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産後パパ育休を取得してみた

こんにちは、ミカモです。
今日は、娘の出生にあたり、産後パパ育休を取得したお話をしようと思います。

【目次】
1 産後パパ育休とは
2 私の取得実例
3 総括と反省


1 産後パパ育休とは

(制度の概要)
産後パパ育休は、2022年の育児・介護休業法改正に伴い、従来の育児休業とは別
に新たに設けられた制度です。

この産後パパ育休の新設により、従来の育休取得に加えて、子供の出生後8週間以内に4週間まで休暇取得が可能となりました。この産後パパ育休は、一気通貫で4週間まで取得してもいいですし、2回までは分割して取得することも可能です。

(育児休業も分割取得が可能)
また、育児休業も従来は分割取得できませんでしたが、2022年の育児・介護休業法改正に伴い、分割して2回取得ができるようになりました。
2022年からの産後パパ育休と、育児休業(分割取得可)の取得のイメージは、次のとおりです。

【産後パパ育休の取得イメージ】

【出所】https://www.mhlw.go.jp/content/11911000/000977791.pdf

2 私の取得実例

(取得期間)
私は、妻の出産日が1月20日だったので、妻の里帰り育児が終わって、我々のアパートに戻ってくるタイミングで3週間取得しました。
期間は、2月20日から3月10日まで3週間。

(産後パパ育休を活用した感想)
産後パパ育休を、取得して良かった点は次のとおりです。
① 育児家事の負担を夫婦2人で分散することができた。
② 集中して育児に取り組むことで、育児に慣れることができた。

産後パパ育休取得前は、①を意図していた部分が強かったです。
実際のところ、育児での妻の体力気力の消耗は相当だったので、ふたりで負担を分散化できたことは、大変良かったと思います。

②については、実際に取得してみて気がついたことです。
娘が第1子ということもあり、私は赤ちゃんの抱っこも初めて、オムツ替えも初めてという状況でした(というか赤ちゃんという存在にそもそも触れた記憶がない)
3週間というまとまった時間を娘と一緒に過ごしたことで、娘という存在に慣れることができましたし、抱っこも初めて、オムツ替え等を相当の回数、集中して取り組むことで、新米パパなりに自身がつきました。

3 総括と反省

産後パパ育休を取得して、娘の育児にコミットした経験は、育児に対するスキルアップ、そして家族の絆を深めるうえで、大変貴重な経験になりました。
そのうえで、これから産後パパ育休、そして育休を取得する方にお伝えしたいのは、「産後パパ育休と育休の取得スケジュールを立てたうえで職場と取得の交渉をすること」です。

私の職場の場合は、3月、4月が繁忙期で人事異動もあるため、上司と育休取得の面談をする際に、「産後パパ育休は2月末頃から3週間取得する。育休取得は人事異動の可能性もあるため、復職後に相談する」と伝えました。(私は4月異動の可能性が大いにあり、新たな職場環境での業務スケジュールが全く見えませんでした。)

結局、2023年4月の人事異動はなかったのですが、自分が不在にしていた間に仕事を肩代わりしてもらい、奮闘してもらった同僚を前にすると、「再度育休を取得します!」とあからさまに言いにくいのが現状です。。

2022年の育児・介護休業法の改正前は、そもそも育休を分けて取得するという概念自体がなかったので、「分けて育児に関する休業を取得する」というアイディア自体が浸透していない職場がほとんどだと思います。
これから育児休業の取得される皆様におかれましては、産後パパ育休、育児休業の分割取得という選択肢を、家族で十分に検討したうえで、それぞれ休暇制度の取得スケジュールを事前に職場に対してコミットしておくと、業務調整や引き継ぎがスムーズに進むと思います。

育児休業制度も、利活用がしやすいように改正されています。
本稿が、皆様が大切な子供、家族と過ごす時間を作る一助になれば幸いです。

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