自分の貢献を過大評価し、他人の貢献を過小評価する「責任のバイアス」
「明けましておめでとうございます。」
喪中のため新年の挨拶は控えさせてもらっているのですが、仕事始まりの新年の挨拶は「おめでとうございます」言われたら相手は喪中だとは知らないので、普通に返しちゃっています。
さて、今日から仕事が始まったのですが、初っ端から上手くいかいない事もあります。
今日は思い込みのズレから生じるコミュニケーションエラーについて少し書こうと思いnoteにログインしてみた。
何というか仕事が終わっていなく、やる事はあるのですが、ちょっと気分転換しないと効率も悪くなるのでnoteを開いてみたという感じです。
▽「自分が思っている貢献度」と「他者からの期待度」には大きなズレがある
「このくらいはやって欲しい!」
「いやいや、今までこんな貢献をしてきた!」
こんな心理的な不一致から人間関係に歪みが生まれることが多々あります。
今日はそんな事があった1日で、少し前に読んだ「GIVE&TAKE」にはこんな事が書かれていたのを思い出しました。(以下)
この質問に対して仮に自分が全体の55%やっていると主張した場合、その主張が正しければ、あなたのパートナーは45%(合計で100%)と答えるはずです。
しかし、実際はある心理学者が発見したところ、多くのペアが合計で100%を大幅に超えるという結果になったようです。
これは、特にテイカー(自分が受け取ることを最重視する人)が犯しやすい誤りで、自分自身をよく見せたいという思いが原因のようです。
それともう一つの要因として、「受け取る情報量の差」があり、人間は「他人がしてくれたこと」より、「自分がしてあげたこと」の方が印象が強く、より多く情報を手に入れるようです。
▽人事評価(査定)時に「責任のバイアス」は起こりやすい
このように人は「自分の貢献を過大評価し、他人の貢献を過小評価する」ものです。
この「責任のバイアス」は会社での人事評価や給与査定時に不平不満を招きやすいと感じています。
「これだけやっているのに評価されない」
「あの人より自分の方が評価が低いと感じる」
などというように人事評価に疑問を抱いた経験は誰でもあると思います。
そんな不平不満から仕事に対するモチベーションが下がり、会社を退職するという結果を招いてしまうことだってあります。
▽相手がしてくれたことに注目できているか?
大事なのは「責任のバイアス」を知り、自分自身がやったことの自己評価をする前に、相手がしてくれたことに注目する。
実はこれができないと、お互いに信頼関係を構築する事ができず、認め合う事ができなくなる。
そうなるとちょっとした不一致が大きな溝となってしまう。
一度深まった溝を埋めるには、埋めるための相当な土(信頼)が必要になってしまう。
うまくいかない時は自分に向けて、うまくいっている時は周りに感謝できる人になれているか?
そんな人が多い職場は「心理的安心感」が高まり、学習意欲も高まって、より新しいことにチャレンジができるようになるのです。
う〜ん、この絡まった糸をどうやって解すか。。
今日はそんなことを考えた1日でした。
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