OH!へんろ。親子の88か所巡り(62番札所):天養山 宝寿寺(愛媛県)

わたしが、子どもたちと決めた今回のお遍路ルールは一つだけ。納経所で御朱印をいただくのは子どもたちの役割ということ。ちゃんと挨拶をして、御朱印をお願いし、最後はしっかり御礼をする、です。

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今日の煩悩:

小学6年生の娘は、ひとつ幸せを失ってしまいました。

夜、塾から帰ると、カレーライスを目の前に彼女は「おお、1200キロカロリー」と呟きました。カロリーを認知した時点で、美味しさの幸せは一つ減りました。まあ、「おいしい」も幸せだけどね。

小学3年生の弟はカロリーなどという言葉は存在しないかのように、カレーを飲み、アイスクリームを飲むのです。君はまだ幸せの中にいる。

最近、私がドラッグストアに行くというと、娘はそそくさと付いてくるようになりました。そして、米ぬかパックとか、桃の葉なんちゃらクリームやらを、買い物かごに入れてきます。マウスウオッシュなんかを買いに出かけているだけなのに、何やら毎回結構な出費です。

小学生の潤った肌に、そんな米ぬかパックとか、馬油とかいらんやろ。と、言うのですが、まあ、言うことは聞き入れません。私の妻は沖縄出身で、天然素材として顔のパーツが縁取りされている感じで「濃い」ため、メイクはほとんどしません。香りも嫌いなので香水類も付けません。娘も、目がでかくて、顔が濃いと思うのですが。

誰も教えていないのに、そういえば、娘は幼稚園の頃から小梅太夫みたいな白塗りや、クレオパトラのようなアイシャドウを書き込んでいました。息子の方は「シャーシャー」「ビューン、ドカーン」とか声をあげながら、部屋の隅っこの方でミニカーやビニール人形を走らせたり飛ばしたりしていました。なんかのプログラムが発動しているのでしょうか。

まあ、美容を気にするようになってくれたので、我が家も皆玄米を食べてくれるようになり、クボタの精米機まで行かなくなりました。よかった。

御詠歌:

さみだれの あとに出たる玉の井は 白坪なる一宮かわ

本尊:

十一面観世音菩薩

創建:

天平年間(729〜49)

真言:

おん まか きゃろにきゃ そわか

歴史:

縁起によると、聖武天皇(在位724~49)が諸国に一の宮を造営したころ、この地に道慈律師(?~744)が勅命をうけて創建したのがはじめとされるようです。大同年間(806~10)に、弘法大師がこの地方を訪ね、光明皇后の姿をかたどった十一面観世音菩薩像を彫造しました。そして、これを本尊とし、寺名を「宝寿寺」と改めて霊場とされたとのことです。

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所在地:

愛媛県西条市小松町新屋敷甲428

駐車場:

あり

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