作りではなく、会員数を増やしている作業となります。

顔と名前がお互い一致していて、あなたが連絡をすればすぐに買い物に来てくれる方、週に2回3回と足繁く通ってくれる方、もしくは来店は月に1回でも一度の購入金額が大きい方、などあなたと関係性が構築されている上得意客を顧客と考えるようにしましょう。

どうやって顧客様と関係性が構築できたのか?ここは販売員としてとても大きな武器になります。

販売は終わりではなく始まりだ、ということを理解していないと、顧客様は出来ません


*先輩の活躍や給与を見て将来性を推測しよう


転職の指標の一つとして、上司の活躍を見てください。

先輩や上司が自身の裁量で仕事を進行することができているか?十分に権限が与えられているか?といったところをチェックしてみましょう。

自身の裁量で仕事を進行できるかどうかはやりがいにおいてとても大きなポイントと言えるでしょう。

次に、上司がポジションや年齢に見合った生活をしているかどうか、も重要なチェックポイントとなります。

名ばかりでポジションに見合った給与を貰っていないようであれば、将来自分がそのポジションに就いたとしても生活水準を上げるのは難しいということがある程度予測できます。

先輩や上司を見て、今いる会社の将来性を見極めてみることも転職の判断材料の一つとなります。


【今やるべきこと。お客様のためにできることをやろう】

お客様にお買い物をしてもらって、さらに「ありがとう」と言われる接客を目指すことがとても大事と言えます。

要はおひねりです。


入場料はすでに払っているのに、感動してさらに何かしたくなる、といったものです。

お客様がただの満足ではなく感動レベルで接客されると、関係性が継続されます。

一回の事をいつまでも覚えてくれているのです。

そのためには、日頃の接客時からお客様を細かく観察する力を養っていくことが必要です。

今ある結果は過去の評価と言い換えることが出来ます。

販売は終わりではなく始まり、ということです。


*魅力①アパレルほど人をキレイに、そして幸せにする仕事はない

なぜ人は豊かな表情を持っているのでしょうか?

逆に考えると、表情を表に出すと人間以外の動物はすぐに食べられてしまいます。

仮に山羊に白目があって右見ているぞって外にわかってしまったらオオカミは左からやって来ます。

ヒトだけはそういう関係から逸脱して、大切なのはオオカミから身を守ることではなくて人間同士の情報交換、そのことに重点を移しました。


人間にとって働くとは感情の共有とも言えるかもしれません。

ヒトとヒトとが触れ合うこと、つまり接客はすごく価値があることなのです

洋服のお買い物のお手伝いをすることで、お客様の人生を豊かにしているしお客様を笑顔にしています

それが直に感じられる、もしかしたらこんなに素晴らしい仕事はないかもしれません。


*魅力②お客様のために何ができるか?ここに集中する

よく顧客満足と言いますが、満足ではダメです、「感動」です。

感動と言ってもすごい事をするのではなく、お客様に親身になって、いい意味で予想を裏切る事を目指していくのです。

お客様の立場で考え、お客様目線で物事を見る事は大切です。


私たちは普段は厳しい消費者です。

特に接客に携わっている人は商品や店のサービスに対して結構シビアに見ています。

ただ、これが生産者側になると、その消費者目線は忘れ去られ、会社側の都合を優先するようになってしまいます。

例えば、この商品を販売するとしたらいくらにする?もし自分が買うならいくらだったら買う?と聞くと、ほとんどのスタッフは販売価格を高く設定し、購買価格は安く言います。

