インドネシア語【接頭辞 ter-】
インドネシア語【受動態】の記事で、di+動詞の使い方を紹介しましたが、ter+動詞でも受け身の意味を持ちます。
ただterは・自然に(偶然)そうなった・すでにそうなっていた、的なニュアンスが含まれます。
Jendela ini selalu terbuka.(この窓はいつも開けられている)
Setiap hari terdengar suara mesin.(毎日、機械の音が聞こえてくる)
それともう一点注意しないといけないのは、di+動詞の場合は目的語が必ずdi+動詞の前に置く必要があり、ter+動詞の場合はどこに目的語を置いても良いのです。
例えば、上の例をdi+動詞に置き換えた場合Setiap hari didengar suara mesin.
これは間違った表現になります。
もしdi+動詞を使いたい場合は
Suara mesin didengar setiap hari.
となります。
その他の単語として
bawa(持っていく)→terbuka(持っていかれる)
jatuh(落ちる)→terjatuh(つい落ちる)
bangun(起きる)→terbangun(ふと目覚める)
lambat(遅い)→terlambat(遅れてしまう)
tawa(笑い)→tertawa(笑う)
tarik(引く)→tertarik(興味がある)
kirim(送る)→terkirim(送られる)
また、terには最上級を表す意味もあります。
tua(年とった)→tertua(最も年とった)
penting(重要な)→ter penting(最も重要な)
besar(大きい)→terbesar(最も大きい)
baru(新しい)→terbaru(最も新しい)
前置詞的に使用される事もある。
masuk(入る)→termasuk(〜を含めて)
hadap(表面)→terhadap(〜に対して)
Harga ini sudah termasuk pajak.
(この値段には、すでに税金を含めている)
これらのように、接頭辞ter-には様々な使い方があり全て覚えるのはなかなか難しいです。
少しずつ慣れていき、一緒に上達していきましょう!!
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