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振り回されないように

周りの人に気を遣いすぎると、あらゆる方針、考え方が他人に委ねられてしまい、結果として、他人に振り回されてしまう。自分自身、振り回されている自覚はなかったが、周囲に気を使って言えなかったこと、前に進めなかったことが多くあった。その理由は、大半は「自分が今つらい状態にあり、動けない」と思っていたからなのだろう。また、担当医をはじめ、「思考がうまく進まない状態」の時に、大事な決断をするのはよくない、おすすめしない、と言われたことも起因である気がする。
しかし、ずっとこのまま進展がないままではいけないと思い、ある機会に足を運んだことで、自分の中にある「想い」を再確認して、それを実現するために前に進んでいいんだ、と思い直すことができた。自分の中にある思いは、「イメージ」を強く持つことで、その自信をさらに強くできると思う。INFP-T型だからかもしれないが、打ちひしがれているときほど、目の前にある現実を重く受け止めている。ある意味、現実を見ることができているのである。そこから、いい状態、自分の希望の状態に進んでいく様をイメージする。シミュレーションする。それは例え可能性が低くても、現実的なのである。
もちろん、想像通りにうまくいくことはそうそうない。しかし、大事なのは、自分がどうなりたい、どうしたいかの「想い」である。特に、周りの人とともに、喜び合える状態をイメージできていれば、よりよいと思う。そのゴールを「軸」として持っておくことが何より重要だと思う。
私は、「想い」が先行し、目の前が見えないことが多くあるが、その「想い」がしっかりなってない、「想い」から動けてないときには、総じて不幸せを感じている。だからこそ、「想い」を取り戻すことが、自分にとっての重要な治療のひとつだったのだろう。
ほんの少しでもいい、「想い」さえ持てれば、周りに気を遣うだけでなく、自分から話せる悩みが出てきたり、動きたい、動いてみたい方向に少し動けるのだと思う。うまくいっていないのに、悩みがうまく言葉にできない状態が続いていた。ただただ、自分が苦しいのだが、そんな自分がどうなりたいのかがよくわからない状態になっていたのだろう。それを、みんなと共有できる「想い」として見つけることで、さらに他人と話しやすくなり、正しく助けを求めることができる。

うまくいかず、人生が後退してしまった、立ち止まってしまった、と考えることもあるかもしれない。それでも、そこで気づかなければいけないことを気づくための時間であり、無駄にはならない経験だと思う。「前に進み続ける者は、交代することはない」どんなに逆風が吹いていても、ほんのちょっとでも一歩を踏み出せていれば、後退にはならないのである。立ち止まることのないように、楽しく生きていきたい。

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