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1分で分かる『人間不平等起源論』

 過去4回にわたって本ノートにて紹介してきた『人間不平等起源論』の「1分」シリーズです。


人間の原理

 自然状態において、人間には「自己保存」と「憐れみ」の二つの感情があります。この両者のバランスが取れているため、自然状態は平和が保たれます。


不平等の発生

 しかし、「私有」の観念が誕生してからというもの、少しずつ、ただし不可逆的に、人々の間に不平等は拡大していきます。


不平等の進展

 農業と冶金の誕生が、その不平等の拡大に拍車をかけます。やがて人々が、一方は支配者、他方は奴隷の関係になっていき、不平等が極に達するに至って、再び新たな自然状態(すべてが無であるという平等状態)へと戻っていくのです。



より詳しく知りたい方のために

 この記事を読んで、『人間不平等起源論』を面白いと感じてくださった方は、もっと詳しい解説記事を執筆しましたので、ぜひ読んでみてください。

↓詳しくはこちらから↓

『人間不平等起源論』を読む(1)

『人間不平等起源論』を読む(2)

『人間不平等起源論』を読む(3)

『人間不平等起源論』を読む(4)

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