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ちょうちんわん公がゆく
私は日本の東京都から星屑に願いを呟き見知らぬ地へと旅立った。
現地に到着して気がつくと私はなぜか犬だった。
そこで出会ったのは今までに見たことのない美しい風景。
想像の粋を超えた魔法のような異文化。
頭に付いた光るちょうちん。
見知らぬ地、まだ慣れぬ犬の体で感じる胸のドキドキが止まらない。
自らの頭から生えた珍妙なちょうちんで道なき道を照らし進みゆく。
それから向かうのは寧静とは正反対の旅路。
私の旅はとても困難だったけれども、沢山の経験ができた。
喋る梟と朝まで語り明かしたり。
泣いてばかりのウサギを守って走馬灯を見たり。
自称ライバルの猫には何度も喧嘩を売られました。
それは何にも代えがたい貴重な体験。
東京のみなさんおげんきですか?
私は今、わんこです。
見知らぬ地への旅は人を成長させてくれるのだと知りました。
もしも流れ星を見かけたら願ってみて下さい。
きっと、新しい世界が待っているから。
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