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128 第一志望のアメリカの大学から、合否通知が来た!

発表通知はメールで。


娘が一番行きたかった大学から、メールで発表の知らせが来たのは、3月の初めのこと。
それまで数校から合格通知はもらっていたものの、十分な学費免除額ではなかったので、進学できそうな大学はまだ見つかっていませんでした。

さあ、いったい吉と出るか凶と出るか。
これが最後の頼みの綱だったんです。


娘がパソコンの前に座って操作し、私は後ろに立って見ていました。

メールのリンクをクリックし、ウェブサイトにログインすると、一面が大学のテーマカラーの画面。
「Congraturations!」だったか、「You're Admitted!」だったかの文字が出て、アニメーションで紙吹雪が舞いました。

一瞬信じられませんでしたが、娘とともに、
「合格!? 合格だよね??
やったー!!!」。


それは、地方の小規模なリベラルアーツ・カレッジですが、レベル5の名門大学でした。
映画専攻の教授陣や授業内容が充実していて、真新しいスタジオや編集室、試写用の劇場までを備えた本格的な施設を持つ、娘が学びたかったことが学べる大学なんです。

志望校を選んでいく中で、娘は「この大学が一番いい」と願っていましたが、何しろレベル5。
特別優秀でもない娘には、まず無理なんじゃないかと私は思っていました。
それが、そうじゃなかったんです。


学費はいくら?


そして、一番心配だったのは、学費の免除額。
通知を見ると、授業料と寮費(家賃や食費などの生活費)、保険料などすべてを含め、支払わなければいけないのは約12,000ドル。

そのうち2,000ドルは、ワークスタディーという形で、娘が大学でアルバイトをして支払い、親は約10,000ドルを支払えばいいよう。

なんと、8割以上、9割近い学費を免除してもらえたのでした。


「アメリカの大学に行きたい。」
という夢を持ったのは、娘が小学校2年生の時。
その夢が、9年をかけて本当に叶うことに。

娘は大喜びとともに、ここまで様々な努力をしてきたことが報われて、ほっとしていました。


私たちだけでなく、応援してくださった校長先生をはじめ、学校の先生方も大喜び。
さらに、第二の家族や先生たちであるアメリカのホストファミリーや留学先の学校の先生たちにも報告し、祝ってもらえました。

本当に、この合格は娘に関わってくださり、応援してくださったすべての方のおかげだと思います。


なぜ合格できた??


それにしても、なぜレベル5の名門大学に、そんなに優秀でもない娘が多額の学費を免除してもらえて合格できたのか、正直本当に謎でした。

合格できたわけがわからない。
ほんとなの?
何かの間違いじゃないのかな?
ってしばらく信じられなかったぐらいです。

娘のGPAは一応3.7を上回っていたけど、この大学の受験者はほぼ4.0に近い成績のはずなので、成績優秀だからというわけじゃもちろんない。

そして一応映像作品のポートフォリオは提出しましたが、特別すごい出来ではないし、ポートフォリオがそんなに重視されるわけではなさそうなので、才能が認められてというわけでもない。


わけがわかったのは、入学してから。

その理由は、
「え、そこか!!??」
と思うような、意外なものでした。

次回、有料記事になりますが、まとめてみますね。


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