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数学の良い授業ってなに?

おはようございます。この時期「伊都きんぐ」のどらきんぐ生が最高においしいです。福岡にお寄りの際はぜひ。

さて、

模擬授業が終わり、教授から「じゃこさんにとっての数学の良い授業ってなに?」って聞かれて答えにつまりました。

それについて少し考えてみると、

・生徒が主体的に活動すること
・数学的表現を用いていること
・生徒の思考の流れに沿った授業をしている
・発問が簡潔・明瞭である
・生徒が授業目標を達成している
・真剣に問題に向き合っている

などなど。

たくさん挙げることができますが、よくよく考えてみると、これは授業が「良い授業」といわれる一要素でしかありません。

たしかにこうあって欲しいですが、「良い授業って何?」と聞かれるときは、上の例のように授業を構成しているものの理想像を聞いているわけではないと感じました。

主体的に積極的に活動してても、そこに学びがなければ意味がないからです。

そもそも、授業をするというのはどういうことか。

授業を行うことで、子どもたちは新しい知識を得て、それを活用することである程度の基礎問題は解けるようになります。

授業を行うことで、子どもたちは昨日の自分より賢い自分に生まれ変わります。

何も変化がなければ教育をすることや授業をすることは無意味です。

そういう意味で、良い授業とは、

生徒に変化をもたらすことができるかどうか

になるのかなと。


授業を受けるだけで、昨日の自分より賢くなるのは当然です。が、なぜこの授業を受ける必要があるのか、数学をする意義とは、楽しさとは、これが分からないままだと変化したとは言い難いです。

たった一つの、50分の授業を通してだと数学をする意義や楽しさは学びにくいと思います。

どうしてもカリキュラムや授業進度を気にして、とりあえず知識を教えてそれを練習問題で活用できるということに集中してしまいます。

僕が受けてきた数学の授業はどうしてもこの問題はこう解けばいいよね。といったものになってしまってました。それが悪いとはいいません。むしろ受験戦争を乗り切るためにはこの教え方が効率がいいからです。

僕はこの解法重視よりも、なぜこの考え方を使うと解けるのか、何を意味しているのかを大事にしたいと思っています。

そのために数学的表現を学ばないといけない。

論理的に考えることも、この考え方の有用性や意義なども全ては数学的表現からはじまります。


上記のことを踏まえると、数学の良い授業とは、

生徒が数学的表現に触れることで自分自身の変化に気づけること

だと。

一回の授業で良い授業になるから分かりませんが、何年後かに、生徒が社会に出ていく上で気づいてくれればいいなと思っています。

僕自身まだまだ「良い授業とは」について考えていますが、明日にはこの考えは変わってるかも知れません笑

今日はここまで。

ではでは!

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