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とうとうパンデミック??

▼執筆 / JAA主任講師・ビューティーライフ研究所 高橋 佳璃奈先生

コロナの世界的猛威が3年目に入って、(おそらく)経済対策のために世界各地で一斉に感染防止のための様々な条件を緩和し始めました。それから、数か月……。

例えば今私は介護施設で働いていますが、コロナ発生後からはずっと週二回の「感染検査」をしていました。もちろん、国や県からの支援ではありますが、今年の6月からPCR検査が終了となり、健康管理は個人に委ねる判断として、実質的な検査はされないまま夏が過ぎ、ワクチン4回目促進が促された後、ついにやってきました。パンデミック! 

今わかっているのは、初期のころに比べ今のウイルスの種類は、あまり重症化としての症状がでにくいのでしょう。個人としては「ちょっと調子悪いな」くらいの程度で感じているのかもしれませんが、感染しているという体感がないために出勤し、周囲の人に罹患させてしまい、やがて利用者さんに感染させてしまうというループがクラスターという現象です。

3年間の間に、今ほど非常に身近な症例としてそれぞれの活動状況が見えている時がないかもしれません。ウイルスの変異にもよりますが、「感染がわかりにくい」という状況も拍車をかけているでしょう。

やっぱり、週二回ではあるけれど、ずっと「陰性」という結果を求められる環境は、行動や全てに制限を設ける意識付けをさせられますが、それが解かれたなら「蜜」や「ソーシャル・ディスタンス」も感染予防の最短である「マスク」でさえ無視して意識せず行動してしまうのが、人間の性。

検査がなくなっても意識はなくさないために、必ず「消毒」や「マスク」「手洗い」を徹底していた結果、私のいるデイーサービスでは、感染者はでませんでした。でも一旦クラスターが発生してしまうと、感染が連鎖してしまうため終息地点がエンドレスのような状態になってしまうのです。家族がいれば尚更ファミリー連鎖が続き、負のループになってしまいます。

ちなみに私は、「持病(遺伝性高血圧)」があるためにという理由でワクチンを一度も打っていません。なぜならアーユルヴェーダを学んで以降、30年近く風邪をひいていない、あるいは初期の段階で予防をしている、という体験を積んでいるからです。私にとっての風邪予防の薬は、長ネギ、生姜、ニンニク、柚子、根菜、ターメリック、シナモン、甘草などの素材。

インフルエンザワクチンも打っていません。多分あの時の風邪はインフルエンザだったかな?と思われる高熱がでたときは、動けるうちに生姜とネギ入り卵酒、ネギと生姜たっぷり粥、すりリンゴ、はちみつにターメリックとシナモンをいれた舐め剤と、バッファリンのような解熱剤を駆使して、重症化を防いでいました。

私は子供のころから扁桃腺肥大なので高熱を出しやすく、同時に外耳炎や内耳炎、中耳炎にもかかりやすく、耳と喉の関連性にも20代の時代から気づいていました。その経験から、事業をしていた時には耳からのアプローチとして、「mimico」と「mimitaro」という精油を使った商品を作ったりしていましたが、とても有効だったので今でも実際に自分で活用しています。 

自分の体と症状をヒストリーとして見つめたとき、単に「〇〇しやすいから」「そういう体質だから」という理屈をつけて固定してしまうと、その原因をスルーしがちです。でも、東洋医学や西洋医学的なさまざまな観点を持つことで、自分の体や心理の状態、そしてさらなる深みに入ると人生の流れや今生の目標のようなものが見えてくるのです。

私のようにワクチンをうっていない分、高齢者施設で働くリスクはずっと高くなるので行動には気を付けていますが、一番気を付けているのは「体温と血圧管理」「消化力」「排泄物の観察」「筋肉と気力を含む全体の力の有無」です。かといって、休日はずっと家に籠るという生活は初年度は心掛けていましたが、体力が落ちるので2年前から変えており、ストレスをためない事や、体力をつけることは、特別に何かをすることではなく、環境の良い場所への散歩や、密にならない場所での行動、ストレスを緩和する行動、興味のあることへの探求心の維持、など身近なところにたくさんあります。

コロナ禍になってから、今まで使っていた食堂が使えなくなった経緯から、「MY弁当」を作り始めました。お弁当を作っていたのは過去にほんの数年しかないのですが、ここにBTL(有限会社ビューティーライフ研究所)時代、カフェ経営もしていたので「エコ・短時間・6味と5色の薬膳的料理」をイメージしたお弁当を作るに至りました。

現在4か月目に突入しましたが、全く同じ内容のお弁当は一つもないのです。さらに、今は電子レンジも使えるので、「出来立て仕様」「麺類もあり」「その場調理」も含めて、従来のお弁当とは異なる発想と活動になっています。

自分ではそれほどボリュームがあるとは思っていないのですが、食堂での食事は15分程度で終わってしまうのに対し、副菜の種類が多いためか食べ終わるのにいつも30分はかかり、満腹感は半端なくその後のおやつとかは全く食べられないほどです。すると、体はしまってきて、なぜか体重は減り特にお腹周りの脂肪が減りました。もちろん経済的にも、一食200円程度の材料費を想定して作っています。昼に満足感がたっぷりあると、不思議に夜の食事量も減ってきて、シニアとしての全体の「食」に関しては非常にバランスが取れたものになっている感じがあります。

2か月前に新しく入った40代初期の元アスリートの職員さんに言われました。「このメンバーの中で、一番高橋さんのオーラがすごい。人生のいろいろな経験を培い、年齢を超えたものが現れています」と。ほとんど会話もしていないくらい、時間的にすれ違うことが多いのだけれど、この言葉にはびっくりしました。見ている人はちゃんといるのだな、と観じた瞬間に改めて生かされています。不思議なのですが、その人はBTL時代のスタッフでもあったかつてのJAAの生徒さんにそっくりで、運命を感じました。

冷蔵庫のストックだけで作ったエコ弁。
(焼きタラコ、野菜炒め、青菜お浸し、納豆と シソとじゃこ入りオムレツ)
茹で蕎麦を使ったレンチンの鳥南蛮。温玉入り。
左も右も、サラダはリーフレタス、トマト、自家製紅ショウガ(消火剤)がレギュラーで、
左はブロッコリー、右はサツマイモとリンゴのサラダ入り。


まさにお弁当つくりは超脳トレですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました(*´▽`*)☆

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