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日本で英語を勉強してきたのに、どうして現地では通じないのか問題

今日も note 書いたるで~

いわゆるネイティブの英語話者に囲まれて働くようになり、はや数ヶ月。相変わらず英語はよくわからんままなのですが、昨日ふと、日本で英会話スクールに通ったり、オンライン英語を受講したりしていたけど、今の生活における「英会話」は、かなり別物だな… と思ったので、そのへんのことについて書いてみたいと思います。

(と書いて、ノートパソコンの不調によりここで終わっていた…)


英語にわりと自信があったのに、なぜか現地では通じない

英語圏に留学、ワーホリ、もしくは駐在等で、日本にいるうちから英会話スクールに通ったり、オンライン英会話を受講する人は結構多いんじゃないかと思います。が、結構そこでは聞けたり話せてたりしたつもりでも、実際に現地に到着してみると、全然わからん、こっちの言うことも通じない… ということは多々あるのではないかと。
Twitterとか、note とか見てて、わりと英語にそれなりの自信があった人でも、現地に到着した途端に、まったく歯が立たずにショックを受けるパターンという話が時々流れてきます。
なぜなのか。
大きく分けて、3つ理由があるかなあと思います。

現地のスラング、アクセント

カナダはわりと聞き取りやすい英語と言われていますが、それでもエリアや年代によって微妙な違いがあったり、もちろん出身国によっても強いアクセントがあったりします。それからその地域独特のスラングとか、業界、職場などのせまいコミュニティでしか使われていない言い回しなんかもあったりすると思います。

Twitterで定期的に荒れる鉄板ネタとしては、「英語ネイティブは〇〇とは言いません!」というポストに対して、大量に「いや、普通に毎日使うし」「私の周りはみんなそれ言います」というリアクションが来るケース。
有名どころだと、「ネイティブは、"Pardon?" とは言いません」「ネイティブは、"How are you?" なんて言いません」とか。
ちなみに私の周りではどっちもめっちゃ使ってます。しかし、周りがティーンエイジャーとか二十歳そこそこの若者ばっかりだったら、おそらく使わない人が多いだろうし、それこそ国や地域によっても全然違うと思います。

国や地域によって使う言葉が違う、といって思い出すのがコレ。↓
マルチリンガルのコメディアン、トレバーノアの、このエピソードが秀逸。アメリカに来て初めてタコスをテイクアウトした時、店主が言った単語が、トレバーノアの母国ではまったく違う意味だったため、大混乱するという逸話。めちゃくちゃ笑えます。

ネタバレをすると、店主がタコスを渡しながら「紙ナプキンもいるか?」と聞くのですが、「ナプキン」は、トレバーノアの母国、南アフリカでは「オムツ」を指すため、「ど、どゆこと⁉」と大混乱するという内容です。
英語圏だからといって、必ずしもすべてが同じとは限らないという良い例だと思います。

ちなみに ↓ これらも、全部同じ「英語」…

日本にいる間は、ここまで多様な英語に触れる機会ってそんなに多くないと思うので、海外に来て、聞き慣れないアクセントにびっくりしてしまうこともあるんじゃないかなと。
あとはやっぱりスラング、イディオムも、非英語話者を悩ませる原因の一つじゃないかなあと個人的には思います。
私も今の職場でめっちゃそういうの多用して話してくる同僚(イケオジ)がいるんですが、マジでほぼわかりません… たとえば、日本語学習者に「それは漁夫の利だね」と言っても、「???」ってなるのと同じですね… 

相手が、非英語話者に慣れていない

これは今、自分が英語ネイティブに囲まれて働いているので、特にしみじみと痛感しているのですが、非英語話者に慣れている人と、そうじゃない人では、本当にこっちの聞き取れ具合、そして通じる度合いがまったく違う!
たとえば空港、ホテルなんかだと、非英語話者に慣れた人が多いので、わかりやすい単語でゆっくり話してくれたりするので、比較的コミュニケーションがとりやすいと思います。あとは、留学生を受け入れ慣れている家庭、語学学校の先生、スタッフなども同様ですね。

