今期からドイツの地元の大学に入学することになりました。 と、そこにいたるまでのお話【宗教学を学びます】

思い返せばちょうど2ヶ月半前の7月の始め、ふと思い立って周りの物の片付けと大掃除をしました。​

自宅の身の回りの物はもちろん、以前からほんのり少しずつ温めてきた自己内構想を思い切って実行することにしました。

大学に願書を提出することです。

と、願書を提出し、それには少し仕事も片付けなくてはと思い、その日そのまま手元の在庫を目の前におき、知り合いや知人業者に連絡を取りました。
連絡の返信やそのまた返信には少し時間がかかりましたが、実にあっという間に「商品在庫」がなくなりました。
この私の状態を例えるならば、本屋さんが在庫と店頭の本を、必要な人に格安でお渡しし、お店がからっぽになった状態といえます。

大学に行って勉強をしようと決め、本当に一瞬のうちに、私のビジネスの一章がまた終わりました。新型ウイルスの影響や、それに以前から温めていたとはいえ、こんなに呆気なく終わったことに自分でも未だに驚いています。

もちろん大学に願書を提出しても合格するかどうかはわかりません。
ただドイツの教育システム上、8割方は合格するだろうなと自分では思っていました。
でもこれで合格しなかったらどうしよう…と、基本はビビリで小心者の私は内心びくびくしていました。

片付けるものも片付けたし、お送りさせていただけるものはお送りさせていただいたし、時間や諸々に余裕ができたので、そうだ合否にびくびくしていてもしょうがない、旅にでも出ようと、家を出たのは9月1日でした。

夏に毎年開催されるフランスの展示会はキャンセルになりましたが、電車のチケットは9月末まで有効なので、とりあえずそのチケットが使えるフランスへ。
…と、フランスについた日の夜、爆発事故に遭遇しました。

#France, #Strasbourg: A strong explosion in the city center of #Strasbourg (train station district) on the night of September 1-2. Significant damage reported, no injuries. https://t.co/b2lhioI65k

— NewsAspect (@newsaspect) September 2, 2020

定宿から200ｍ足らず…100ｍちょっとのところにある改築中のスポーツジムでガスボンベが爆発したそうです。宿泊中のホテルでも爆音が聞こえ、さすがの私も起きてしまいました。
状況もよくわからなからず、ホテル自体に被害があるわけでもなかったのでそのまままた寝てしまいましたが、翌日は現場の前の商店の窓は軒並み壊れていました。昨夜夕飯を食べた現場の2軒隣のタイ料理屋さんも臨時休業😱

深夜だったことと、爆発のエネルギーが主に上方へ向かったようなので、怪我人はなかったそうです。
小心者の私がそんな爆発現場の近くにいるとは。

↓　それでも大好きなストラスブール　↓

爆発事故は事件性があるものではなく、フランスも最初の数日は充分に楽しみましたが、9月に入ってすぐにフランス中のほとんどの都市が感染リスク地域になってしまいました。こうなるとドイツに帰ってからが面倒です。
フランスを旅行することは諦めてそのまま南へ、スイスに行くことにしました。

↓　ジュネーブにいったり　↓

↓　夕方のジュネーブもきれいだなと感激したり　↓

↓　ついでにシャモニー・モンブランに行き、モンブランを見たり　↓

↓　重装備でかっこいい登山用の格好で自然を楽しむ人たちの中で
スーパーへ行くような夏の軽装で山頂に行ってしまったり　↓

↓　氷河が少なくなっていて衝撃を受けたり　↓

大学の合否のびくびくも忘れ、9月9日に「あー楽しかった」と帰路についたところ、ドイツに入ってメールをチェックしたら合否結果が届いていました。
合格していました。

今はとても嬉しいです。
実は私は何年も前、日本にいたときにｋーおーｷﾞｼﾞｭｸ大学なるところに社会人入学したことがあります。でもパリに引っ越すことになり諸々周辺も慌ただしくなり挫折したお恥ずかしい過去があるので、2度目の正直です。
ドイツのありがたいところは、いくつになっても勉強ができる土壌があることです。本当に合格してよかった。これでこのコ口ナ禍で不合格だったら私はどうするつもりだったのでしょうか。考えると怖いですね。

というわけで今期から大学生となります。
かなり簡潔に書きましたが、そのわりには長いですが、読んでくださりありがとうございました。
また少しずつ色々な経緯などもこのnoteに綴っていきたく思う所在です。