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居酒屋韓国 009.5 -小休止⑤ 必ず見ることができる景色-

【これは『居酒屋韓国』というエッセイ集の一つの記事になります。韓国で韓国人の友人たちとの交流を通して経験したことや知ったこと、韓国語についてなど色々と書き綴っています。(小休止は主に韓国語学習について書いています。今回は写真がメインです)】

 今回は私が韓国に行くときに、韓国から帰ってくるとき飛行機の窓から撮った写真を紹介しますね。
 大した写真ではありません。空と雲、時々見ることができる地上。写真にはそれだけが写っています。それらは、私が韓国に行くときに、韓国から帰ってくるときに必ず見ることができる風景です。
 これらの写真は、つまらない写真家もしれません。でも私にとっては、いろいろな感情を呼び起こしてくれるものです。
 久しぶりに友人に会いに行く。飛行機に乗り込み、動き出すのを待つ。手を振って見送ってくれる飛行場の方たち。飛行機は離陸用滑走路へ。停止。エンジン音が大きくなり、凄い勢いで動き出す。あっという間に飛行機の前方が上がり、飛行機は離陸します。高度を上げながら旋回して行く飛行機から見える風景の変化は早いく、飛行機は雲の上へとアッという間に上がっていきます。そして、私の韓国で友人たちに久しぶりに会えるという期待感は、ドンドン高まっていきます。そんな時に見える風景がこの写真たちです。
 疲れた体をシートに上に置き、少しウトウトしながら窓の外を眺めます。眺めてはいても、頭の中は今回の渡韓であった友人たちの顔。食べたもの。飲んだもの。笑い声。初めて知ったこと。ちょっと失敗してしまったこと。景色は目に入らず、私は頭の中に集中します。そんな日本へと向かう帰りの飛行機。次第に疲れを実感し始め、少し寝ようかなと思ったときに目に飛び込んでくる風景。寂しさ、また行きたいという欲求。ちょっと複雑な思いを感じながら見るのが写真の風景です。
 大した写真ではありません。空と雲、時々見ることができる地上。写真にはそれだけが写っている写真です。それなのに、何故だか私の中に色々なものを呼び起こしてくれる写真です。そんな写真、風景を小休止として今日は紹介させてください。私にとって大切な風景たちです。


 自分にとっては大切な風景、写真ってありますよね。

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