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MBA振り返り<1>「おまえは考える力が足りない!(でもどう考えるかは自分で考えろ!)」

2019年から2023年までグロービス経営大学院大学に通い、MBAを取得しました。私はグロービスに通う事によって仕事がしやすくなり、生きる事も楽になりました。 今、何か新しい学びを始めようとしている人に少しでも役立つ情報を提供する為、MBAの振り返り記事を書きたいと思います。


サマリ


・MBAを始めるキッカケはロジカルシンキングでした
・考える力に不安が有る人には激推しです!

きっかけ


20代の頃、「あなたは考える力が足りない」と指摘を受け、自分でも何とか改善したいと思っていたのですが、なかなか改善が出来ず、困っていました。考える力が足りない!と指摘をしてくれた先輩も、どう考えたら良いかは教えてくれなかったのです。そんな中、海外MBAに通っていた上司から「MBAは大変だから取る必要は無いが、科目履修生みたいな形で、ロジカルシンキングのクラスとか受けてみたら。」と言われ、ずっとロジカルシンキングのクラスを受けたいと思っておりました。その為、私がMBAを目指した第一のきっかけは「ロジカルシンキングを学ぶ、考える力をつける」という事でした。

ロジカルシンキング(クリティカルシンキング)を受けよう


上述の上司と話したタイミングでは、土日深夜も働いている状況だった為、アクションを起こせずに居たのですが、転職後に時間が出来て、グロービスのクリティカルシンキングを受ける事にしました。何故グロービスを選んだのかは今となっては覚えていませんが、たぶんググって上の方に来たのがグロービスだったのだと思います。今(2023年)調べたところ、名古屋商科大学や早稲田大学、BBTなどの主要なビジネススクールでもロジカルシンキングを学べるようです。

※グロービスではロジカルシンキングのクラスは無いですが、クリティカルシンキングというクラスが有り、こちらでロジカルシンキングが学べます。

クリティカルシンキングを受けてみた


今まで「考える力が足りない!」と言われ、枕を濡らしてきた私にとって、「考える方法」を学べるクリティカルシンキングは衝撃でした。「ああ、考えるってこういう事なんだ。」ということを3か月かけて学ぶ事ができました。

受講前の私は、「とにかく、大変な仕事も嫌な仕事も一生懸命取り組むんだ!」という意識で仕事をやっていたのですが、それだけでは足らず、「ああ、まずは課題を特定し、論点を整理し、背景も確認していかないとダメだ」という事が理解できました。

なんというか、もし「寸分の漏れも無い、完璧な仕事の指示しか無い世界」だったら、私のように我武者羅に頑張るというスタンスで良かったと思うのですが、実際の世界で完璧な指示やコミュニケーションは存在せず、大体の仕事依頼は曖昧なままなされます。そんな中で、我武者羅に仕事をしているだけだと、後から莫大な修正コストが発生し、誰もハッピーになりません。我武者羅に仕事をした例として一つ覚えているのが、100ページくらいの技術的なスライド(何かの手順書だったと思います)を完成後に先輩に見せ、100ページほぼ丸々直された事です。涙  
こんな事態を避ける為にも、最初にしっかり課題や論点を整理し、仕事に取り組むべきです。そういった事の重要性をクリティカルシンキングで学ぶことが出来ました。

クリティカルシンキングでの学び


 技術的には下記のことを学びました。おそらく、地頭が良いと言われている人は、下記のような事がナチュラルに出来ているのだと思いますが、私は全然出来ていなかったので、
受けてみて本当に良かったです。

・イシューの特定
・フレームワークを考える
・仮説をぶつける
・MECE
・ビッグワード禁止
・人にどう伝えるか?
・演繹法、帰納法

人との出会い


これはグロービス限定かもしれませんが、グロービスでは懇談会という名の飲み会が必ず有ります。ここで講師の方とお話をしたり、クラスメイトと色々話をする事が出来ます。社外の人と話すことがなかなか無かった私にとって、やる気あふれるクラスメイトとの出会いも衝撃的でした。この中の何人かは今も定期的に集まっています。

クリティカルシンキングは人にお勧め出来るか?


私が上記に書いたようなキーワードについて、よく理解している方は受講しなくても大丈夫だと思いますが、少しでも引っかかるものが有れば、受講する事を強くお勧めします。

つづく。。。

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