本の宣伝です
28日にKADOKAWAさんから発売された、
『ナゾ解きミステリー 読解ドリル 社会科資料室の事件ノート』
『ナゾ解きミステリー 読解ドリル 科学の不思議 事件ノート』
という二冊の本に、短編を合計6本書きました。
内訳は、社会に4本、科学に2本です。
こちらの二冊は、小学生の中~高学年向けです。
国語教科だけでなくあらゆる場面で必要となる「読解力」を、ナゾ解きで楽しみながらをつけていく読み物となっています。
しかも、「社会科資料室~」は社会科の、「科学の不思議~」は理科の、それぞれ教科書の単元知識が謎に絡んでくるという構成です。
つばさ文庫で人気シリーズを書かれている作家さんを始め、腕利きの素晴らしい作家さんたちが、素敵なアイデアと鍛え抜かれたテクニックを駆使して「文章を正しく読み取れば必ず解ける」短編推理小説を書かれています。
憚りながら、私もその末席に加えさせていただきました。
見開き2つで前編と後編に分けられた4ページ内で、社会や理科の教科書にある知識を絡めつつ、お話の展開と謎(しかも、読み取ればわかるタイプの)を組み立てる――というのは、なかなかの挑戦でした。
最初に「小学生の身近に起こった事件」のプロットを考えたときに、「せっかくだから、ジャンルやスタイルをなるべく変えてみよう」とか思いついて、「アメリカのTVドラマの探偵ものみたいの」とか「二十面相と対決する日本の探偵ものみたいの」とか、「手紙文だけのやりとりで展開するもの」とか、「眉村卓のジュブナイル小説みたいなタイムスリップもの」とか、色々とやってみました。
また、全くの余談ですが、これらの短編の中で、タイムマシンが出てくるお話も書いたのですが、この一本には「わかる人にはわかるネタ」がこっそり入れてあります。やらなくていいところで、しょーもないパロディを混ぜ込んでしまうのは、私の悪い癖……。
いや、いかに読解力に優れた小学生でも、このネタには気づきますまい。限られた一部の大人だけが、何かの拍子に目にしたとき「あ、そういうこと。バカだね」と思ってくれればそれでいいのですから。
閑話休題。
「ドリル」とあるように、本文の下にはどのくらい読み取れたかを試す、設問が用意されています。
本文末に出されている「謎」に答えるのが最後の問題で、そこまでにも文章の内容を整理して理解を補助したり、社会や科学の知識を補完する小問がある感じ。
さらにすごいのは、全てのお話の本文が声優さんによって朗読されていて、スマートフォンやパソコンで聞けること。これはたまらんです。
国語の聞き取りテストも、こんな感じだったらいいのに~。
というわけで、小学生のみなさんにおすすめです!
よろしくです!
テキストを読んでくださってありがとうございます。 サポートについてですが……。 有料のテキストをご購読頂けるだけで充分ありがたいのです。 ですので、是非そちらをお試しください。よろしくです。 ……とか言って、もしサポート頂けたら、嬉しすぎて小躍りしちゃいますが。