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エンジニアのタスク管理

エンジニアとしての仕事は多様で、1つのプロジェクトの中でも仕様決定、実装(コーディング)、評価などさまざまな工程がある。

場合によっては複数のプロジェクトが並行することもあり、プロジェクトを成功させるためにはタスク管理スキルが欠かせない。

タスク管理を上手にこなすことでプロジェクとが円滑に進み、仕事に対する満足度も向上する。

仕事をしている上で重要なのは、『いつまでに』、『何を』終わらせる必要があるのかを明確にしておくことである。

複数のタスクを並行して行っていると、とてもじゃないけど脳内でスケジュールを管理しておくのが困難になる。
タスクごとの進捗状況を把握するためにガントチャートを使ったり、スケジュールを組むためにGoogleカレンダーやOutlookなどツールを上手に活用してタスクを管理する必要がある。

タスクの分割とスケジュール管理

スケジュールを組む前にまずやらなければいけないことは、締め切りに対してやらなければいけないタスクを洗い出し、それぞれのタスクはいつまでに行う必要があるのかを整理することである。

プロジェクト単位では大きすぎるので、ある程度細かくタスクとして分解する必要がある。
あまりにもタスクの単位が大きすぎると、やることが明確でなくなってしまい、いつまでに何をすればいいのかが曖昧になってしまう。

例えばある機能を実装する時は、

  • 実装方法の検討

  • 実装(コーディング)

  • 評価

などと細分化することができる。

ある程度の単位でタスクの分割ができたらあとはいつまでにそれを終わらせるのかスケジュールを立てる。
プロジェクトの締切が決まっていればその日から逆算して週ごと、日毎に何をすればいいのかスケジュールを組むことができる。

最初に建てたスケジュールは必ずと言っていいほど途中で遅れが生じるので、ある程度余裕を持ったスケジュールを組んでおくべきである。

タスクの進捗状況を確認する

あらかじめ想定しておいたスケジュール通りに進捗することはまずない。

途中で仕様が変更になったり、機能が追加になったり、あるいは別のタスクが割り込んだりしてスケジュールに遅れが生じることもある。

そこで重要なのが、今現在の進捗状況を常に把握しておくこと。
ガントチャートなど進捗状況が把握できるものを活用し、現状どの程度進捗があるのかを確認する。

進捗状況の確認は日ごと、あるいは週ごとなど状況に応じてこまめに行い、当初のスケジュールからどのくらい遅れが生じているのかを確認する必要がある。

今の進捗状況に合わせて、その後のスケジュールもアップデートする。

締切に間に合わないようであれば他の人の手を借りるなどして周囲の助けを求める必要もある。

割り込みのタスクに対処する

メインのタスクのスケジュールを遅らせる要因のひとつは、割り込みのタスクあるいは本来のタスクと全く関係のない雑務だ。
順調にスケジュールが進んでいても突如トラブルが発生したりやらなければいけないタスクが発生するのは日常茶飯事である。

単純にメールを返すなどの作業はさほど時間を要さないし、忘れる前に処理した方が無難であるが、ある程度時間を要するようなタスクは緊急度と重要度を加味して場合によっては後回しにした方がよい。

例えばリリース済みのサービスでトラブルが起きたような時は緊急度も重要度も高いので今すぐ対処すべきだが、締め切りが先の社内の事務手続きなどは後回しにして余裕がある時に行うべきである。

目の前のタスクに集中して取り組む

スケジュール通りにタスクを終わらせるには、そのタスクに集中して取り組むことが重要である。
ダラダラタスクをこなすよりも集中して取り組んだ方がスピードも仕上がりも全く違う。

しかし、集中して取り組んでいても一瞬にして集中力を奪われる瞬間がある。

それはメールやチャットなどによる通知である。
それまで淡々と目の前のタスクをこなしていたのに、メールやチャットの通知が画面に表示された瞬間に一瞬にして集中が切れる。

集中力を切らすような通知は必要最低限に出すように設定しておくのが好ましい。

例えばメールの通知はオフにし、その代わりに1時間に1回程度の頻度でメールを見るようにしたり、

チャットは全てのメッセージ受信に関して通知を出す設定にするのではなく、自分宛のメンションがついたメッセージを受信した時だけ通知を出すようにするなど自分に合った設定にすべきである。

また、タスクをこなす時は単一のタスクにのみ取り組むべきである。

複数のタスク、いわゆるマルチタスクは人間にはできないと言われている。

マルチタスクを行なっているように感じても実際には1つのタスクを細かくスイッチしているだけで、それは逆に生産性が落ちているとも言われている。
生産性を上げるためには目の前の1つのタスクに集中して取り組むべきなのだ。

チーム内で進捗状況、スケジュールを共有する

仕事は個人ではなくチームで行うものである。
チームでプロジェクトの成功のためには、進捗状況や課題についてチーム内で定期的にコミュニケーションを取る必要がある。

そのためにガントチャートや自身のスケジュールをオープンにして他人からも見れるようにしておいた方がいい。

常にチーム内で情報を共有しておけば、ある人が抱えているタスクに遅れが生じているときに、余裕のある別の人がフォローすることができる。

逆にチーム内で各人の進捗状況、スケジュールが共有できていないと、プロジェクト全体に遅れが生じることになりかねない。
プロジェクトを円滑に進めるためにもコミュニケーションは積極的に取るべきだ。


今回はエンジニアのタスク管理についての紹介でした。
最後まで読んでいただきありがとうございます!



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