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肩甲棘の触診

前回は、胸椎を触診していくために
肩甲骨の正確な触診の必要性について整理してみました。

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では、その肩甲骨はどのように触れていけばいいのでしょうか?
本日は肩甲骨の触診について解剖学の観点から整理していきましょう。

1 触診をする上で

触診をする上で、ポイントとなるのが
ランドマークです。
このランドマークを正確に触診できることで、
その後の関連した部位の触診の正確性が違って来ます。

では、肩甲骨のランドマークはどこになるのでしょうか?
ランドマークは一般的に触れやすい、
突起部を探していきます。

肩甲骨に関しては、
文字通り突出している
肩甲棘
について触れていくのがいいでしょう。

2 肩甲棘がどうなっているのか?

上記でも記載した通り、
肩甲棘は肩甲骨の中で突起部になっています。
さらに、肩甲棘を境に、
肩甲骨は下図のように角度が変化します

スクリーンショット 2021-01-18 8.45.17

このように確認すると、
肩甲棘は非常に触れやすくなっていることがわかります。

3 実際の触診方法

肩甲骨は肩甲棘を境に
前方に突出していきます。
つまり、肩甲骨に手をおき、
指が曲がる場所が肩甲棘です。

スクリーンショット 2021-01-18 9.04.42

触れている箇所をイメージして、
肩甲棘に対して垂直に指を動かしていくことで、
触診が可能となります。

スクリーンショット 2021-01-18 8.56.40

つまり

①肩甲骨に手を置く
②指が曲がった箇所を目視する
③肩甲棘に対して、垂直に手を動かし確認する
といった流れになります。

4 まとめ

いかがだったでしょう?
やはり触診には解剖のイメージがポイントとなります。
ぜひ、解剖を3Dでイメージし、
臨床でイメージと実際のすり合わせをしていきましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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