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多様性を認めて価値観を明るみに出すということ~在り方ワークを通して見えたこと~

こんにちは、葉月(はぴ)です。
私は主にホームページの記事を管理したり、アンバサダー会員さんのサポートをしたりしています。
最近はInstagramに力を入れています、ぜひご覧くださいね。


協会公式Instagramはコチラ

アイキャッチの画像は、静岡県側から箱根を見た様子です。
左は大涌谷、右は芦ノ湖。
見る場所によって景色がこうも違うのかと、本当に驚きました!


さて、エンパシー協会には現在一般会員さんとアンバサダー会員さんがいて、講師を含めて全員が協会コミュニティで交流を深めています。
アンバサダー会員さんには、協会を広めるためにお手伝いをしていただいています。

今回はアンバサダー会員さんと認定講師のやり取りを、皆さんにご覧いただきたいなと思いまとめました。


皆さんを、私たちが目指す

「多様性を認めて、価値観を明るみに出せる世界」

にご招待します



数か月前になりますが、認定講師が行っている「在り方ワーク」という自己共感を深めていくワークをコミュニティ内限定で公開しました。
日々、認定講師がどのようなことを感じ、考え、自分と繋がっているのかを会員さんに味わってもらおうというこの企画。



テーマ 〜反対の気持ちの人を想定する〜


認定講師カモさん

〇出来事
職場で担当している案件で、進めた途端に決定を下した上司が真逆の事を言い出した。
〇感情
予想もしない言動に唖然。
納得できる説明をしてくれないことに不信感。
そもそも、今回の方針に納得していなかった不満感から怒り
〇反対の気持ちの人
・案件を前に進めることを大事にしている人や量的処理成果を大事にしている人だったら、驚きはするだろうけど変更内容を受け容れて不信感や怒りは湧かないと思う。
・言われたことだけをやればいいやって人だったら、「次の指示がきた」だけで日常業務をこなしていると思う。
〇気づき
・納得していない不満感から怒りに繋がったのは、上席者の無関心さや無責任さ、同僚や後輩がぞんざいな扱いをされていることが大きいんだって気付いた。
・私には、上司部下、年上年下とか関係無く相手を尊重し合う社会を拡げたいって願いが在る。


 
在り方ワーク、いかがでしたか?
職場ではもしかしたらよくあることかもしれません。
その一部を切り取って、自分の感情を見つめて反対の気持ちの人を想像していきます。


問いかけが扉を開く

毎日複数の講師から投稿されるワークを見て、おひとりの会員さんがある投稿をくださいました。
 


会員ねこさん

「在り方ワークについてずっと考えていました。
なぜ反対の人の気持ちを考えるのだろうって。
反対の人の気持ちを考えると沸々と自分の気持ちが湧いてくるから?
これって全く違う価値観であろう相手の事を知りたくて、深く深くその人の世界を考えると見えてくるのは自分の事だった、という事と似ている・・・
そんな事を考えていました。 結局どういう事だったのかなぁ・・・」

この問いに、あなたならどう答えるでしょうか
以下、認定講師と会員さんのやり取りです。


認定講師キツネさん

「反対の人の気持ちを考えることによって、自分の価値観が鮮明に見えてきます。
そこには良い悪いはなくただ偽りのない自分の気持ちがあるだけです。
反対の人の気持ちに思いを馳せることはそれと同じくらいに世の中には様々な価値観があるのだということが色んな角度から認識できることになります。
それは無理して相手を理解しようとするのではなく、自然な心の器に繋がると思っています。
おっしゃる通り、手段は違うけど発動の内的な動機は同じだった(食べたいものが違うけど皆んなお腹は空いているとか)みたいに多様性からの一様性にも繋がると思います。」


認定講師がおーさん

「頭では理解しようとできても何かがついてこない、そんな感覚でしょうか。 私の体験をお話ししますね。
一昨年の認定講師育成期間でこのお題に取り組んだ時、私の気持ちは荒れました。
「せっかく自分の感情とか思いに目をむけられるようになったのに、なんで今更反対の気持ちを考えにゃならんのじゃーうぎゃーーーー」
常に他の人の気持ちを選択して、いつしか自分の気持ちがに蓋をした(それすら気づいていなかった)私にとって、他人に自分を乗っ取らるような過去の感覚が蘇ってきちゃったんです。
(理事長の)せっちゃんからアドバイスをもらって、「反対の人」じゃなくて「選択肢」を考えてみたら、だんだん自分と切り離して考えられるようになりました。
その中で自分はこれ、相手はこう、ああ、こんなのもあるよね。
それでいいじゃん、て。
始まりはいつも自分
反対の気持ちがあって自分の気持ちが明確になる、よりも、自分の気持ちを明確にした上で反対の気持ちに目をむけてみる、ほうが軽くなるし、両方認められる。
それに気がつけたのは大きかったなあと思います。」



