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情報商材を作るか、サービスを作るか、という話

JABです!
普通の高校生→空自戦闘機乗り→起業、Web制作、スクール講師→フロントエンドエンジニア、という経歴できていて、どういう仕事をしようか常に悩んだりしてました。

「仕事をしようか」というより「どう稼ごうか」と悩んでいた時期があります。

実際に自分がやってきたことや、やっていることが正解だとは思わないし、逆に不正解だとも思ってないです。自分の中で納得できていればいいと思ってます。

一般的に見ると特異な経歴

戦闘機パイロット

「別にすごいことじゃない」って言うとかなり批判を受けるかもしれませんが、おそらく現場にいる人はみんなそう思ってるんじゃないかなぁと。

もちろんいろんな困難や厳しい試験、訓練を受けてきたので、そう言った点ではすごいのかもしれないけど、飛行隊という職場にいたら自分が凄いなんて思えないっていう現実です。
自分より優秀な先輩が沢山いる、一方でなんでコイツが戦闘機乗れるのっていうのもいる、飛行機に乗るのは毎日なので特別感もなくなる、何よりパイロットでいることが「日常」になるので…。

とはいえ、体も心も壊れる人が多い世界でもあるかなぁとは思います。

戦闘機乗りから起業

退職から1年で起業しました。「起業」って聞くと大それたことに聞こえますが、現実は地味なもんです。もちろんスタートアップのような急速に成長してExitするような人もいる一方で、私のように未だに1人社長の会社だってあるんです。

最初は「自由に働ける時代」っていうのに興味があって、自由に働けるようになるのを目指すのではなく、自由に働くための空間やコミュニティを提供できるようになるというのを目指してました。

コワーキングスペースを田舎に開業して、その中で出会った起業家たちやエンジニアの影響を受けて、どんどん業態が変化していった感じです。

地域活性化を目指して活動したり、World Chase Tag(ロンドンのアクロバット鬼ごっこ)に日本チームを出場させたり、Web制作を始めたり、プログラミングスクール講師の外部委託を受けたり、組立式和室の海外営業をしたり…

自分の会社を使っていろんなことに挑戦しました。

Web制作に落ち着いた

必要に迫られたり、もともと好きだったのでどんどん勉強して行ったコーディングが今では「手に職」と言えるような感じです。

お店や会社にWebサイトを作らせていただいたり、もちろん自分の事業のサイトは全て自前で作ってました。
支払い機能付きのECサイトもいくつか作ったりもしました。

2社目の起業(1年で辞めましたが)では、その事業のほとんど全てのクリエイティブを自分で作ってました。

そうしているうちに、Webサイトを作ることに関しては、ある程度の自身とスキルが身についたんだと思います。

それだけではやりたいことを形にできなかったので、WebアプリケーションやWebサービスを作るためにphp、sql、JS(+フレームワーク)をコツコツ勉強してました。

YouTuber

2社目のときに(正確にはメンバーが増えて法人にする前から)過去の経歴を最大限に活かして元戦闘機パイロットのチャンネルを開設して、私が辞めるときには16000人もの方がチャンネル登録してくださいました。
批判も沢山受けながら(そんなもん関係ないけどw)、最終的には70〜80本の動画を1人で編集してました。
ここでPremire Proやその他ツールで動画制作をするスキルと、YouTubeでのマーケティングなどを学びました。

複業が安定した

2社目を辞めてすぐ、1社目のLINKSをやりつつ、人生初の就職を果たしたわけですが、これは今も継続して最適解を模索中。

少しだけ特異な経歴なのかもしれないですね。

情報商材を作るか、サービスを作るか

思ったよりも情報弱者は多い。そして悩んでいる人も多い

自分自身、自衛隊を辞めるのも悩んだけど、何よりも社会に出てきて「自分って何もしらねぇな」って言う焦りの方が大きかった時期がありました。(今でも業界では「何も知らない」と言ってもいいくらい狭い知識かも…)

そういうときって、同じような境遇の人の情報や発信をみて安易に真似したくなるんですよね。表に出ているのは成功体験ばかり(実際は張りぼてもいる)なので、そういうところに救いを求めたくなる。

