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想いを言葉にすると人生が動き出す理由

~眠っていた「自分の神話」が目覚めるとき~

「世の中の基準に合わせて安心する人」と
「独自の基準で自分らしい世界を表現したい人」がいる。

実際はそんなに単純に分けられるものではないけれども、
生粋の後者は生きづらいことが多い。

このタイプは、アーティストとして確立できればいいけれども、そうでない場合、「自分らしさを表現する」ことに常に葛藤がつきまとう。

そして「独自性」を大切にしながらも、自分のそれを正しく(というと語弊があるが)理解してくれる人を切望する。

自分らしさ・創造性を大切にしながらも、
評価されようとして一般的な枠の中に身を置いて「理解されない」と葛藤したり、毒づいたりする。

言ってみれば、自作自演だ。

何でこんなことを書いているかというと、これは過去の私自身のことでもあるからだ。
(いや、今でもきっとそんなところがある)

2歳半で親に強制的にクラシックピアノを習わされた時からずっと、私は「きちんとした型」と戦い続けてきたと思う。

「枠の中にはまる」ことがとても嫌だった。

なぜ、楽譜通りに弾かないといけないのだろう。
この曲は、こんな風にすればいいのに。
楽譜を見ると、別のイメージが沸いてきてしまうのだ。
音と一緒に物語が浮かんでくる。
私は、音符の下に、独自の物語を書きこんでいった。

一度も褒められたことはない。

独自性を出すと、怒られる。
そりゃあそうだ。
クラシックピアノは、まず正確に楽譜通りに弾けることが前提で、その上で表現力が求められる。
守破離の守と破をほとんどすっ飛ばして「離」をやろうとしていたのだから。

どのピアノの先生も、私には匙を投げ、
最終的には、とある音大の教授に破門された。

「2度と顔を見たくない。僕の前に姿を現さないでくれ」

清々としたけれども、「独自性を表現すると理解されない」は刻み込まれた。

それから長い間、「自分らしい表現」を探し求め、
更にはそれが反転して、独自の世界とは真逆の「ルール」を司る法律を学び、「やっぱり私はルールの中で考えるのは向いていない」と35才で気づくまで、壮大な自作自演を続けてきた。

私は「自分は人と違うユニークな存在」と自負しながら、その道で生きることを、自ら禁じていただけだったのだ。

何のことはない。
自分を受け入れていないのは、他でもない自分自身だったのだ。

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◆人生を貫く根源的欲求を言葉にする
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私は遅ればせながら、35才でそのことに気づき、
独自の表現をし始めたら、人生は嘘のように好転した。

「自分の人生を貫く根源的欲求=独自の表現をして自分らしい世界を創りたい」を認識し、「書くこと」で、自分らしい人生のデザインが立ち現れてきたのだった。

性格分類学エニアグラムで言うと「タイプ4」に分類されやすいパターンだ。
そして、私の主催する劇場型ライティングを受講される方は、「4」の要素を持っている人が圧倒的に多い。
(基本タイプが4でなくても、最新理論トライタイプの3つの数字の中に4が入っている)

*以下、劇場型ライティング講座は「劇ラ講」と省略する。

劇ラ講を通して自分自身を受け入れ、次々と変態性を露にする受講生さんたち。
その中でも際立って「天才性」を発揮する1人が、くまぴーこと熊谷智道さん。
彼の文章は、独自の世界観を確立している。
(しかも、イケメン)

そのくまぴーが、昨日、私のコンサルを受けてくれた。
事前にいただいた相談内容を意訳するとこうだ。
「とある文章を評論してくれるグループで、全然評価されない。とはいえ、もし評価されたとしても、本心では嬉しいとは思えないと思う。では、なぜ僕はこのグループに評価されないことに心を揺さぶられるでしょうか」

くまぴーは、劇ラ講に落ちたと思いこみ、別のグループにも申し込んだ。
申し込んだ後に、劇ラ講1期に通ったことを知り、2つ同時にすることにしたのだった。

くまぴーの悩みに対する答えは、読んだ瞬間わかった。
この記事の冒頭から書いているとおりだ。

ところが、コンサルの前日、全く別の相談内容を送ってきた。
その内容は、今は明かさない。

その2件目の相談内容を読んだ時、私にはある閃きがあった。
「一見関係ないけれども、1件目と2件目の相談内容は根底で繋がっている」と。

最近、私はコンサル前に、1時間近くかけて、クライアントさんの意識世界が広がる設定をしている。
この効果は絶大で、コンサル中に、ポンポン質問のインスピレーションが降りてくる。
更に、コンサル中にクライアントさんが受け取れる情報の次元が格段に違ってくる。
ブレインスパをしても、別次元の気づきを得られるのだ。