しかし、場所や状況によっては、非英語話者にあまり慣れていない人というのももちろんいて、彼らは悪気はまったくないのですが、フツーにネイティブノリでしゃべってくるので、これがツライ!
まずスピードが全然違う。普段、わりと分かりやすい英語を話してくれるなあ、という人でも、ネイティブ同士で話しているのを聞いていると、本当にさっぱり分からなかったり。それから、上でも書いたように、非ネイティブにはなじみのないボキャブラリーを多用してきたり、更には常に正しい文法で話してくれるとも限らない。
英会話スクールなどで教える側は、当然「正しい文法、言葉使い」が原則なので、そういう英語にしか触れていなかったりすると、かなり混乱します… 

相手の関心度

それから、英会話スクールとかオンライン英語って、当然、講師は生徒の言うことにきちんと耳を傾けて、理解しようと思いながら集中して聞いてくれます。マンツーマンだったら尚更ですね。
しかし実際に海外に飛び出すと、やる気のない店員とか、こっちに対して興味のない相手とも話さないとならないことも多々あるわけで、そうなってくると、かなり苦戦するわけです。
特に、こっちが何かお願いしないとならない状況だったり、クレームを聞いてもらう場合。これはもう英語力の他に、話の持っていき方とか言葉の選び方とか、いろいろな要素が絡んできます。

個人的なイメージではありますが、日本人って、あんまりこういう状況に慣れていないというか、文句は言えても、「じゃあどうしてほしいの?」という「要望」が言えない人が多い気がします。日本だと、カスタマーサービスの側が「大変申し訳ございません。では、今回は~~という形でいかがでしょうか?」みたく提案をしてくれることが多いので、とりあえず客の方は文句を言うだけでいい、みたいな…
だけど多くの英語圏では何よりも結論が必要なので、いろいろ文句を言っても「で、私たちはどうしたらいいの?」「あなたは何をしてほしいの?」ってところまで言えないと話がまとまらない。(日本でも接客業やってて一番困ったのがこのパターン… 返金してほしいのか交換してほしいのか、単に文句を言いたいだけなのか…)

(もっと言うと、こっちで何かクレームする場合、いきなりワーッと文句を言うのではなく、下手に出ながら「これこれこういう状況で困っている。あなたのせいではないことは百も承知だが、もし可能であれば〇〇してくれるととてもありがたいのだが」みたいに、慎重に丁寧に、そしてナイスに話すことが結構重要だったりする…)

↓ ここで前にも書いた通り、メールでもなんでも、とにかく「結論」が大事!

他にも、数人のグループでの会話になってくると、なかなか会話の輪に入れない… という人が多いのではなかろうか。私も、ネイティブの会話の中にはもちろん、ほとんど入れません…(涙)
それでも仕事とかグループプロジェクトなんかで、こっちが相手にとって必要、興味深い情報を持っているような場合だと、結構ちゃんと聞いてくれる、というケースはありますね。英語力がなかなか伸びなくても、こういうところでアドバンテージを取れると強いかも…

じゃあ、どうしたらいいのよ

というわけで、日本で英語を一生懸命勉強したのに、現地でイマイチうまくいかない原因について書いてみました。

じゃあ一体どうしたらいいんだよ⁉って感じですが、それは… 私が知りたいですね…
まあ、ある程度の基礎は日本で固めていって、あとは現地でこうやって揉まれるしかないのかも…
あとは、行く国やエリアの映画やドラマを見るとか… ですかね…

私もカナダに7年弱(だったか?)住んで、やっとこさこういうことが分かってきた体たらくなので… あまりショックを受けずに、「こういういろんな要素があるんだからしょうがない」と気楽に構えて、少しずつ学んでいったらいいんじゃないかと思います。
だから海外在住経験が長い人ほど、「英語は難しい」って言うわけですね… 本当に、言語は奥が深いです… 


では今日はこのへんで。またね~

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