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新型ウイルスがもたらしてくれた旧友との縁の復活【米国からのメール】

今日は予想もしていなかった友達から突然メールがきました。
石器時代くらいの大昔、私がイギリスにいたころ近所に住んでいた友達です。私たちは自転車通学で、家が近い仲間でよく放課後には一緒に公園で意味もなく集まってくだらない話をしてから帰えることが多かったですが、彼女とはとにかく学校からはほぼ毎日、帰るまで一緒でした。
夏の夜にはおなかがすくとケバブをよく一緒に買いに行ったり、そこには必ず誰か知り合いがいて、今思うと本当に楽しかったなぁ。

彼女はメキシコ出身で、しばらくしてご家族の都合で帰国してしまいましたが、その後もだいぶ長い間、私たちは手紙で連絡を取り合っていました。そのうちに私も日本やドイツや、いろいろ住所が変わり連絡も途絶えてしまいました。
メールアドレスだけは一応お互いに知っていたのですが、それもだんだんクリスマスのカードの写真の交換だけになり、もうここ数年は本当に音沙汰がなかった友達です。

その友達が!今日突然メールをくれました。
正直に書けば、本当は米国の子供病院の寄付金を募る一斉メールの中に私のメールアドレスも入っているだけだったのですが(😭)それでも私はとても嬉しかったです。メールアドレスの欄には見覚えのある名前もあり…BccではなくてCcできましたが…なにはともあれそれも懐かしく思いました。

嬉しいけど、一斉メールだしだしなぁ…と一瞬考えましたが、嬉しさ余って私は短くメールを送りました。3行ほどのメールです。

その3行メールの返事は、彼女からすぐに来ました。私のメール受信暦の中で間違いなく最長で、たくさんの写真や動画が添付されていた重い、重い、最重量級のメールです。

13才になったばかりのお嬢さんが自宅でインターネットで授業を受けていること。とてもおもしろい子で踊りも上手だからと、私のために踊ってくれた動画。ドイツ語を勉強したいと言っているからそのうちドイツに休暇で行きたいとご家族で話していること、などなど、話題が尽きません。

ローティーンのお嬢さんは不思議と日本人にも見える風貌で、お母さん似というよりはお父さん似なのかもしれません。ご主人の写真は添付されていなかったけど。
すらりとした美人さんの姿に私はなぜか大感激、かわいらしくおどけて踊る姿におばちゃん(私)の涙腺が緩みっぱなしで感動しました。あの友達にこんなに大きくなったかわいいお嬢さんがいる。
この嬉しさと感動、私の拙い文でおわかりいただけるでしょうか。

明日は私ももっと長い返事を書こうと思います。英語か…英語英語。3行くらいなら書けるけど、このもらった長文メールの返事を英語で私は書けるのか…いや、ちゃんと書こう。グーグルもあることだし。

もし新型ウイルスの騒ぎがなかったら、一斉メールにあった子供病院の感染した小さなお子さま方への募金活動がなかったら(募金ももちろん前向きに考えています)、この友達とのご縁の復活はあったかどうか、私にはわかりません。

この友達は、米国へ引越して名前を英語風の名前に改名しています。でも私は彼女の名前を今でもスペイン語の時の名前で呼んでいます。そのことがとても嬉しいと文末に書いてくれました。それが私には嬉しかったです。
今の世界中を巻き込んだウイルスの騒動が落ち着いたら、本当に遊びに来てもらいたい。心からそう思います。

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