なので、時間はかかっても、この設定は続けるつもりだ。

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◆隠されていた感情を見える化
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さて、コンサル当日。
コンサルの前に、私は遠隔で、写真を使って波動測定をする(と同時に、ブレインスパの機械も波動測定器と意識が同期するように設定する)。

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注:ブレインスパとは別名「ニューロフィードバックテクノロジーと呼ばれる機械で、脳の機能をその人本来の働きに戻したり、潜在能力を発揮できるようになったりする。私は波動測定器と繋げて遠隔で施術している
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その人の現状に影響している、隠されている感情を、波動測定は「見える化」してくれる。

いや~驚いた!
くまぴーの波動測定結果は、膨大な感情を出してきて、20ページ以上に及んだ。
多いからダメ、というわけではないが、一般的には「多いほど、心の奥に閉じ込めている葛藤が多いし、向きあうことがたくさんある」と解釈する。

このデータから、色々なことが読み取れ、
くまぴーの2件目の相談内容ともリンクしていた。
が、今回はこの2件目の相談内容については触れないので省略する。

「今日のコンサルで、根源的なことに向き合うのだろう」
それだけは確信した。

◆コンサルの冒頭で、私は1件目の相談内容の答えを伝えた。
私「くまぴーは、既に自分の世界観を確立しています。今更、世間の型にはまりにいくことに意味はないでしょう。自分の表現の立ち位置を再確認するために、1件目の相談内容を”敢えて”体験したのだと思いますよ」

納得するくまぴー。

私「で、相談の2件目なのですが。これ、1件目と実は繋がっています。劇ラ講で作成している、自分の存在理由ありますよね」
*注:”存在理由”とは、個々の生きる意味・コアをキャッチコピー風に言語化したもの

くまぴ「はい」

私「あれね。今のくまぴーに100%合致していると出ました。100%というのは、言葉と存在が完全に同化していて、もはや敢えて言語化するまでもないということでもあります」

くまぴ「あ~!わかります!自分でも、しっくりしすぎるな、と思っています。逆に、もうやることがないので、いつ死んでもいいと思っているくらいです」

ほらきたっ!!!

これこそが、2件目の相談内容とリンクしている部分なのだ。

私「ふふふ。今の発言に答えがありますよ。実は、今日のコンサル前に、私とくまぴーの意識を拡大する設定をして、事前にインスピレーションがきました。それはね、“山澤ひじきさん”に鍵がある、と」

くまぴ「え?ひじき君に??」

”山澤ひじき”とは、ここだけの話、くまぴーのペンネームだ。
(くれぐれも内緒に。くまぴーの前では知らないことにしておいてほしい)
ずっと昔から、このペンネームは決めていたらしいが、表現活動はしていなかったようだ。

劇ラ講の中で、その話が出てきて、
その流れで、つい最近「山澤ひじき」名で、noteに投稿もした。

私「そう。ひじきさんですよ。くまぴーの存在理由はバージョンアップする段階に来ているんです。今のままだと、仰る通り、ある意味、今の存在理由は全うしているので、死んでもいいくらいなんです。でもね、実はまだ生きる意味がある。それが”山澤ひじき”として表現活動をしていくことなんです」

くまぴ「あぁ……」

私「山澤ひじきとして独自の世界を発信していくことで、くまぴーの存在理由が次の段階に進むのです。今の存在理由は、くまぴーとしては100%合致している。でも、山澤ひじきの存在理由として調べると10%しか一致していない。つまり、くまぴーの未知の可能性は、山澤ひじきが握っているんですよ」

くまぴ「なるほど……」

私は段々と興奮してきた。
核心に迫ってきているのをヒシヒシと感じるのだ。

私「だからね。今日の本当のテーマは、山澤ひじきさんの根源的欲求を言語化することなんですよっ!!!」

くまぴ「ひぃ~~!!!」

私の声は、いよいよ熱を帯びてきた。
(因みに、zoomで音声のみのコンサル)

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◆ヤクザに指図して悦に入る
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私「山澤ひじきさんの根源的欲求は、何だと思いますか?何をしたら彼は満足するのですか?」

