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クアラルンプールの下町
クアラルンプールは、ゴンバッ川とクラン川という二つの川が街の中心で合流している。
そのため、Y字に流れる川に隔てられて、東・西・北の3区画に分かれている。
二つの川に囲まれた北の区画は下町とでも言えるような雰囲気があり、観光やビジネスの街としてではない、庶民の街としてのクアラルンプールが見える。
北の区画のメインストリートは、南北を貫くトゥアンク・アブドゥル・ラフマン通りだ。
北から南まで賑や
大都会クアラルンプール
クアラルンプール①小さいながらに風格を保つ街マラッカを抜け、相変わらずのプランテーションをバスは進む。
といっても、ジョホールバル→マラッカ間よりは、田畑や他の樹木、町が見えるから、風景は少し違う。
クアラルンプールにはいくつかのバスターミナルがあるが、私がたどり着いたのはTBSというテレビ局のような名前のターミナルだった。
TBS、こと、Terminal Bersepadu Selatanはク
斜陽と源流のマラッカ
マラッカ②交易都市マラッカ大きく分けて東西二つの区画がある。
街の真ん中を流れるマラッカ川の東側は「マラッカの丘(ブギッ・ムラカ)」を中心とする歴史地区。
一方の西側はジョンカー・ストリートをメインストリートとする華人街。
歴史の凝集点マラッカの丘
マラッカの丘の西側にはスタダイス(スタッド・ハユス)と呼ばれる旧オランダ総督府があり、目の前にあるオランダ広場を中心に観光客で賑わっている。
丘に
マラッカの夕陽はとてつもなく大きいらしい
マラッカ①マラッカに着いたのは16時半を回った頃だった。
事前に得た情報で、「ドメスティックバス」を使えばバスターミナルから市内まで2リンギッ(80円ほど)で移動できると知っていたので、とにかく表示を探した。
ドメスティックというと、国内線のような響きだが、この場合はマラッカ市内バスを指す。
目が合ったバスの運転手に、宿が近い「オランダ広場」に行くか?と聞くと、隣のバスだという。
おかげさまで、
シンガポールにあるインド
シンガポールのキタ②リトルインディアの二つの顔
アラブストリートの界隈から西に進み、ローチャー運河を越えると、そこはリトルインディアと呼ばれる区画である。
メインストリートは南北を貫くセラングーン通りで、訪れた時はインドの新年を祝うディワリ(ディーパワリー)の飾りがついていた。
至る所でセールが開催され、至る所で、ディワリ飾りを売る臨時の屋台が立っている。
リトルインディアは、インドがそうであ
シンガポールの猥雑さ
シンガポールのキタ①シンガポールのニシ
大阪の臨海部を「ニシ」と呼ぶ向きがあるらしい。
伝統的なものではなく、万博開催に関わる思惑もありそうだから、長続きはしないように思う。
だが、シンガポールには、ニシも存在する。
シンガポールの伝統的な街区は島の南東に集中する。
それはひとえに、その場所に英国が港を建設したからである。
一方、島の中軸寄り、つまり、市街地からは西にあたる部分には、かつて果樹
シンガポールの生活感
シンガポールのミナミ③シンガポールの、特にミナミを歩いていて気づくのは、生活感のなさである。
ショップハウスの建築は確かに美しい。
商店に溢れる骨董や、なんだかわからない商品も見ていて楽しい。
多様な宗教施設も興味深い。
だが、ここの人たちはどこで何を食べているのか。それが見えない。
洒落たレストランはあっても、東南アジアや中華圏では至る所にあった食堂の類が見当たらないのである。
興味関心だけ
シンガポールの華人街
シンガポールのミナミ②軽やかな街
私の宿がある河岸エリアから、シンガポールの御堂筋とも言えるサウスブリッジロードを南に下っていくと、高層ビル群が現れる。
あくまで大阪に例えるなら、そこはシンガポールの心斎橋だ。
高層ビル群ではビジネスマンたちが忙しなく歩いている…と思いきや、比較的穏やかに談笑する姿をよく見る。
シンガポールの人々の気質を表しているようだ。
シンガポールはとにかく感じの良い国