『ゲームゼミ』ゲームを本気で語ろう

『カービィのエアライド』のシティトライアルは原初にして最も完成されたバトロワだった…

約20年前、私たちはよく誰かの家に遊びに行って、紫に塗られた正六面体のゲームハード、つまりゲームキューブに、その大きさに見合わない小さなディスクを入れて遊んでいた。 そこで今では顔も朧げな友と分かち合ったのは、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』という今なお愛される最速の2D闘争だったり…

モンスターハンターライズは「ワールド」を超えるかも ただしSwitch限定でなけれ…

待ちに待った『モンスターハンター』シリーズの最新作、『モンスターハンターライズ』。ロックマン、バイオハザード、ストリートファイターに次ぐカプコンの看板タイトルが、ようやくリリース間近だ。 その体験版がニンテンドーeショップにリリースされ、サーバーがダウンするほどの盛況ぶりだ。私も…

ぼくらはビデオゲームの中でさえ、わかりあうことなんてできやしない。

世界はひとつじゃない ああそのまま重なりあって ぼくらはひとつになれない そのままどこかにいこう 星野源『ばらばら』 ビデオゲームはよく現実逃避だと考えられる。何故ならそこで描かれる物語は、弱い子供が成長して世界を苦しめる魔王を倒すとか、ある英雄的な兵士となってテロリストを殺すといっ…

「2019年にGOTYは3本存在する」今振り返る2019年のゲームTop10

今更? 2020年も暮れという今更になって、どうして2019年のゲームを振り返ろうとしているのか?キーボードをこうして叩く私自身でさえ頭を抱えた。2020年には語るべきゲームがたくさんある、なのに何故今から2019年を振り返るのか。 ひとえにそれは、2019年があまりにも豊かだったからだ。 2019年は…

ゲームのリマスター・リメイク多すぎ問題 その原因は

2020年も残すところわずか。皆さんは『Cyberpunk 2077』で忙しいころ合いで、果たして今この記事を読んでいただけるかわからないが、今年もゲーム批評家であるJiniとして2020年のビデオゲームがどのようなものだったか総括したい。 毎年、恒例的に各ゲームメディアやアナリストたちはこの一年のビデオ…

世界で一番GOTYから遠いゲーム『CoD:BOCW』の揺るぎなき挑戦 キャンペーン…

たまに、どうしようもなくマクドナルドでハンバーガーやポテトを貪りたくなる衝動に駆られた経験はないだろうか。 マクドナルドはお世辞にもグルメな店ではない。良く言えば安心できるいつもの店、悪く言えば代わり映えのないファストフード。世界中に店舗があり、そして世界中の人間に愛される、だか…

ビデオゲームとジェンダー ー何故わたしは女性としてゲームを遊ぶのか

時として、ビデオゲームはあなたの素性を尋ねることがある。あなたの年齢は、性別は、肌の色は、顔は、肉体は、一体どうなっているのかと。まるで役所や銀行で重要な書類に記入するように、事細かに「わたし」というものを尋ねる。 ただし、役所や銀行と大きく異なるのは、それは何者かが勝手に決めた…

今遊んでも『デモンズソウル』は神ゲーなのか?PS5版の良かった点・悪かった点を比較

この一年はとにかくリメイク・リマスターばかりの一年だったが、大抵こうした20代後半~40代の「リタイアゲーマー世代」を狙い撃ちにした作品の打率は高いと思えない。単に、古いゲームが自分の記憶の中にある映像ほど面白くなかったのである。いわゆる、「思い出補正」というものか。 『デモンズソウ…

ゲームの表現規制は誰が悪いのか

『アサシンクリード:ヴァルハラ』はちょっと奇妙な表現があって、斧で敵を斬ると頭や腕がポンポンすっ飛ぶのに、なぜか血は全然でないという変な規制がかかっている。ここが一部でめたくそに批判され、Ubisoftが謝罪するまでになっているのだが、個人的には怒りというよりはシュールな笑いがこみあが…

ゲーム実況が「子供の砂場」から「大人の社交場」になる日まで

〆のラーメンが好きだ。まぁラーメンってだけで好きなんだけど。中でも〆のラーメンが好き。醤油ベースのさっぱり中華そばならいうことなし。アルコールの程よい酩酊状態のまま、さっきまで談笑していた友達と無言で麺をすするあの高揚感は、どうしてなかなか味わえない。 とはいえコロナ禍の今、悠長…