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温度

秋が好き。
昔から夏が苦手で夏に浮かれた事がほとんどないと思う。
夏の夜や、夏の終わりの切なさは多分好き。

大人になってからは気持ちの問題からか夏になると毎年体調を崩しやすくなった。食欲も失せるし、汗臭いし、メイクは落ちるし、日には焼けるし、人工的な冷えは起きるし、Tシャツ以外着る気が起きずオシャレはできないし。

とにかく夏にメリットを感じられないのだ。

室温や湿度に敏感で変化がとても気になってしまう。その変化で気持ちや集中力にも変化が起きてしまう。典型的な空間が満員電車だ。あの圧迫感、様々な人間の匂い、その上車内温度が高いとわたしはほぼ100%でグロッキーになる。笑 まぁ冬の暖房が効きすぎた状態でもこれは当てはまる。

電車を降りた事なんて数えきれない程にある。もはや混雑するであろう時間帯の電車は極力避ける。時間が掛かろうが各駅停車に乗る。あんな地獄みたいな空間に平常心ではとてもいられない。

席の間隔が狭くガヤガヤしすぎているお店も苦手で体調を崩したことがある。その時も少しもわっと暑かった。
大体のパターンが自分では分かっている。人口密度が高く、五感が情報過多で、その上に暑いともうフラグが立つのだ。

こんなわたしの事を理解して受け止めてくれている親友がいることに本当に感謝している。似た者同士なのでこの症状を親友も経験して知っているのだ。いくら説明しても体感したことない人には理解が難しいのも分かってる。だから彼女の存在がなんとも心強い。


でもそんな自分が正直面倒くさい。
そんな当たり前の日常、当たり前の顔をして本当はやり過ごしたい。
でも難しいのがエンパスなのだと最近知った。
少しでもラクに生きていけるよう実践し始めたばかりだ。


夏には元々のインドアに拍車が掛かり冬眠のごとく籠る。
なので秋の到来にはわたしの心は踊りまくるのだ。肌寒い風が吹けばにやけ顔を抑えられない程だ。笑

べたつかない肌、朝起きた時の首までかかった布団。羽織れるシャツ、湯気の出たホットコーヒー、もこもこの靴下、柔らかく消えそうな雲。

とにかく今、きっと短いであろう秋を体中で満喫している。
四季折々は日本の美しさだけれどもっと秋が長ければいいのに、と毎年思っている。笑


恋愛や仕事あらゆることに感情的にのめり込んでしまう性格。 しかし感情を表現するのが苦手で人生苦戦続き。笑 30代になりこんな自分を打破したいと思いnote始めてみました。 よろしくお願いします◎