【グラディエーター2】歴史キャラの黒人化が止まらない?
グラディエーター2で気になる情報が。
デンゼル・ワシントンが主要キャラで出演するらしいのです。
👀「え?古代ローマ帝国の物語に!?」
公開された写真では、かなり上質な衣服を着ているので一瞬皇帝またはそれに匹敵するクラスの身分の高い人物なのかと思いました。実際に同じ名前ムーア人(中東系)の皇帝が居たようです。
しかし映画の記事ではフルネームでは記載されていませんし、「有力な政治家で武器商人」とだけ書かれているので、おそらく中東系の血筋でありながら皇帝まで成り上がったマクリヌス皇帝に《着想を得た架空の人物》ということなのでしょう。
なぜ、一瞬、こんな要らぬ心配をしたのかと言うと…
ある嘆きのツイートを見たのが発端です。
まあ、そんなツイートを目にした(結果的には勘違いを含んでいたように見えます)のですが、それを当初は信じそうになったのは、最近に似たような報道があったからでした。
デンゼル・ワシントンと言えば、先日にもNetflixの新作映画『ハンニバル』で主役の演じるらしいと報道されたばかりです。しかしハンニバルは黒人でではなくて、フェニキア人です。
黒人にしたら違和感が強いですね〜。
この作品に限らず、歴史上の黒人ではない英雄を、黒人に演じさせる映画は少なくないので、私は正直ウンザリしています。
たしかにカルタゴはアフリカ大陸にある都市ですが、実際問題そこで暮らしていた人々はフェニキア人であり、要するに地中海を中心とした一つ生活圏で繁栄していた人々で、どちらかと言えばイタリアやスペインなどに多いラテン系としてグループ分けできるのがフェニキア人です。
北アフリカは黒人ではありません。
世間一般にイメージされる黒人、いわゆるニグロ(わかりやすさのために敢えてこう書きますが)と呼ばれる、特にアメリカ開拓時代に奴隷貿易された褐色肌の人達が多く住んでいたのは、カルタゴのようなアフリカ北部沿岸ではなくて、サハラ砂漠を挟んだ遠く向こう側にあるアフリカ南部の地域です。
サハラ砂漠によって民族は分断されて、婚姻やカルチャーの交流はほどんど起こりません。現代のような優れた移動技術がないからです。こうした地形条件による分断は、有史以前から何十万年という歳月をかけて民族を形成するので、当然のように顔や文化は大きく異なります。
わかりやすく言うと、映画でハンニバル(フェニキア人)をニグロに演じさせるのは、日本発祥の独自文化(武士道や剣道や柔道や忍者や言語や稲作など多数)をなんでもかんでも韓国起源だと主張している愚かなコリアンとやってることが一緒なんですよ。シンプルにダサい。
このような歴史修正はみっともないので止めた方が良いと思います。
(了)
最後まで読んでいただきありがとうございます。ぜひ「読んだよ」の一言がわりにでもスキを押していってくださると嬉しいです!