特に本社や本部のスタッフほど消費者目線が見えなくなっていることが多いです。


直接消費者と接するお店のスタッフにとっては、この消費者目線は大きな武器となります。

この感覚を失うと、お客様が見えにくくなってしまいます。

この感覚こそが販売スタッフの「強み」なので、喜んでいただけるために何ができるか?常にアンテナを張っておくことが必要です。

感覚が麻痺すると、全ての歯車が狂いはじめます。


*魅力③顧客作り。これこそが最大の武器

「お客様は神様です。」

かつてこんな言葉を流布した歌手がいました。

神様なら絶対なので、従わなくてはなりません。

この言葉によって日本は世界で例を見ないくらいカスタマーが強くなりました。

そう言った面でその歌手の罪は重いと言えるでしょう。


お店とお客様の関係は、パートナーと考えるべきです。

例えば、ロック歌手がファンの要望を聞いた曲を作っていたらつまらない曲ができそうです。

関係は主従ではありません。

場末の温泉で昔のヒット曲を歌っているような歌手ならお客様の要望に応えるかもしれませんが・・・。

「自分のロック」を貫くことで、それにファンがついてきてくれるのです。


自分のロックを提案していく、といった感じです。

その提案に「聞きたい」「生で観たい」と手を挙げてくれたお客様には、精一杯もてなす、これが私たちが目指すべきカタチと言えるでしょう。

お客様の立場になると、お客様の言いなりになる、ここを履き違えないようにしっかりおさえることが大事です。

「あなたから接客してもらいたい」と思ってもらえるようになるにはと考えられたとき、販売員としてのステージが上がることでしょう。


【お店では全てのことが学べる。その環境を生かしてやりたいことを見極める】

こういう訴求は効果的、これは全く響かなかった、といったマーケティングや、自分が思っていたのと違う商品が売れるといったプロダクトのこと、この納品フローを改善すればもっと効率的なのにといったオペレーションのことなど、お店にはアパレルの全ての要素がギュッと凝縮されています


そこを強みとして、新しい企画を提案したり、お客様の声をプロダクトチームに届けたりと、積極的に行動に移していくことが大事です。

そこから、自分のやりたいこと、進んでいきたい方向性が見えてきます。

そしたら、どんどん深掘りして、よりスキルを高めていきましょう。

お店でしか学べないことや味わえないことがあるので、販売員であることを逆手に取って実績を積んでいきましょう


*マーケ・マネジメント・MD等全てのヒントと答えが店にある

そして、それらを日々ログに残していくことを強くおすすめします。

何故か?

振り返りを言語化することによって、考える力が養われていくからです


そうすると問題点が明確になるので、ログが備忘録となりミス防止にもつながっていきます。

問題の発見・問題の提起・問題の解決の力が圧倒的に身につくようになります

逆に、言語化する事が出来なければ、漠然としか認識できません。

つまり具体的な対応策を見出せないという事です。

お店にいることの強みをとことん発揮し、上司・本部を巻き込んでどんどんアピールしていくことです。


*どの部署・どの会社でもモノを言うのは「数字」

お店のスタッフに、今週はどれが売れていますか?と聞いて返ってくる答えと、データから抽出した売れ筋ランキングの結果を比較すると合致しないことが多いです。

スタッフに売れ筋ランキングを見せると、「これが一番売れているの?意外」と売れ筋が全くのノーマークなんてこともあります。


このように、知らないうちに自分の思い入れのある商品ばかりを追いかけてしまっているため、全体が見えていないことがあります。

この売れ筋を見誤ると売上に直結してしまうので、必ず「数宇」は追いかけるようにしましょう

数字は嘘をつきません。


*ヒト・ハコ・モノで考える

マネジメントは、ヒト・ハコ・モノのフレームワークを使って考えるようにしましょう。

ヒト:作業スタッフ・店舗スタッフ・お客様

ハコ:作業スペースと接客スペース

モノ:入荷商品と返品商品

昨日・先週・先月、良かったことは何か?

そして、良かったことを更によくしていくにはどうすればいいか?

悪かったことは何か?

悪かったことを良くしていくにはどうすればいいか?


これらをヒト・ハコ・モノで考えることで、やることが明確になります。

例えば、ストックの商品配置ひとつとっても、売上に差が出ます。

強化品番のストックが一番手前にセットされているか?強化品番の在庫は揃っているか?サイズ別にストックされているか?これらの指示が正しく瞬時に出せるかどうかがマネジメントに求められます。