認定講師うさぎさん

「私は強烈にムカついたり感情が揺れる相手にも その人の正義があるんだと気づかされました。
まさに何を大切にしているかの基準は多様性に溢れていて、育った環境やその人の資質が違うからこそ違いがあるんだなと リアルに感じましたよー。
それを知ることによって少し楽になったのを覚えています。
ジャッジしてしまう自分の気持ちにも寄り添って、ただ考え方の違いは確かにあるんだと感じました。」



会員ねこさん

「みなさんありがとうございます。
詳しく気持ちものせて こたえて下さって嬉しいです。
自分とは違う選択肢をぽんぽんぽんと並べてもどこか上辺というか、ふーんとなり、“反対の人の気持ち”にしっくりきてなかったのは、がおーさんの感覚に近そうです。
人にぶつかり初めて自分の気持ちに気づくことがあります。
感覚的には奥の方でわかっているから、ぶつかる事をするのかなぁなんて思っていて偽りのない気持ちがみえた時私は戸惑います。
出し方がわからないのかもしれません。
価値観を通すとそれは出せなくてそのままそれが今の自分、とみればいいのでしょうか。
多様性からの一様性に繋がることがみえた時、争うことはしなくていいのだと感じます、と同時にそれぞれの自分の本当の気持ち(正義もそうですね)ってどうしていけばいいのだろうとハテナになることがあります。
エンパシー の終着点はどこなんだろうって。
ですが在り方ワークのモヤモヤはなんとなくぼんやりわかったような気がします!」



認定講師がおーさん

「ありがとうございます。
まず、読んでくれたことに。
そして、いろんな話に触れて、自分のこととして考えてくれたことに感謝です。
とりとめなくていいんです。
表明してくれたことが、行動してくれたことが嬉しいです。
価値観は移りゆくもの。
今の自分も変化していくもの。
今はそうなんだね〜と気がつくだけでいいと思います。
が、私にはそれが難しい期間がありました。
湧き上がるものが見えて、自分の思ってたものと違うと拒否したくなる。
どうしても、こう、と決めたくなる。
それが正しいという価値観で生きてきたからかもしれません。
エンパシーの終着点。
私も辿り着いていません。
私個人は、エンパシー過程だと思っていて、全てを解決できるとは思っていません。
でも、全てを突破できると思ってる人もいて、そもそもそんなこと考えない人もいる。
でも、いいものと思ってることに変わりはない。
それでいいし、それがエンパシーなんだろうと思います
(こんなこと勉強する前に言われたら、過去の私だったらめっちゃモヤるわー)」



会員ねこさん

「ありがとうございます。
受けとめて下さってるようでゆっくりな私にはとてもありがたいです。
たくさん浮かぶ事ありますがとりあえず浮かべたままにしておきます
また聞きたくなってうずうずしてきたらまた表明しようと思います笑
がおーさんは、エンパシーは過程だとおっしゃいました。
過程ということは手段として使っていてその先があるんだなぁと思いました。
私はどう捉えていくのだろう、勉強が楽しみです 。
(“モヤるわー”にふふふってなりました)」



認定講師がおーさん

「ありがとうございます。
心の中にあるパズルのピースがたくさん見えてきて、でもまだどんな形かも全体像も見えてこなくて。
なんて、感じかなって思いました。
今後、音を立ててはまっていくんだろうな、と思います。
私もまだパズルを組んでいる途中です。
表明してくれることで、私の中のピースの色が見えてくる、そんな気がしました。
私すぐモヤります 。
いつでも、意見交換させてください。」



会員ねこさん

「ありがとうございます。私もすぐモヤります。
ハテナが沢山出てきます 。
パズルの表現も興味深いです。
がおーさんはそんな風に自分を組んでいくのですね。」



皆さんはどんな風にこのやりとりをご覧になりましたか?

私は、このやりとりに理念や講座のすべてがギュギュっと詰まっているような気がしたのです。


自分の意見や価値観を明るみに出す

相手の価値観に触れる

相手があることで、自分のカタチが鮮明になっていく

自分から見えていなかった自分の大切な価値観を見つける

その先に、
いろんな価値観、多様性を認めていく世界が広がっている

ただただ、在ることを認め合っていく

前提として、そこは安心できる場でなくてはなりません。
何か言われるかも
否定されたらどうしよう
笑われたら恥ずかしい
こんな気持ちが湧き上がる場では、自分の素直な気持ちを出すことはできない。

私たちはこのやりとりを通して、心温まる気持ちになりました。
お互いの意見を認め合えると、それだけで満たされるんです。


たとえ意見が違ったとしても。


今回許可をいただいて、できる限り修正せずに載せさせていただきました。

もしかしたら
もやもやしている人がいるかも
イライラしている人がいるかも
茶番だと鼻で笑う人がいるかも

どれもいいんです。
その感情の奥に自分が損なわれてしまった、大切な価値観があります
その感情に気がつくこと。


そこから、すべてが始まります。



わたしたちは自由に選べるんです。
どこに立つか、どこから見るか。



もしかしたら、思わぬ景色に巡り合えるかもしれません。





最後までお読みく出さり、ありがとうございました。



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