って気づきました。
それじゃあ、その人たちに情報売って稼げばいいんじゃね?って思ったし、今でもやれることはあると思ってます。

1番ボリュームが作れそうなのが「公務員(特に自衛官)からWebへの転身」についてです。
自衛官の絶対数は公務員の中でもそこそこに多いと思うし、何より辞める人の割合が多いと直感的に思います。(統計調べてないので違ってるかもしれませんが)
そして自分がそうだったように、辞めた後の不安が大きいんです。
高卒で入隊したら、ほとんど社会のことなんてわからないんですよね。(私が勉強不足ってこともありますが、それでも視野が狭くなる)

転職したい自衛官向けWeb制作教材(情報商材)

今でこそマークアップは様々なノーコードツールで必要なくなると言われていますが、現場ではまだまだ需要はあります。
そしてJavaScript(JS)を勉強しておくと、その他の言語を学ぶときにかなりハードルが下がったという実感がありました。

そのため、手に職ということで、Web制作系の教材を作っていました。(これは自衛官向けに作っていました。)
そしてその他に最低限収入を得るために必要な「マーケティング」「営業」「起業」「税金」など、経験を基にサブ項目的な教材を作りました。

これは、本気でやれば再現性も高いんじゃないかと思いました(今でも思います)が、正直人に教えるのって得意じゃないとというか、好きじゃないんです。
小銭を稼ぐだけの目的なら、嫌いなことしなくてもいいかなぁと…

何となく「やりたいこと」「やって満足できること」「やってて楽しいこと」ではなかったんですね。

サービスや事業を始めるためのWeb制作

やりたいことはどちらかというと、

サービスを設計して、市場を調査分析して、マーケティングをして「サービス自体を売る」というWebサービス、Webアプリケーションを作る

ということがやりたかったんだと思います。
テンションが上がるんですよね。これをやっているとw

そして「人に教えるため」よりも「作りたいものを作るため」の方が新しい言語(プログラミング言語)の学習速度も早い。
何より、制作物が売れれば費やした時間分(増減はあるものの)の収入になるっていう点が楽しみになるんですよね。

そしてそうやって学んだり制作したりする過程で、「自分自身の社会的な価値や評価」が予想以上に上がる感じがしました。
情報商材を売るためにやっていたら自分に新しい価値は付加されずらいと思いますが、サービスを作っていくとそうではありません。

仕事が減っていく方向に動いている社会で、自分の価値が上がらなければ将来の不安が解消されるどころか、不安が増大してしまいます。

そういう、「自己投資」的な観点からも、私はサービスを作りたいという方向に動いたんだと思います。

パラレルワークが当たり前になった

2021年は私がパイロットを辞めた5、6年前とは大きな違いがあります。

転職が当たり前になっている
複数の仕事をすることが一般的になっている

という点です。

私は現在、会社員として働きつつ、自社のWeb会社の経営もしています。いわゆる複業の状態です。

会社員としてはこれまで経験できなかったことを沢山経験でき、資金があることにより自分1人では挑戦できないような規模感の事業にも携わることができます。その中で技術や知識もどんどん吸収しています。

収入の基盤をこちらに置きつつ、自社の経営をしています。最初の5年でやっと「会社とは」「社会の仕組みとは」ということを学びました。
挑戦しては失敗して、たまーに当たりくじがあって…みたいなw

複業したことにより、自社で行える事業の幅も広がりましたね。
いろんな会社と打ち合わせしたり、サービス作るのに外注先の製作会社のスキルを学べたりするのは本当に大きいメリットだと思ってます。

自分でできることが増えれば、自社のサービス開発にも活かせるので。


ということで、情報商材かサービス開発かでいうと、私はサービス開発のほうを選んだって感じです。

余談

世の中には明らかに煽っている人が沢山いるなぁって思います。
SNSではそれがすごく目立つんですよね。批判するつもりもないですが、見ていて恥ずかしいものも多々あります。

実際に仕事したり同じ業界で働いていると、見えてきちゃったりするんです。
これが情報商材だったりするっていうのもあって、私はそれは辞めようと思った要因でもありましたw

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