商品を探す時間のロスをもっと減らすことができるか?こういった細部にまでこだわるができるかどうかで売上は変わってきます。

こういう細かいことができないヒトに、大きな仕事は出来ません。


【人事担当者に聞く。面接ではどんなところを見ていますか?】

1,000人以上面接をしてきた面接官の視点でお話ししていきます。


まず、一つの会社に長く勤める、これはすごく武器になります。

継続する力があり、人間関係も良好であることの証明になるからです。

パフォーマンスと人間関係が良好でなければ長く勤めることは出来ません。

採用してコストをかけたのにすぐに辞められてしまったというリスクが非常に少ないと判断されるので、転職に有利に働きます。

お店の問題の80%は人間関係と言われているので、人間関係が良好だということは、非常に優秀である可能性が高いと見てもらうことができます

ただし、勤務年数とジョブグレードが合っていない場合は逆に評価が下がってしまうこともあります。


*間違っていてもいいので、自信を持って答える

次に、間違っていてもいいので、自信を持って答えることです。


会議でもそうですが、自信を持って言うとそれが合っているか合っていないかにかかわらず「そうなんだ」と相手を納得させることができます。

面接官はあなたが在籍していた会社の細かいことなどはわからないので、自信を持って答えることが大事です。

もし守秘義務がある職務内容についての質問を受けた場合は、「お話できる範囲で」と説明するようにしましょう。

ただしつこいようですが、数字については予測がついてしまい矛盾が面接官にはわかってしまうので、日頃から数字については触れておくことをオススメします。


*レスポンスの早さで瞬発力をアピール

質問に対するレスポンスの早さもアピールポイントとなります。


コミュニケーション能力は、いつの時代も企業が求めているものです。

コミュニケーション能力が高いと、接客だけでなくマネジメントにも有効です。

接客は、お客様からどんな質問が飛んで来るかわからないのでアドリブ力が向上します。

これは、面接においてもとても強みとなります。


*人間関係で辞めたとしても、前の会社の悪口は言わない

転職をするということは、何かしらのきっかけがあっての決断となります。

もし、人間関係のトラブルや社風が合わないと言うことで転職をされる場合、自分を正当化する意味で前の会社に問題があったと言いたくなるでしょうが、ここはグッとこらえましょう。


前の会社の文句や悪口は面接では不利に働きます。

やっぱりウチに来ても同じ問題起こすよなと思われてしまいます。

逆に、どうやってきついことを乗り越えたか、そうしたことによってどう変わっていったか、といったことに変換して伝えるようにしましょう。


*新しいことを学ぶ柔軟性をアピール

前の会社の常識は他社では非常識であることが多いです。

逆もまた然りです。

転職して一番難しいのが、環境適応です


前の会社ではこうだった、といった考えを曲げることが出来ないヒトは、やはり苦労されています。

今まではこうだったと主張されるのであれば、何故転職をされたのですか?と言われてしまいます。

誰でも転職してすぐに馴染む事はできません。

転職をして初めて前の会社の居心地の良さに気づくこともあるでしょう。

自分の決断を成功させるのも失敗に終わらせるのも自分次第です。

転職は新しいことを学ぶことができるチャンス、この柔軟性をアピールしましょう。


*笑顔であること

面接ではポジティブであるかどうかはとても重要です。

特にアパレルでは、お客様とのやり取りがあるので、印象がとても大事になってきます。

売上にも直結するので、良い印象を持ってもらうことが求められます。


面接では笑顔を忘れてしまうヒトが少なくありません。

面接で笑顔を忘れてしまう方に、果たしてお客様の前で笑顔になれるのか?という疑問が出てきます。

印象作りも日頃から出来ているかどうかが見えてしまうところです。


【まとめ】

お客様を感動させる、それができれば結果はいつも後から付いてきます


ミュージシャンはライブで顧客を満足させることなんて考えているでしょうか?

感動させてやるくらいの気持ちでプレイしていることでしょう。

感動させるからファンが付くようになるのです。

あなたのロックンロールをやって、お客様を魅了し続ける事を追求して頂きたいです。

儲かるという漢字は 信 者 と書きます。

「販売は終わりではなく始まり」、これが理解できたとき、次のステップに進める準備が出来たと言えるでしょう。

それともう一つ心にとどめておいて欲しい言葉があります。

「現実は正解だ」ということです。

今ある結果は過去の評価と言えます。

日々の積み重ねなのです。

大事なことは、他責ではなく鏡を見ることです

今はもう辞めないことが良いとされる時代ではありませんが、キャリア形成のためにはその時機をうかがう能力も必要と言えるでしょう。

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