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発達障害/ADHD として生きること

始めに、これはどこまでも前向きで挑戦を続ける人間のサクセスストーリーです。少し暗い話から入りますが、この暗い話の前後には、前向きに生きる人間のちょっと変わった実話が入ってきます。それについては追って載せていきますので、少しだけ楽しみにしてもらえればと思います。ではまず、ターニングポイントの話から入ります。

45歳まであと2ヶ月というところで、頭がおかしくなった。
何も覚えらられなくなった。人の話すことが何も頭に入ってこなくなった。絶えず物を無くして探していた。やらなければいけない仕事が頭の中に湧水の如く溢れてきて、一つの事をできなくなった。周囲の音が耳に入ってきて全く仕事に集中できなかった。頭の中がグチャグチャだった。文房具、鍵、携帯、鞄、服、手帳・・・毎日毎日無くした物を探す中で、次のやることが溢れてきて、探していることすら忘れて次の事をしている事に気付いたとき、病気を疑った。

若年性の何かを疑い、病院に行き、診察。血液検査と頭のMRI。異常はみられなかった。それでも頭の中は相変わらずグチャグチャだった。「絶対におかしい」という確信だけが自分を突き動かし、ネットで同じような症状がどんな病気にあるかを調べに調べた。そして見つけた。ADHD。発達障害のカテゴリーに入っていた。
すぐに専門のクリニックを探し、予約をして診察。数問のセルフチェックシートをし、脳波の検査をした結果、先生から典型的なADHDだと告げられた。

自分で答えを探して診察しておきながら、にわかに信じがたかった。そして再度セルフチェックシートの結果を見ながら説明を受けた。問診は5段階の自己評価。ほとんどの項目が自分に当てはまっていた。それは子供の頃からよく指摘されていた「落ち着きがない」もあった。自分では真ん中くらいに評価した項目も、先生から噛み砕いた説明をされ、「こんな経験はないか?」と言われ、確かにそれは無意識ではあったが、間違いなく自分の行動の事だと気付き、真ん中くらいの評価から「該当する」に変わった。

そしてこの日が自分の人生の中の大きなターニングポイントになった。まさか長年誰も助けてくれず付き合ってきた私の中の暗黒、過眠症までもが絡む事態になるとは、この時は予想もしなかった。

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