いづものいつも

【筆者紹介】三加茂けいすけ。1986年、島根県出雲市生まれ。出雲→早稲田→出雲→神楽坂…

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【筆者紹介】三加茂けいすけ。1986年、島根県出雲市生まれ。出雲→早稲田→出雲→神楽坂→出雲。日本酒が好き。1歳の娘の父です。

最近の記事

多文化共生と文化政策

最近のニュースで、共同通信社の消滅可能性自治体に関する記事が目に止まりました。 記事によると、民間組織「人口戦略会議」は、2020~50年の30年間で、子どもを産む中心の年代となる20~39歳の女性が半数以下となる自治体は「消滅可能性」があるとした上で、全体の40%超の744自治体が該当するとのことでした。 正式な報告書のリリースは、4月24日になるため、詳細はわかりませんが、最近人口減少に関する発表が多く目につくなったような印象です。 日本の総人口が減少する一方で、日本の

    • 人口減少社会を痛切に感じたこと

      大変久しぶりのnote更新です。 久しぶり過ぎて、なかなか筆が進みません(笑) この3月まで市役所の高齢者福祉に関する部署で仕事をしていました。 主に高齢者福祉施設(デイサービス施設、介護予防施設など)の管理を担当していたのですが、人口減少社会の到来を痛切に感じたことがありました。 出雲をはじめとして、中山間地域で多くみられるのが、子供の減少による保育施設や小学校の統廃合。複数の保育施設や小学校が、通園・通学する子供の数が減少してしまったこと、市町村合併の影響などにより、

      • 産後パパ育休の目標設定とふり返り

        今日は、産後パパ育休の目標設定とふり返りをお伝えしたいと思います。 産後パパ育休を取得するにあたって、一連の体験記やブログを読みましたが、明確な目標設定とふり返りをされているものは少なかったので、少しでもお役に立てればと思います。 1 産後パパ育休の目標設定私が取得した産後パパ育休は、2月20日から3月17日までの約4週間。 子供が生まれてから、丁度1ヶ月のタイミングでした。 この産後パパ育休の取得をするタイミングで、普段暮らしているアパートに妻と子供が帰ってきて、親子3人

        • 産後パパ育休を取得してみた

          こんにちは、ミカモです。 今日は、娘の出生にあたり、産後パパ育休を取得したお話をしようと思います。 【目次】 1 産後パパ育休とは 2 私の取得実例 3 総括と反省 1 産後パパ育休とは (制度の概要) 産後パパ育休は、2022年の育児・介護休業法改正に伴い、従来の育児休業とは別 に新たに設けられた制度です。 この産後パパ育休の新設により、従来の育休取得に加えて、子供の出生後8週間以内に4週間まで休暇取得が可能となりました。この産後パパ育休は、一気通貫で4週間まで取得し

        多文化共生と文化政策

          【出雲の名店①】親子三代続くおでんの名店 五郎八

          寒い冬の季節、出雲で行きたくなるおでん屋さんがあります。 その名も、「五郎八(ごろっぱち)」 席数はカウンターのみ10席程度と、 大きなお店ではないですが、人情味あふれる出雲の名店です。 寒い冬の時期に食べる、 アツアツのおでんとおでん鍋でつけた熱燗が相性最高で いつもこの時期になると来てしまいます。 このお店の最大の魅力は 大将(息子さん)と、そのお母さんの絶妙なトーク。 なんとも心地いい接客で 店に入った違うグループの人もお一人様の人も、 カウンターで一緒に飲んでい

          【出雲の名店①】親子三代続くおでんの名店 五郎八

          柳宗理と山陰

          この週末は、島根県立美術館で開催されている、 「柳宗理デザイン 美との対話」に行ってきました。 私が住んでいる出雲市には、 出西窯という、深みのある青色がとても綺麗な器を作る窯元があります。 私は、この出西窯のお茶碗を使ってご飯を食べているのですが そのお茶碗が、柳宗理のディレクションシリーズだったこともあり 柳宗理には、以前から関心がありました。 今回の展示には、 柳が手がけた体重計や器から、 家具や公共デザインまでの写真や作品が展示されていました。 もちろん山陰ゆか

          柳宗理と山陰

          旭日酒造 もと摺り体験記

          先週末に旭日酒造で、 伝統的な日本酒造りの方法の一つである 「もと摺り」を体験してきました。 「もと摺り」とは、桶に入れた蒸米と麹を 櫂棒(かいぼう) ですり潰す、伝統的な日本酒造りの方法です。 2人1組でペアを組んで、1回3分のもと摺りの作業を、1日に3回行います。 ちなみに、旭日酒造では11時、14時、15時の合計3回でした。 体験してみて面白かったのが 麹の発酵によって、蒸米の硬さが、それぞれの回で変わるんです! 1回目が、お米が一番硬く、かなりの力がいったのですが

          旭日酒造 もと摺り体験記

          いづものいつもを紹介していきます

          「いづものいつも」 数年前に、受講したセミナーで出たブログのコンセプトです。 出雲というと、出雲大社、神話の国といったイメージが想起されますが 出雲の日常の光景を、地域に住む一個人の目線で紹介しできないか。 この想いから本連載を立ち上げました。 本連載では、出雲で生まれ、出雲で暮らす、私の目線から 出雲の食、暮らし、風景などを切り取って 四季折々の自然とともに、紹介していきます。 写真は、神在月に八百万の神々が降り立つ稲佐の浜。 出雲大社の神職による神迎えの神事が行われ

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