見出し画像

手関節の評価②

前回、手関節は橈骨手根関節と手根中央関節の複合関節であり、それぞれの動きを確認することの重要性を整理しました。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
前回、橈骨手根関節でしたが、今回は手根中央関節について整理しましょう。


1 特徴

手関節は上肢の役割で、手指の位置の微調整を実施します。
試しに、ペンを持っていることを想定し、そのペンを置いてみましょう。
そして、ペンの先端を摘んでみます。そうすると、手関節で手指の位置の微調整を実施したことが体験できたと思います。
つまり、手関節がうまくコントロールできないと手指の巧緻性にも影響が生じます。

2 どう稼働しているのか?

 前回の復習になりますが、手関節は橈骨手根関節、手根中央関節で動く範囲があります。
掌屈時は
手根中央関節が35°、橈骨手根関節が50°
背屈時は
手根中央関節が50°、橈骨手根関節が35°

可動すると言われています。

手関節に可動域制限があった場合、どちらに問題があるのか?を一つ一つ確認していきましょう。

3 実際の評価方法

では、実際にどのように評価するのでしょうか?
①手根骨の一つを把持する
②隣接する手根骨を把持する
③それぞれの手根骨を上下(互い違い)に動かし可動性を確認

これにより、手根中央関節の動きが確認できます。

4 まとめ

評価で重要なのが、一つ一つ丁寧に確認していくことです。
臨床で結果を残している療法士はそれを実施しています。
ぜひ、丁寧に一つ一つ確認していきましょう。それが結果として最も早くプログラム立案に結びつきます。
ぜひ実践してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。最後まで読んでいただきありとうございました。

------------------------------------------------

追伸:リハカレでは臨床教育機関として、臨床が充実して楽しくなるための様々な研修会を行なっています!現地開催以外にも「臨床お役立ちコラム」や、「時間と場所を選ばず勉強できるWebセミナー」なども充実させていますので、勉強したい方はHPをのぞいてみてください♪

セミナーの情報が漏れなくチェックできる
【リハカレメルマガ】
にご登録お願いします。
https://iairjapan.jp/rehacollege/mailmagazine

https://iairjapan.jp/rehacollege/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?