見出し画像

最後にトラブル発生、帰りの船は?【佐渡旅行記5】

 たらい船を下船した私たちは宿根木地区に向かった。佐渡の古くからの民家は船の古い板を使ったりしていてシックな見た目で、こういう家が並んでいる街並みは見てみたいと思っていた。

LUMIX TX2で撮影 宿根木
LUMIX TX2で撮影 宿根木

 一通り歩いたところで宿から休憩なしで突き進んでいた私たちはカフェで一休みすることにした。このお店はSNSの掲載許可hを頂いたので写真を上げておく。

LUMIX TX2で撮影 宿根木のCAFE nano
メニューはこんな感じで、佐渡産を意識しているようだ。
スイカジュース、美味しかった

 店内は他にも人がいたので撮影していないが、気持ちよく過ごせる空間だった。店内にとても大人しいワンちゃんが鎮座していたが、私の席からは見えない場所に居たのでいることを忘れるくらい、静かだった。犬アレルギーやトラウマがない限りは安心してほしい。むしろ好きな人にはたまらないだろう。柴犬っぽかったけどあまりしっかり見ていないので自信はない。

 宿根木を後にして妙宣寺を目指した。トキ公園に行くことを考えても帰りの船まで時間もあるし、急遽入れた目的地だった。しかしここで悲劇が起こる。

 運転は私と友人で順番にしていたが、この時は私が運転していた。途中道を間違えながらも妙宣寺にたどり着き、車を停めようとしていた時、一瞬ブレーキが遅れた。目の前は石垣である。

 しかし流石に駐車しようとしていたくらいなのでゴツン、という程度ではあったが、バンパーは歪んでしまった。急いでレンタカー業者に電話、走行は可能な旨を伝えると、返却時間の30分前には来てほしいとのこと。30分前などと悠長なことは言わずにすぐに行くことにした。途中で走らなくなったら笑えない。
 また、幸いなことに寺の石垣は念入りに確認し写真も撮ったが無傷だった。車はまだ保険モリモリだが、古いお寺に傷をつけたとなっては目も当てられない。

 せっかくなので妙宣寺は観て行こう、と友人が言ってくれた。敷地内の一部が撮影禁止だったため、念のため全部写真は撮らずに、帰り道の無事を祈願して出てきた。五重塔があるところである。境内はとても素敵な雰囲気だった。

 こうして昼食も取らず、友人が行きたかったトキ公園にも行けず、ひたすら両津港を目指すことになった。本当に申し訳ない。(帰りに友人が欲しがっていたお土産をお詫びとして買わせてもらった)無事に両津港に到着し、事故の報告をし、モリモリの保険のおかげで追加料金は発生しなかった。私は翌日首と腰に痛みが出て病院に行くことになったが、そのお金も保険のお見舞金で賄いきれそうだ。友人は全然平気だったとのことで本当に安心した。

 とにかく無事両津港に到着した。時間は中途半端に余っている。それはそうだろう。あと1か所行ってご飯食べればちょうどいいかなくらいのところで事故ったのだから。しかしこれからバスでどこかに行くのは難しい。バスの本数が少ないうえに、時間が中途半端なので行って帰ってくるとなると船に間に合わない可能性がある。
 仕方ないので、とりあえず両津港ターミナル内で食事をした。岩のりラーメンは美味しかった。佐渡、本当に何でも旨かったな。あとはお土産買ったり、フリースペースで休んだりして過ごした。
 また、御船印も買った。実は往路の際、新潟港では御船印の販売窓口が開く前に出航し、到着時は日曜日だったため両津港での販売所である佐渡旅行センターが休業日、実は日曜だけは総合案内所で販売してくれることは知らなかったため、御船印は帰りに買うことにしていたのであった。
 御船印は2021年に始まったばかりのプロジェクトだ。私はこのマスター制度の一等航海士を目指している。詳しくは公式HPを。

 御船印の集め方は人それぞれだが、私の場合は少しでもかかわった船・場所のみの御船印を購入し、時系列順で御船印帳に貼っていくというルールで運用している。佐渡汽船が発行している御船印は以下のURLのとおりだが、

私はこの中で、乗船した「つばさ」、現地に赴いた「佐渡の金山」、既に東海汽船側は購入済みの「東海汽船コラボ」の3種を購入した。え?帰りの船の御船印は買わなくていいのかって?

 帰 り も つ ば さ

LUMIX TX2で撮影 両津港にて佐渡汽船ジェットフォイルつばさ

 旅の始まりのテレフォンカードは、帰省?の往復両方、自分に印刷されている船に乗っていたことになる。こうしてテレフォンカードから始まった旅が終わっていくのであった。完

※いいオチが付いたところなのだが、あと1つだけ帰りの新潟でのエピソードをおまけ記事にしようと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?