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肘関節の評価③
前々回から肘関節の評価のポイントについて整理をしています。肘関節は臨床では見逃しがちですが、生活での利用機会の多い関節です。しっかりと評価できるようになっておきましょう。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
本日は肘関節を安定させる筋について整理していきましょう。
1 特徴
上記にも記載しましたが、肘関節は生活で利用機会の多い関節です。
上肢の各関節には担当している役割があり、肘関節は主にリーチ時の距離の調整をしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1689034809931-C7CxbFDQa8.png?width=1200)
この距離の調整ができないことで体幹や肩関節などで代償してしまい、過活動から疼痛を生じる場合もあります。
そのため、肘関節が安定して可動することが重要です。
2 どう稼働しているのか?
肘関節が安定するためには上腕筋が重要となります。
上腕筋の深層線維群は、肘関節前方関節包に直接停止しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1689034935411-561bA2NFfq.png)
これらの繊維群には、肘関節を屈曲した際にたるむ関節包を、収縮とともに引き出す、関節筋としての役割があります。
つまり、上腕筋が働くことで肘関節の前方に安定性に寄与しています。これにより安定して肘関節が可動することが可能となります。
3 実際の評価方法
では、上腕筋はどう評価するのでしょうか?
私はMMTで上腕筋の状態を把握します。
① 前腕を回内位に誘導
② 対象者に肘関節の屈曲をしてもらう
③ 療法士は伸展方向に抵抗を加え、筋力を測定
![](https://assets.st-note.com/img/1689035054320-jotQqJK99b.png)
4 まとめ
機能解剖を確認することで、なぜそこを評価するべきか?が理解できます。それにより、本当に臨床で活かせる評価方法が身につきます。
ぜひ一度ご自身でも評価方法と一緒に機能解剖を整理してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。最後まで読んでいただきありとうございました。
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