くまぴ「えっ……考えたことがないです……」

(私の心の声)「そこだ~!そこを攻めるのじゃ~!!」

私「山澤ひじきさんってどんな人なんですか?」

くまぴ「えっと……気が小さいです。それだけしか……」

(私の心の声)「ズコ~ッ!!それだけかいっ!ここを掘り下げないと!」

このあたりで、私はたぶん、和田アキ〇が憑依してきたと思う。

私「気が小さいだけじゃないはずです。彼はどこに住んでいるの?」

くまぴ「えっと…海辺です」

私「海辺で何をやっているの?」

くまぴ「畑です」

私「で、気が小さい……と。でも意外な一面があるんでしょ。人は二面性があるものだから」

くまぴ「はい。アボガドの皮を剥く時は大胆になります」

私「アッハッハ!!それは面白い。山澤ひできは、どんな人がタイプなの?パートナーはいるの?」

私というか、和田アキ〇は質問攻めしているうちに、「ひじき」を「ひでき」と言い間違う始末。

くまぴ「あはっ。ひできって(笑)。ひじき君はゲイなんです。で、パートナーはヤクザなんです」

私「え?ヤクザと付き合ってるの?爆笑!」

くまぴ「そうです」

私「本当にヤクザなの?それともヤクザ風味なの?」

くまぴ「やくざ風ですね」

私「そっか。ヤクザとの関係で、ひじきさんはどんなキャラになるの?気が小さいんですよね」

くまぴ「いや、ヤクザの前では、ひじき君は指図しちゃうんです」

私「アッハッハ~!ウケル~。ヤクザに指図するんだ!」

くまぴ「そうです。ヤクザに指図して悦に入っています」

私「爆笑~!ヤクザは指図されて怒らないの?」

くまぴ「いや、むしろ喜んでいますね。結構そうされて癒される人いますよね」

私「あ~、よくエライ人が赤ちゃんプレイにはまるみたいな、ね」

くまぴ「そうです」

私「山澤ひじきというキャラクターが動き出した感じする~!ひじきさんは弱点あるんですかね?」

くまぴ「う~ん。何か怖いものがあるような……そう、鳩が怖いです。鳩胸で突っついてくるでしょ」

私「それ、ヤクザも似た感じでは?ヤクザは平気なんでしょ?」

くまぴ「いや、ヤクザはサングラスしているから、目を隠しているでしょ。鳩は目が怖いから…」

私「確かに……」

更に質問し続け、「山澤ひじき」というキャラクターが、かなり立体的になってきた。

よし。
ここらへんで勝負をかけようか。

私「さて。山澤ひじきさんの根源的欲求は何だと思いますか?」

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◆恐れていたものは生きる理由に転換できる
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驚いたことに、最初の同じ質問では出てこなかったのに、今度はスラスラと出てきた。

くまぴ「隠された目に見えないものを照らし…暴く…ですね」

私「なるほど!それで、鳩の目、ヤクザのサングラスなんですね。これ……事前の2件目の相談内容とも一致しますよね」

くまぴ「わ!本当だ……ビックリしました!」

私「山澤ひじきさんは、くまぴーに存在しているある部分を強調して拡大させたものでしょう。だから、山澤ひじきとして表現していくことで、2件目の相談内容が、山澤ひじきさんの人生の中で吸収されていくのだと思います。だから恐れる必要がなくなる。山澤ひじきとして表現していく中で、くまぴーの生きる理由が次の段階に進み、くまぴーの存在理由もバージョンアップするんです」

くまぴ「わ~~本当にそうですね!」

よし。
ここまで「視座が上がった」のであれば、次はブレインスパだ。

ブレインスパは、凄い機械だけれども、受ける前の「意識設定」「視座の高さ」で、受け取れる結果がまるで違ってくる。
これは昨年から数百人に施術していて確信している。

だから、ブレインスパ前のコンサルは必須だし、コンサル抜きでブレインスパだけ体験したい方は、私がやる意味はないので、お断りしている。
(ここでも、私の”独自性・私にしかできないことを追求する”が出ている)

◆そのブレインスパで、驚くことが判明した。
それは、くまぴーがFB記事で書いてくれている。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1135368336875421&id=100012067962410

因みに、ブレインスパ後、波動測定器で再度測定すると、20数ページに及ぶおびただしい数の「ネガティブな感情の波動」は、全て消えていた!
ブレインスパで、昇華されてしまったのだ。恐るべし…。

昇華された理由。
それは、「山澤ひじきとの関係」が、明らかになったのだ。
ブレインスパが終った後、その話を聞いて、私は鳥肌が立ってしまった。

でも、この話の核心を、この記事ではまだ書いていない。
2件目の相談内容と関係している。
その話は、くまぴーがまた記事にしてくれるらしいので、その時にシェアしようと思う。

根源的欲求を言葉にすることで、山澤ひじきという存在に命が吹きこまれ、意志を持って動き始めた。
そうそう。
くまぴーは「山澤ひじきは、自分のワンダーチャイルドだ」と気づいたそうだ。
コンサルをした日は5月5日。
子どもの日にふさわしい深い気づきだ。

自分の存在と言葉が一致すると、本来の人生の設計図が姿を現す。
シンクロニシティはそんな時に起きる。

~つづく、たぶん!~

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